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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

「ん? 文章が急に途切れたぞ」

【本当だな。通信関係に異常は見当たらないな。


!? 智也!窓の外を見ろ。艦が、艦が!】




「オイオイ、どうしたんだよ。一体・・・・!? 消えて、消えていくだと!


おい、レーダー!状況はどうなっている!通信士!あいつとのデータのやり取りが途絶えた!確認してくれ!」


いきなりのことで艦長室に居ながらそう叫んだが、艦橋との通信はすでに切れていたため、艦橋と艦長室を繋ぐエレベーター(この場合、艦長席で全てを行えるように設計していたことが功を奏した形になった。艦橋とを繋ぐ蓋をはずして、叫べば事足りる。)その吹き抜けからもう一度叫んで調査をしてもらう。結果は?


『レーダーからは何も情報が・・・・ほんの数舜前には存在したイオリス隊長の艦が消失しました』

『観測班からの報告ですと、突然一瞬の青白い光が光った瞬間に船首側から消えて行ったそうです。まるで、ワープしていくように』


レーダーをずっと見ていたあるいはレーダー以外の機器を用いていた者たちでさえ気づかない異変。


『通信室からはノイズと、一瞬のざわめき音が届きました。これに関してはイオリス隊長の声ではないと、声紋鑑識からも確認が取れています』


彼らはこちらとの通信回線を何とか接続状態にしようと努力してくれたが、結果は散々だった。少しだけ表情が暗くなっていたが、今回のはこちらが悪いわけではないので、後でフォローするとしても、今回の件は一体全体何がどうなっているのやら。


「一体どうなっているんだ?まるで意味が分からない。が、通信室には今のノイズとざわめきは録音されているんだよな?」


『ハイ』

それでも一応確認のため、再度調査を命ずる。たぶん結果は予想通りになるだろうけどさ。


【どうするんだ?】


気まずそうに聞いてくるな、クロよ。周りが不安がっては上に立つものとしての自覚を持て。。。と言ってもやはりそこはAIか、まだまだこういうところを学んでもらわないといけないようだな。


「決まっている。解析をクロに頼む」

【了解した】


それに、やることはいっぱいあるんだ。立ち止まることは許さないよ。 


「観測班の見た光は映像その他に残せているかを確認後、クロに回せ。仕事を増やすようだが、クロの処理能力に期待する」

【人間ではないから、気にするな。これでこのあたりの星の観測と解析を頼まれたらさすがに無理だと、断ったがな】

「それは俺でも無理。絶対に容量が足りんだろ。処理能力の」



それにしても、厄介なことをしてくれる。行ったい何が起きているのか。。。。こればっかりは調査をしないとマズいな。


そういえば、イオリスの奴今回解析をしていたデータは送ってくれて・・・・このメール。容量がかなりあるな。


ダウンロードするにはかなり時間が掛かるが、何とかやってみよう。




























と思っていた俺が過去数時間前に存在していましたとさ。


こればっかりは予想外。イオリスの奴に連絡が取れない。


勝手に見ようとすればデータ破損しかねないし、無理にこじ開けようとすれば、ウイルスを流し込まれそうになった。まだ、最初の方だったためセキュリティソフトが仕事していたが、つまりもっとこじ開けようとすれば何が出るかはわかり切った答えになることは必須だ。





つまり、何があったかというと簡単でな。

イオリスの送ってきたデータは一般的には他人に見られないようにセキュリティをバッチリかけるんだが、そのセキュリティ解除コードを教えずに立ち去ってしまったためこの後の行動に大きく制限がかけられた。


これがもっとスマートに開封できていれば何とかなったかもしれないが・・・・。


それにしても、眠いな。むしろ今は夜間。深夜。就寝時間になるであろう時間なのにもかかわらず、艦橋には人がいっぱい。




それもそのはず、クロが言うには、ネット回線に接続した瞬間ウイルスをばらまくことになり大変危険ということで、クロに別のことを頼んだ。



簡易ではあるが、データを移すためのプラグ差込口とパスワード入力+OSのみ入ったパソコンの製作を依頼した。もしウイルスが発生しても、一度完全分解して溶解処理して再度組み立てを行い再利用できる優れものの開発を丸投げした。


開発製造は、専門の部署が有るから丸投げ。久しぶりにその名を聞いた人もいるだろう。かく言う俺も久しぶりに「あぁ、そんな部署あったな」とついいってしまうほどの開発研究部屋から出てこない。


SAMIDC班だ。


あの部署の人間にこの件を持ち出し、丸投げした。




1時間で550台手渡された。手のひらサイズにまで縮めた。と言われて、こんなしょうもない開発を振るならもっと大きなことをさせろと言われた。肩透かし食らった気分になった。


まぁそんなわけであたりが出るまで文字を入力していくことに。したのだったが、結末は何ともあっさりとしたものだったよ。なぜあんな馬鹿でも分かることをしてきたのだろうね。


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