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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「次の一文です」
・星の滅びの始まり
各宙域内で人の目に触れている場所にある星々は常々人々の目に触れているため違和感が有ったり少しでも違和感があれば調査されます。これにはゼルセルタ航空宇宙軍の方々の努力と確固たる信念のもとで行われているため、当たり前のように思ってはいけません。彼らの目的は安全と平和です。安全を重視するために調査を常に行い危険性があれば即座に対応してくれます。ですので人目に触れる場所は今回は大丈夫でしょう。警戒は必要かもしれませんが。
そして、ココからが重要です。彼らゼルセルタ航空宇宙軍の目にも耳にも入らない空間、思い当たる節があると思います。それは未開地エリア。ゼルセルタ航空宇宙軍の探索班や民間探索者たちが発見してくる、人の目に触れない場所・空間・宙域・存在しないとされている場所にある死んだ星。その発見が出来るか出来ないかで、災害規模の予測が出来るかどうかになります。
死してなお、最後の力を残した星が今はかなり危険性が上がっています。
そして、今現在もっとも危険なエリアが有ります。
グランツフォーン星系内に存在している未開地エリア。主に銀河星系に近い場所は普段から人の目に触れる機会のある航路宙域は今のところ問題はないと分かっています。
ですが、調査の手が入っていない場所は現在かなり危険なため、まず、グランツフォーン星系未開地エリアを中心に調査を行い警戒態勢をいつでも出せるようにに行動してほしいのです。
「そして教授はこの論文を発表するかはこの会議の結果次第であとは任せると言って、調査の旅に出てしまいまして、事情を聞けない状況なのですがこれで警戒しないとおっしゃるなら、実費で調査を開始します。一人でも助けれる命が有るのなら行いたいと思います」
(なかなかの意気込みだが、君に調査は任せられない。君に抜けられるとこちらの事務レベルが落ちる。よって)
「キミの意見は了承した。
たしかそのあたりに探索班が居た気がするな、すぐに調査するように命令しよう」
「ありがとうございます」
そして、現在に戻る。
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【確かにな、あり得る話だ。ではなるべく重力の引きが強い場所を避けて行けばいいと。
だが、ココはあまりにも星が無い。現在位置も見失いそうだ。かろうじて重力エリアの波動を感知できた場所が数カ所あるな。ならそれ以外に行かなければだな。
航海士に目標場所を設定して、そこに向かってもらうことにしましょう】
「それと調査依頼の件だが」
【確認が取れた。本部は別件で進めていた会議の内容が危険な災害の序章だと位置づけており、グランツフォーン星系の未開地エリアその中でもブラックホールが多数存在するエリアに置いて超新星爆発と同等以上の爆発を含む星が有るかの確認をしてほしくて、依頼してきたそうだが】
そういうことか。だが
「すぐに通信を入れろ。白色矮星発見。爆発迄残りわずか。繰り返して、連絡が来たら指示を打診しろ」
【了解した】
それにしてもかなりタイムリーな依頼だったな。超新星爆発は序章か、だったら今後どこかでこれ以上の爆発が数回起こる可能性も考慮に入れて行動しなければな。
だが、何から手を付ければいいのやら。
~SIDE ※※~
とある、通信が俺の元に届いた。そしてすぐに対処した。
「発、ハイスピア。宛、ゼルセタル宇宙軍。
こちらはハイスピアのベルです。白色矮星が急激な圧縮と放出が生じ、大変危険な状況です。絶望的状況ではないのではありますが、あと3時間で放出と圧縮が止まらなければ内部崩壊が伴い圧壊します。
非常に危険です。ですから救援のための救助艦をできるだけ早くお願いします。」
『発、ゼルセタル宇宙軍。宛、ハイスピア秘密工房。
秘密工房は廃棄しなければ危険ですか?
救援艦は2分前に離陸し、そちらに向かっていますがどちらかというと物資搬出用の艦ですので人数重視ですが、ご了承をお願いします。
なお、秘密工房の廃棄が決定した場合もしくは廃棄しなければ生き残れないと思う場合は対処をお願いします。』
―――
「それで、件の白色矮星は崩壊するのか?」
「するでしょう。あの星はかなり昔から使っていましたからね」
「廃棄、だな。最新の工房もすでに稼働間近なのだろう?
だったら早期に稼働を始めろ。供給を止めることは許されない。それは君も分かっていることだろう?」
「ハッ、わかりました」
全く厄介なものだが仕方がない。あの超新星爆発は私が目にした中でも一位になるくらいスゴイ物だった。
だからこそ、そんな危険な場所でないと出来ない作業があるからな。すぐに関係者との通信を切り行動に移した。そして、おそらく発表も必要だから資料の製作もしておこう。
それにしても、ついにパンドラの箱が開くときが来てしまったのか。私はそんなもの見たくはないのだがね。それ以上に今回の彼の報告書は厄介なものだったということか。私の胸にも響いてしまうほどだったし、あの方にも事の重要性を理解してしまうほどの脅威だったのだろうな。