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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


「というわけで、さっそくやってきました。未開地エリア」




【・・・・・・】

「『・・・・・・・』」


「・・・

艦長、そんなこと言っていないでさっさと調査を開始しましょうよ。それでも時間がたっぷりあっても調べつくせていないのに」


「わかった、わかった。悪かったって真面目にやりましょ、真面目に。


周辺の調査を実行する。調査用の観測器を投下しろ」


『了解』


まぁなんだ。今まではこう、行き当たりばったりだったが本来はコツコツとやるものだ。



観測データを収集して調査データを各班で確認。気になったところを再度調査し見つけた有力候補地をさらに分析し、実際に生存可能かどうかを割り出す。



ココで重要なことがある。



青い惑星なら水がたくさんあるように思えるが、実際は違ったりするから、観測器のデータで詳細な調査をして実際の物質を測定する。さすがにここまで詳細かつ高速度での調査には特殊な機械が必要だが、これについては俺は知らない。


ニールたちが開発した、何らかの特殊な機械としかわからん。


『・・・・・・・・・』



まぁそう簡単に見つかるはずもないからしばらくは放置しておいてこちらもやるべきことをやっていこう。






そう、溜まっている書類の山を片していこう。


【溜めすぎ】


・・・「わかってるよ、悪かったってさっきも言った!」


【仕方がないからこちらも手伝おう。溜まっている未読メールの確認くらいは手伝おう】


「頼む」









そして、時間は過ぎ






俺はようやくすべての書類に目を通し、サインをして終わらせた。


電子証明書を付けるだけとはいえ、しっかりと隅々まで見なければ不正や不備の見逃しでこちらに罰則が生まれてしまう。




クロはどんな感じかな?


【智也、かなり危険な内容が含まれているのを発見した】



・・・・は?

「?」


【私も最初ウイルスを疑ったが、電子証明書が付属されていたから間違いない。


これは特殊特務大隊所属第六大隊のイオリス大尉のものだ】







「はぁ」


【いいか、よく聞け。


以前我々に伝承を解読していると言っていた。それに関してはこちらでも保存されていた内容と合致することから正しいと分かる】


「そうか、それで?」


なにか真新しいことでも発見したのかな?


【ALL NEWS 0




これに聞き覚えは?】






んー。






「ない」


【この言葉は解読した一文に書いてあったそうだ。そして解読し我々に伝えようとしたところで何者かに一時的に拉致されたそうだ】


「!?」

大事の内容じゃないか!



「大丈夫だったのか!?」


【幸い、緊急性のある事件に発展はしなかったが、かなりキツメのことはされたそうだ】


「何があったんだ?」


気になるどころか、心配になってきた。


【どうやら、一時的な瞬間だけだったそうだが、真っ白い空間に拉致されてその後島に。そして最後には、ゼルセルタ航空宇宙軍のバッジを付けた人間に拘束されていたそうだ。だが、身元を確認した後に開放されてその後船にまで戻ってこれたようだ】


良かった。それにしても、あの隊長の勘でも気づけなかったとはな、一体全体どうなっているんだろうな。



「それで、どんな内容なんだ?」


【わからん】


「は?」


【口頭でしか言えないそうだから、今こちらに大至急向かっているそうだ】



「大事になりつつある予感」

【同感だ。勘などに頼らないAIである私にでも結果は見えているな】


「それで、島とは何なんだ?どこかの惑星に降り立ったならどこの惑星か言うだろうし」


【あぁ、事件性のある場所でな、犯罪組織の根城だったらしく捜査官たちが出張っていた時に突然現れたそうだ。その犯罪組織というのがな】


気になるな。クロがここまで内容を引っ張るなんて


『艦長!』


おっと、ビックリした。艦橋からのお呼び出しだ。


「なんだ、どうした?悪い知らせか?」


『なぜそんな悪い方向ばかりに決めつけるんですか?


第六大隊のイオリス隊長が直接こちらに来られてます・・・・・すいません。少々語弊がありました。こちらの艦の横に船体を固定して待機しています。直接艦長と通信で話したいそうです』


イオリスから直接。会って話せない内容となると、先ほどの件。



顔に傷でもつけられて困って・・・

『傷なんてないよ。ただ、勘が言うのさ。ココでは智也には会わずに通信をもって、口頭で述べよ。さもなくば私自身に危険が及ぶとね』




また凝った言い回しだ事。

「それで結果は?それと何があったんだ?」


『何が・・・・その件は今後も調査するとして、まず結果・・というには説明するだけの文字が足りない。解読は完全にはできていないから』


「(できていない。イオリスらしくない。彼ならきっと解読してくると思っていた。)それと、訂正が一つあるだろ、何が口頭で述べよ・・・だよ。相変わらずメールでの文章じゃないか」


【これはチャットというものでは?】


「確かに、そうとも言う」


『気にしない。それで、解析結果がある程度出たからあとは任せる。全てあなたに任せればあとは・・・・・・』



「ん? 文章が急に途切れたぞ」

【本当だな。通信関係に異常は見当たらないな。

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