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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


それとなぜ、調査依頼が送られてきたかも確認しないとな。

智也たちが調査依頼を改めて確認する、数時間前・・・・





「報告します!」


一人の男が、統合参謀本部の扉を叩き、とある調査報告書を提出した。



その男が調査報告書を机に叩きつけてから、真剣な眼差しで最初にこう告げた。


「今すぐ、調査隊を組織して確認を急がせてください!

説明はします。ですから確認して納得いただけたらすぐにでも!」


と、この男普段はこんなことを言うようなものでもない。冷静かつ客観的に物事を見る男として一目置かれていることで有名だった。この参謀本部の参謀たちでさえそれを認めていたからこそ、そこまで言うならと資料を見ることにしてみた。



かく言う私も確認のため配られた資料に目を通す。彼自身がまとめてくれているのか些か読みやすくはなっている。報告書―では、無くなっているな。相当焦っていたのだろう。少しばかり荒い文章と明確になっていない予測も書かれているがそこが重要だろう。彼の冷静で客観性の表れである文面がココには存在して居なさそうだ。    

本当に、厄介ごとなのだろう。


仕方がないので、もっとも重要そうな場所を切り出してみよう。

この報告書というか論文の切り出しを使って文面にまとめたようだ。そして何々・・・・。


____________

U.C.1813/8/8 超新星爆発

____________



この出来事に対して記憶に新しいことだと思います。

本案件に対して、再三警告を出していた()()が居たことをココに報告いたします。


()()。私には心当たりがある。この人物は確かに今回の件は序章だと言っていたが、信頼性が無いため軽い調査を命じていただけに過ぎないし、調査結果は芳しくなかったからな。だが、もしかしたら調査場所が悪かったのではないかと思う。次の一文が)


本来まず来ないであろう超新星爆発が起こると、一部界隈において預言者か妄想だと言われていた人物でしたので軍関係者たちの間では胡散臭がられていました。

(いえ、ちゃんと調査しました。)


それによって警告が届くどころか相手にされていなかったために今回の災害に対して関係部署に連絡ができませんでした。

(それに関しては申し訳ない。まさかあんなところで爆発するとは思いもよらなかったから調査してなかったんだ。)



「ふむ、なかなかにすごいことだが、そこまで警戒するべきことなのかね?ココだけを注釈して読んでも。普段の君ならもっと簡潔に書いているはずだが」


(確かに。普段の彼の文書書き起こし能力は桁外れ。これ以上ないほど納得できる文書を提示されるのに、今回はかなり粗い文章になってしまっているな)


「それに関しては、教授の論文が問題なんです」


(そうか、それが発表される前にこちらに連絡してきたのか)


「論文!?・・・差し止めできなかったのか?もう発表されてしまったのか!?」


「差し止めというか、提出はこの会議次第でかまわないと連絡を受けています。件の教授は自分の恩師でしたので、今回の災害後にこちらに連絡が来て論文を読ませていただいたので、大至急この件をココに報告させて指示を仰ごうと思った次第です。


ですが、論文の最後にこう綴られていたんです。“今回の超新星爆発は序章にすぎない”そうです」


(序章。物語の始まり、あるいは物事の開始を意味する言葉、か)


「何?どういうことだ?それこそ預言的な言い回しではないのか?」


「こちらをご覧ください。こちらは、ある程度はまとめておいたものですが」


(確かに、先ほどよりもよっぽどシンプルだ)




・特別警備警戒態勢

『災害級超新星爆発は急速に事態が悪化するため予測できない場合があることを留意すること』

災害の発生を予期し前もって対処にあたれた時のみ発令される星系内共通命令書


この共通命令書は今回発行されませんでした。なぜか、災害発生の時間があまりにも短すぎて警戒警報が発行できなかったためです。


そしてこの超新星爆発は序章です。


今後、どこかの星が滅びとともに宇宙が消滅する可能性すらあります。




「!? まさか・・そんなことになるとは。どうにか特定はできないのか」


「できません。ですが現在ある程度の場所は省いていいそうです」


「どういう場所だ?どこを警戒すればいい?」


「次の一文です」


・星の滅びの始まり

各宙域内で人の目に触れている場所にある星々は常々人々の目に触れているため違和感が有ったり少しでも違和感があれば調査されます。これにはゼルセルタ航空宇宙軍の方々の努力と確固たる信念のもとで行われているため、当たり前のように思ってはいけません。彼らの目的は安全と平和です。安全を重視するために調査を常に行い危険性があれば即座に対応してくれます。ですので人目に触れる場所は今回は大丈夫でしょう。警戒は必要かもしれませんが。


そして、ココからが重要です。彼らゼルセルタ航空宇宙軍の目にも耳にも入らない空間、思い当たる節があると思います。



「最近見返していたら、文章を作るときに居れていた自分への注釈がそのまま入っていたので削除しました。削除しても本文には一切影響はありません」


以上です!

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