表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
227/450

227

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



「それでも、俺には仕事が有るから大丈夫さ・・・・・ん?さすがにPOSTに郵便は溜ま」


確かに彼の郵便受けにはかなり以前から郵便物が抜き取られていなかったようで、かなり溜まっているが彼はその一番見える位置に突き刺してある郵便物のロゴを見て固まっている。一体何なのかはこちらとしては分からないが、どうやら彼にとってはかなり重要なことらしいことは見てわかる。だが、それにしても一体何なんだろうな、この固まりようは。喋りながら固まってるよ。




「・・・・・だ」


なんか、ぼそぼそと言うからよく聞こえなかったがかなり精神的に来ることが書いてあるのだろう。あれから郵便物に突き刺さっていた手紙を抜き取って、袋を破り中を見てからさらに深いため息をついているところを見るに、そうとうすごいことが書いてあるのだろう。


「悪い、なんて言ってんだ?」


確かに聞こえずらかったとはいえ少し、上から目線だとは思うぞ、陽平。


「首になったんだ」


「は?」



あー、もしかして無断欠勤ってことで会社を首になったのか。それならこちらとしては急いでいたとはいえ、申し訳な



「会社が倒産する可能性があったから、リストラ対象者には通知を送っていたらしい。拒否はできなくて、この手紙が届いた者たちは一律、首らしい。それと、俺が違う星に飛ばされた日に会社がこの手紙を出していた。






クソッ‼こんな事なら、ココに戻らず陽平たちと一緒に世界を見て回ればよかった!」




いや、それはダメ。正確には入隊試験をパスしたものしか入れないから、俺たちが口利きした養成所をパスしたら、誘えるくらいだ。だからどっちみちこの星に送り届けられてはいたさ。










「・・・・、ま。仕方ないさ。どうする?口利きしてやろうか?」


おい、いきなり無茶を言うなよ陽平!



「いいのか?」


そして、真に受けるな。京介!


「あぁ、俺の出身校なら年齢制限なしで予備入隊が出来るからな。今なら推薦状が使えるし」



・・・・あぁ、陽平の推薦状が聞くほどの養成学校か。なら任せるか。


「俺がまたこの部隊に戻ってくることはかのなのか?それ以前にこの部隊に配属してくれるように手配してくれるか?」



そういって急に真面目な話をしようとしている二人に艦に戻ってから話すように言い、俺たちは観光を再開した。まぁ、実際京介くらい雇うことも簡単だし、養成所卒業後に口出しして些か強引に部隊に引き入れることは出来なくはないが、現在俺の思い描いていることを考えるとそれでいいのか?と考えてしまったりしている。


というわけで、さっさと観光に戻ろう。











・・・・・。おかしいな。見て楽しむ観光スポットが無い気がする。


「これ、観光と呼べますか?」


【チラリと覗きにきたが、高い場所から景色を楽しもうにも地球以上の発展具合に近くにも遠くにも高層ビルが有るな。それと情報収集したところ、地球の倍くらいの頻度で地震などの災害が発生するせいで技術が発展。つい最近災害で死傷者が出たのが80年前で、家屋倒壊は5年くらい前に起きたが死傷者が出なかったそうだ。それくらいの予期ができているせいでこれほどの高度経済成長を成し遂げても崩壊することが内容だな】


見どころを聞いたが、観光するためのサポート要員が歴史的建造物という者はある程度あるにはあるが、そもそも戦争がほとんどない世界のため、城なんかの物がかなり少なくそれ以上に人材でいがみ合い、喧嘩の発展形が起こる前に事態を収拾していたため人材の消費が起こらず、すべてがいい方向に向いているから過去の遺物なんかはさっさと取り壊して、最新設備を入れたり、いいものだと分かったものに切り替える決断力があるので、いらないものはなくす断捨離精神もあったりする。そのせいで見るべき場所は、科学館や、テーマパークなど。観光=素晴らしい自然の景色を見る。にとどまっている。地球他、他の星々にある夜の夜景というのはこの星に関しては碌にない。理由としては、そこまでの電力の無駄を省いてよそに回す、節約するために充電設備が充実しているそうだ。だからこそ、こちらも宇宙から観測したとき灯りが少ないから文明が発展していないだろうと思い込んでしまったのかもしれない。ま、無意識だから許して。お願い。


といわけで、現在自然観光組と、テーマパーク組で分かれて行動を開始した。



テーマパークは例にもれず、どの惑星・星系にかかわらず系統としてはどこの世界も一緒だな。


自然観光の方はすごかった。

これ以上ないほどの景色だったと言わせてもらいたい。世の中のスゴさがココに濃縮されているのかと思えるほどだった。


そして、とうとう72時間が到達しようとしてきた。


つまり、彼らと一時的にお別れの時間が迫ってきたのだ。






「次来るときには俺たちも艦に乗せて行ってくれよ」


「無茶言わないでくれよ。ハイネ君」



ハハハと笑いながらゼス惑星組は冗談?を言い合う。それを俺はこう返す。


「なら、無茶な要求なんかせずにさっさと惑星同盟国家を締結させてくれよ」


と、彼らに対して些か無茶な要求だが、これは俺からあいつらへの挑戦状だ。


それを男前な顔で、

「おう」

「任せろ」


と、いう。さすがだな。







※~※SIDEα※~※

ちなみに、72時間みんなは何をしていたかと言うと・・・・




Drナグタとシチューそして、明日への希望を見出した京介と陽平は仲良く年中無休365日24時間営業している酒場へと向かっていった。

(正直置いていくか本気で迷ったほど、遅刻してきたほど浴びるように飲んできたそうだ。領収書が来ていたが、クロに頼んで廃棄した)



それ以外のメンバーはというと・・・

女性陣はファッション関係とデザート巡りだそうだ。

男性陣は大まかに二種類に分かれていて、機械関係とその他だそうだ。その他に関しては詳しく聞くと怖いから聞いていない。彼ら彼女らはちゃんと70時間以内に帰還してた。


艦に残っていたメンツは主に、

整備班。艦のメンテナンス。普段、他の隊員が居て作業できない場所とか、掃除を行ってくれていたりする。それ以外にも艦橋のメンテナンスだったり、食堂の掃除とキッチンの機械もののメンテナンスだったりととにかく艦の中のメンテナンスをしてくれていた。


機関科は、エンジン回り以外にも艦の外周のチェックとメンテナンス。砲塔などの武器などの調整をしてくれていた。本来は違う役回りだが、もともと武器などもメンテナンスするくらい好きなことらしい。それ以外にも戦闘機のオーバーホールも実行していてくれたりといろいろしてくれている。


何とも心強い。そんな彼らをおいて遊びに行くこのに違和感があって聞いてみたんだが、“上に居る者がある程度休みを取ってくれないと、部下が気兼ねなく休みが取れない!”って言われた。ホントかよって思ってたけど、言われるようになってきたのかね?




そのあとは吹っ切れたようにして、遊ぶことにした。

まずは、気になっていた案件である京介の件。。。

それに関しては解決したということにして、彼らと別れて俺は・・・・




俺は有紗と・・・・







デートまがいのことをして、楽しんでいた。

おぉ~有紗って、でけー。

何がとは言わんよ。何がとは・・・



「智也君!この大きなパフェにしましょう。私食べきれる自信が有ります!」

「まじか、全長60cm幅20cmのパフェ、食えるのか」

「今日はそのつもりでワンピースにしてきましたからね!智也君も一緒に食べれますよ!」


「お待たせしました。当店自慢の皇級パフェです」




「「デカッ」」


写真と違う物が来るのはよくあるが、これは違う。現物は一回り大きい気がする。


「んー。おいひぃです。よかったら、あーん」

「・・・・」

「どうしたんですか?智也君?あーんですよ。口開けて?」




と、終始彼女にされっぱなしでした。完食してたけど、9割彼女が食べてたね。






ホントに、大きかったよ。

パフェが。


※~※SIDEα END※~※






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ