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伝承その壱
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それは、ヒトの目に見えない境界線。
それは、この世とあの世。
それは、こちらの世界か別世界か。
それは、交流しているのか交流していないのか。
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Ⅴ
それは、未来なのか?
それとも、過去なのか?
あるいは、・・・・現実、なのか?
誰が、全容を把握しているのか。
全容とはいったい何だったのか?
誰が知りえたのか?
誰が把握していたのか?
誰が、
誰が、、、
だれが、はあく、して、い、た・・・・・・・・。
誰も把握していなかった。
ちがう。把握できないほどの時間が流れていた。
ちがう。把握できる距離ではなかった。
ちがう。把握できていれば、滅んではいなかった。
そう、人類とは、話ができる存在で、意思疎通ができる者たちのこと。
彼らが、今も存在できる理由には、時代が、距離が、滅ぶことのない力が、あったからだ。
この時代、過去最高峰の滅ぶことのない力が存在する。
それは、何か。
なんであろうとも、得体の知れない何かかもしれない。
きっと滅ぶことは、ないであろう。
きっかけはなんだっていい。
あれはもう、そこまでやってきている。
すべての事象が交差する地点、それがもうすぐ、やってくる。
それは生物と言えるのか謎の生物の、1,000年周期の繁殖。
そのせいで、被害が人類に及ぶ。
それは遥か昔、遠く離れた星系が爆発四散した星々が、 10,000年の周期で銀河系周辺にやってくる大流星群の接触。
そのせいで、被害は惑星規模で。
(流星
それは100,000,000回の交差によって、始まる未曾有の・・・・・
(侵略
・・・・。
そう、この時、この場所から始まった、災厄の始まり、最悪の幕開け。
過去か、未来か、現実か、ユメか、真か、嘘か、本当か、
誰もその事実を知らない。
知っている者はいない。
だから残そう。
この世でただ一つの、確実に残る預言書。
警戒せよ。
時はもうすぐそこまでやってきている。
準備せよ。
危機は待ってはくれない。
立ち上がれ。
死にたくなければな。
伝承そのⅠ
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