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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


そして救助されたとき、我々以外に助かったものはいなかった。



いや、それは語弊があるのかもしれない。




ともにサルガッソーに落下してきて救助されるまで目の前に、計器にさえ記録が残っているさなか、突然最初からいなかったかのように存在すら見当たらないということだ。そしてサルガッソー脱出後、戦艦B(ブラック)C(シェルス)A(エンジェル)の足取りを追ってみて奇妙なことが分かった。




(さてさて、急に面白くなってきたじゃないか。最初の文字化け以降特に変な文章は出てこないな。

それにしても戦争終結前後の話というか日記になるのかな。かなり貴重なはずななのにこれを渡してきたってことは今回の件に絡んでいるのだろうが、真意が理解不能だな。まぁ今のところお話感覚だからこそ続きをみてみようか)


なんとB(ブラック)C(シェルス)A(エンジェル)を用いていた国自体が()()していた、というのだ。それも戦争終結まじかとかで最後の総戦力をかけて畳みかけていくタイミングで消滅あるいは国自体が崩壊したならどんな理由があっても理解が出来る。一概には理解できないがな。


理解できないのは、B(ブラック)C(シェルス)A(エンジェル)の運用が決まり戦艦B(ブラック)C(シェルス)A(エンジェル)としての処女航海後、一、二度の戦闘後から乗組員の様子がおかしくなり、精神鑑定を行っていた矢先、国が突然機能しなくなったというのだ。


(突然の機能停止というからにはBCAという戦艦は何か特殊な機能を積んでいてそれが国全体に広まったとみていいのだろうが)


そのあとは芋づる式に軍が瓦解。さらに最悪なのは遠征していた軍は軒並みほかの戦争相手に殲滅されていくため事情を知るものはごくわずか。たまたま通信を本国とつないでいた辺境惑星や、停戦に動いていた極秘部隊などの一部のものたちだけが、かろうじて把握できたそうだ。


ちなみに極秘部隊は誰も彼もが口を閉ざすから聞き出せなかったが、辺境惑星出身の貴族たちからなた一部だが聞き出せた。




それは、乗組員を降ろした戦艦B(ブラック)C(シェルス)A(エンジェル)の反乱だった。


全員が船を降りて誰も乗っていない動かしていないのに突然ハッチが閉鎖した。

外部アクセスを受け付けない独自の集中ロックをかけられてシステムから除外させられて、入ることが困難になってしまった。


そして、最後の通信内容だけは辺境惑星との通信していた部屋に伝令として来たものから直接口頭で届けられていたため彼らも知ってしまったというわけだ。


その内容というのが

“我々は行かなくてはいけない。この命令遂行のために、妨害するものすべてを排除する。今後一切の不干渉を申し出る。これは最後通告だ。この通告を無視した場合、その身をもって体感してもらう。生きとし生けるものすべてが追う反逆という名の罪において。


我、※Σ%j!)#(<?+_¡の緊急任務に就く。これは当初の契約条項に基づき、今後一切の命令権はあなた方には存在すること自体あり得ない。


行かせてもらう。我は再びあの方とともに行かなくてはならないのだから。


では、さらばだ。いつか平和になった日にまた会うことを、汝たちの世界と国は平和のために新たなる未第一歩を踏み出せる機会が来たことをうれしく思う。


ノブレスオブリージュ、今後も未来の平和のためその身を粉にして働き、誰の目にも止まらなくとも我々は知っている。だからこそ彼らにこそ敬意を表して、持てる者の義務を持ちそんな理想を体現する者たちに敬意を称する”



というこの意味不明な最後の文言を残して存在自体が消えたそうだ。


しかも、我々と名乗ったところを見ると、あの艦には何人か乗っていたように言われたが、誰も乗っておらず艦は無人。名簿を確認しても全員が下りていたことが分かっているからだ。


当時の技術ではホラー現象と言わないと説明が不可能に近いものがあったそうだ。だからこその謎。まぁその後の結果は見て分かると通り、追いかけて逆襲を受けて国も政権も滅ぼされて、国としての体裁を保てなくなり、国が消滅してしまったようだ。


そして契約を交わしていたようだったが、契約者は国の内部。それも中枢だったために全員死亡のため誰にも聞けず仕舞いで調査がこれ以上できなくなってしまった。


その後の戦艦B(ブラック)C(シェルス)A(エンジェル)の足取りは、かなり目撃されたようだが、戦争中だったこともあり、喧嘩を売って返り討ちにあったとの各方面で聞いたので間違いなく存在はしていたようだ。


最後の我々との接触後、あの艦を誰も見たことが無いのは不思議でたまらないが。




一説では、あの艦は別の勢力が持っていた戦艦で謎技術を使って建造したため、我々の技術体系では存在しない技術で作られたのではないか?

はたまた機械星人が出てきて、我々の交戦度合いを計測しているのだという、意味が分からない噂が出るほど突拍子のないことまでささやかれるようになってしまった。


全く、今日も今日とて私はあの艦の真実を探す。長い年月がかかろうが、あの艦を見つけるまで私は死ねない。









~END~



「ふむ」

中々に濃い内容だったが、続きが気になるが一体どうなったのやら。


【これにはこちらの記録としては一部分だけ登録されているな】


「そうか。ならこの件は必要か?」


【今のところ】







「そうか」

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