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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「!!!! イヤよ!
なんで、私がそんなややこしいことしなければならないの!
怒るわよ、智也!陽平!琢磨!シチュー君!
あぁ、有紗さんは大丈夫だからそんな申し訳ない顔しないで。大丈夫このさ・・・この馬鹿四人は毎度のことなの。それにしっかりお灸をすえればすむのだから」
なんか巻き添えの人が一人いたようだが気のせいだ。あっそれに気づいたやつが項垂れている。反論して自分は違うといえばいいのに。・・・陽平が慰めて父さんが肩を叩いて首を振っているところを見ると、無駄だから諦めろと。かわいそ
「でも、私も賛同してしまった、一人だから」
可愛い!この申し訳ないって顔~。それと上目遣い!!あぁ、抱きしめたい!もうあの子の彼女なんだからいいのよね。いいのよね?ダメ?・・・・ならまず最初にお誘いすれば大丈夫なのよね。ね。
「なら、お礼・・・・お詫びに私と一緒にお風呂に行ってお話、しましょ。
四人は反省でもしてなさい!」
お礼とか言った時点で何を思ったかがわか・・・・・・
「智也!余計なこと思わない!正座して待ってなさい」
・・・・なんで分かるんだ?
【それで、今後の予定は?】
「惑星国家同盟の交渉役がもう間もなく到着する予定だから、合流次第、二番艦とともに皇地球に向かわせる」
【それで我々は?】
「地球政府からの協力依頼が来た」
【それは?】
「近隣宙域はゼルセルタ航空宇宙軍や冒険者たちが調べ上げたそうだが、それ以外の宙域において調査の終わっていないエリアに居住可能惑星が眠っている可能性が有るそうなんだ。昔からこの惑星は宇宙に進出できるだけの技術力を持たず、天体観測との二足の草鞋をしていたせいかもしれんが、そんなわけで天体資料は豊富らしい。彼らが水のある居住が可能かもしれないエリアで現段階で行ける場所を全て確認したが今のところ不作に終わっているそうだ。
だから我々が新たに向かって調査してほしいと言われた。まぁ銀河星系のすぐ隣はグランツフォーン星系の範囲でしかも、なぁ」
【あぁ。未開地エリアが広範囲に広がっているエリアになるからもしかしたら
という可能性を模索したいということか】
「だから、俺たちが二番艦の出発を見送ったら出発だ」
【了解した。準備を整えておく】
「なんだよ、急に。皆知っている顔出し」
【智也、役職としての顔合わせはしていないだろ】
「まぁ確かに」
【だからこそ改めて自己紹介をしてもらおうと思ったまでだ。それと交渉役も到着しているので合わせて自己紹介してもらう。
戦艦 蒼海
艦長職 兼務 第二小隊小隊長
クリスティーナ・セレス・V・ラングストン三等宙佐
副艦長
バジルーシュ・F・フォルスタイン一等宙尉
愛称:ティフィー
副艦長補佐
ティファニシア・アインクルード一等兵
航海長
フューリー・マーキュリー二等宙尉
航海長補佐
ダン・ルシアーノ軍曹
機関長
グッチェルトン・ヘルメキア・ガジャンケリー3等宙尉
惑星国家同盟加入担当 交渉役
グルジェツコ・VBサパス
以上が今回の主要メンバーだと思ってもらっていいだろう】
そう、クロが紹介してきた人物たちを改めて教えてくれたが、確かにお前こんな役職についていたのかとか、こんなとこに所属してたのかと思ったりもした。
「改めてよろしく。それと、貴殿が?」
「ハッ。改めて自己紹介させてください。惑星国家同盟加入担当部署で交渉役を担当させていただいております。グルジェツコ・VBサパスでず。なにぶん惑星国家同盟が設立されてから何年たとうが、新規加入が出来ない原因がわかってはいますが、どうしても最後の放棄関係が受け入れてもらえずに、交渉が保留またはなかったことになることが多いので、我々の立場は常に低いままですね」
確かに交渉担当の地位が低いのは知っていたが、それに関しては資料の読み直しをして理解している。
「軍事力の放棄又は吸収合併しての指揮権放棄ですね」
「ハイ。その件だけはどの惑星国家、星系国家でも受け入れることは出来ないと申されまして。
まぁ自国の防衛能力を消し去るようなことになるなら入らなくていいと思われているようですね。それに態度を保留又は交渉自体をなかったことにしたところで、貿易関係は継続できるのでそれはそれでいいそうですが」
そうなのだ。惑星国家同盟参加の絶対条件は、軍事力の放棄。指揮権の放棄にある。この二つの権限がかなりの権力者たちの間で必須とされてきていたからこそ今更それを放棄する度胸は無いのだろう。
ではなぜ惑星国家同盟は軍事力の放棄などというぶっ飛んだ行動に走れたかというと簡単なことだ。
過去の大戦の影響で、軍事力を持つからこんなことになったと実体験で理解したのだ。だが、もし同盟外で戦争が起きたときに対応できないことになったら大変だからと、ゼルセルタ航空宇宙軍という同盟国家が共同管理する組織が作られたが、その中でも生きとし生ける者たちの生活範囲向上を目的として、さらに民間人たちも積極的に行われてる居住可能惑星捜索を軍にも取り入れようと言われたのが、俺たちの特殊特務大隊発足だったわけだ。
っまぁこの話は置いておこう。
「それでも、軍事力の放棄で得られるものもあるだろうにね」
「まったくです。何も理解できていないのだけは分かりましたがね。
ですから、今回の交渉にはかなり可能性があるんですよ。なにせ




