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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


【ゼルセルタ航空宇宙軍 統合参謀本部からの通信・・・】


「は?」


なんでそんなとこから連絡が来るんだよ?しかもいきなり。10分くらい前にメッセージを送ったとこなのに。まぁいいや、繋いでくれ。一体何なんだよ。



『こちら防衛担当、ピージャン・D 特殊特務大隊 第七大隊 大隊長。応答せよ』


ん?防衛担当?


「こちら第七だいt」


『大至急報告せねばならないことが分かったため、報告する。ドラゴンナバロニクスハウウェザー星系方面にて任務に当たっていた国境警備隊1隻と連絡が取れないことが発覚。すでに送られた座標とも一致する航路な為、確認を頼む。最近惑星同盟国家境界線を越えて侵入する不審船が多数確認されていたため、国境沿いをかなりの密度で巡回していたが、そのうちの1隻と連絡が取れないと、こちらに報告があって全権委譲の手続きをしていたところだったのだが、この分で現地入り第一号は君たちになると思われる。申し訳ないのだが、後続隊が到着するまで、君が全権を預かり、捜査・調査のすべてを任せてもいいだろうか?


全て、こちらに伺いを立てながらの作業となると、非効率かつ突発的事態になったときに危険なことになりかねないのでな。


それと、参謀本部議長ともすでに話したが、もしも敵国で殺意をもって攻撃してきた場合。貴殿の判断で戦闘の許可を出す。


もし、戦争に発端仕掛けていることが分かったのなら連絡が欲しい。エリアを絞らず、戒厳令をすべての惑星に出して、危険を知らせつつ、部隊を派遣するのでな。


取り敢えず、状況を確認してくれ。


以上だ』


「了解しました。現地到着後は速やかに全部隊の指揮権をこちらにいただき状況を把握しそちらに連絡いたします」


『頼む。


通信終了』





【なかなかに厄介なことになってきたな】


「まったくだ」


まさか国境警備隊からの連絡が途絶えていることも、かなりヤバい。こうなってくると現場到着と同時に戦闘開始になる恐れもあるな。


「大丈夫なのか?」


【どういう意味だ?】


まぁ、クロも気づいてはいるのだろうが。


「この艦で戦闘をした場合、持つのか?」


【8割の損害を与えられれば危ないだろうな。だが、そこまでの危険性は確率的になさそうだがな】




そう、危険性の確率的には無いだろうが、俺の勘では明らかにこの艦は戦闘に巻き込まれて、艦が壊れると予測出来てしまうのだが・・・・・。


【一応、壊れても大丈夫なように智也には常に宇宙服を着用して、いつでも避難できるように、艦長席を改良した脱出装置付きの席についていてほしい】



「それを言うなら、お前も俺の脱出装置に記憶媒体を移していつでも脱出できる準備はしろよ。艦長命令だ」


【艦長命令は少し、威力が足りないな】


「なら、大隊長命令を発令してやるよ。俺の席にお前も乗れ、相棒!」


【フハハハハ。了解したよ。智也】




その後、勝手にシステムを構築していつでも脱出可能な席が出来た。

そして、戦闘宙域だと思われるエリアに到達した。





「何もないな」

【艦の欠片すら見当たらない。周囲100,000kmに船籍すらないというのはおかしい】


そう言い残して、周辺領域への索敵モードに移行したクロをほっておいて、俺は次の手を考えなければと思い、思案する。




次の目標リストとしては、1.宙域での船体の捜索と発見。


これに関しては、戦闘ではなく事故などで艦から通信が送れなくなった状況だと推測した場合だが、それはほぼあり得ない。通常の宇宙空間では時たま起こる事故だが、ココは国境・・・惑星同盟国家の境界線エリア。毎回港に艦が戻るたびに、無駄なことを思えるくらいのフルメンテが実施されるほど、拠点設備も充実した整備保守施設なんだからな。

そうなると、2.次は何らかの理由でこのエリアから消え去った。という可能性になるのだが、それにしてはこのあたりの海は静かすぎる気がする。

最後の3.非加盟国家の侵略。


。。。。この展開だけは避けたいんだけど、そうもいっていられないかもしれないな。彼らを疑ってかかると、戦争が始まる可能性が大だからな。


戦争がしたい国や、そうしないと種族繁栄出来ないとか思っている国さえあるからな。どうするか、貿易航路でさえ、信用できないし。この惑星同盟国家誕生に彼らもかかわっていることは知ってはいるが、それにしてもどうするかな。

もう少し情報が無いと計画が立てれないな。










【智也、観測が完了したから報告するぞ】


「頼む」


あれからさらに数時間かかっての結果発表になる訳だが、今更ながら現状報告。


クロの調査中に参謀本部からの指揮権移譲につきこちらに集まってきた国境警備隊が俺の指揮下に付き、各方面を調査できるだけの人員というか、艦が集まったのでクロの調査にもさらに磨きがかかった。



そして、現在クロの調査内容を聞くに至る。


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