表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
236/489

236

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

「・・・・」

【こうなってくると、監視場所はかなり限られそうだな。 


目標、我々の正面白色矮星を見た場合の位置から右方向に距離500,000kmのちてんに空白地帯を発見。そこに移動せよ】


「了解、副長」








「サンクス。クロ」

【こればかりはこちらが専門だからやるが、何をする気だ?観測したところで詳細な情報はすでに】


「この件は内密な話だが、すでに白色矮星の爆発した影響は把握されていたが、一部の上層部しか共有されていない項目であったせいで、公の場で危険な爆発なのでは?と言われてしまったから、早期に危険ではないことを裏付けして主導権を握るためのらしい。


あまり言いたくはないが、公にしたくないものはしないほうがいい。だが、武器弾薬の工廠となっている施設を一部の上層部だけが握っていたとはいえ、それを公の場で話されてしまったのなら対応しなければ、一般人が接触してきて武器弾薬を欲している犯罪者が近寄って来られても嫌だから、今回対応に踏み切ったことが今回我々に任務が回ってきた経緯だ。だから、危険ではあるが、他のどの部隊に頼んでも、確実な結果がもたらされないことを考慮に入れて考えると、うちが確実で、信頼性があったということらしい」


【悲しい現実だな。だからこそ信頼は重要であると同時に、危険な仕事を引き受けさせられる恐れもあるということだな】




「艦長と副長は何をこそこそ喋ってるんですか?移動しますよ」


「おう、任せた」

【お願いします】



それから数時間後・・・・


「爆 発し・・ました」


航海長以下艦橋に居る面々からの報告を聞きながらこう思った。



やはり情報通りの結果になったな。


だった。これに尽きる。


普通に星の爆発の影響は岩石などが飛んでくるが、この白色矮星は気体だからこそ飛んでこないんだろうな。それでも人体に有害な物質がバンバン飛んできていて少しでもこの戦艦の外に出てたらと思うと危険だな。宇宙服越しでも相当ヤバいだろうし、船体とシールドがしっかり仕事しているから何も感じずにいるが。



それに、有害物質が飛んできているとはいえ、ココの周りにある物はブラックホール。


何を言われたところで有害物質にかかわらずこの周囲にある重力によりよそに飛ばないとこが何よりも危険でないことを物語っている。これで吸い込まれる天体が太陽などのようなエネルギーをたくさん作っているような星であればかなり危険だったのだがな。白色矮星も本来ならその例に漏れないはずなんだが、現段階で解明されている白色矮星の存在する場所は、全てブラックホールのある吸い込まれる直前というか、末期にある場所で形成されるからこそ被害を受けないと上が判断したのだろう。



【詳細なデータは取れているな?こちらでも取っているとはいえ、目視での観察とデータの総合突合を行う上で必要なデータ収集になるからな】


「「『ハイ!』」」



うん。いい返事だ。この後の報告書ともらった資料とを突合させて完全一致あるいはちょっと違う結果が出たとしても、このまま報告せよと言われているからこのままいかせてもらうがな。




報告書を見た限り問題はない。完全一致していた時は目を疑ったがな。さすがにドンピシャの結果とは恐れ入るよまったく。どれだけの白色矮星消滅を観察してきて、その内部に工廠を建てようという立案と実行に移したことはスゴイことだけどな。








その後、このことを直接統合参謀本部に報告することを伝えたのち、命令任務達成を機に緊急性のある命令を解除された。


その後の行動目標を聞かれたので、地球に戻り部下との合流を果たすことを伝えた。





















さらにさらに、数日。実際2日ほどだったのだろう。


俺は寝てないから何日たったかなんて知らない。太陽系の管制エリアに到達したのち、24時間の待機を申し出て休息をとることにした。


この長旅の終端が見えてきたからこその休憩だった。


俺の旅はまだまだ続くが、この後に待っていることを考えるとすでに憂鬱なことが起こることは必須。



だから、寝かせてくれ。


起きたらこの後ちゃんとやるから。



「おやすみ」


『せめて、艦長室のベットで寝てくれ』


なんか、艦橋に居る面々に言われた気がしたが、しらん。


【寝たら、艦長室に放り込んでくる】


何か酷いことを言われている気がするがな。







~~SIDE 母~~

少し時は遡り・・・・



私は、クリスティーナ・セレス・V・ラングストン

この部隊の隊長は私の。。。。


「全く、いきなり大気圏突入中に消えるから何事かと思ったけど、まぁ無事でよかったわ」


「艦長、焦って管制に怒鳴りに行こうとしてましたもんね」


「だって、息子や旦那も乗ってるのに行方不明と言われたら、気が気じゃないわ」


それ以上に危険にさらされたであろう有紗ちゃんを思うと・・・・



「艦長。顔に、有紗さんが心配だと書いてあります」


「!?  隠し事よ。いわないで」



まぁ、それだけ私はあの子を気に入っているのだからいいじゃない。



それにしても、また厄介ごとを持ち帰ってきてる気がする。見つかったときは喜べたけど結局嫌な予感はそれ以上にあったし。イヤな物ね、信頼しなさい。大丈夫。あの子たちがこれ以上の厄介ごとを私に振る訳ないわ。


~~SIDE 母 END~~



その結末はどう考えても無理がある。





「!!!!    イヤよ!





なんで、私がそんなややこしいことしなければならないの!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ