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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


そういいながら乗降口に到達。警備兵が二名直立態勢で出迎えてくれる。まぁ艦長だからこそ敬礼してくれるんだろうな。そんなこともないか、彼らの任務はココの警備だから頑張ってと肩をたたきながら下船するため降下スロープに乗って大地に降り立つ。



最初、艦の着艦時に少し揉めた。理由は簡単で着陸用の固定足を設置して地面と船体を浮かして止めようかとも思っていたのだが、降り立つ場所を見たとき最悪、艦が傾き倒れる可能性があったためやめた。理由は、降り立つ地面がむき出しの地面だったからだ。それもアスファルト舗装や砂利舗装などでなく、どちらかというと芝系の舗装がされている。それでもきちんと管理されているものではなさそうだったからよかった。しっかりと手入れされているところをむざむざ壊しに行くことはしたくなかったからだ。


そんなわけで艦を降り、十分に艦を見学しているが、それでもまだ一面を見ているだけに止まっているだけの人物に、声をかけにいった。



「見ていて楽しいですか?」


「えぇ、十分に」


「そうですか」


これが、俺と宰相・・・祥雲との初めての会話になる。あの時の会話を思い出しても今でも笑えてくる。まぁ彼は今でもだいぶ若いのと、皇帝が「宇宙だ宇宙だ」。と抜かすせいで、彼も興味を惹かれて行ってしまった。しかも実際にそんな存在が目の前に現れてしまったのだから彼も興味深々になったことは仕方がないのだろう。


初めての邂逅後、もっと間近で見ないかと提案したところ、祥雲は様々な質問を行い見て回った。「これは我が国にでも再現可能か?」とか「これだけの巨体を作らなければ宇宙に出るのは難しいのか?」とか聞かれて、どう答えればいいのか考えていたが、最終的にクロが発した言葉が印象的だった。

「この船は元々実験機であり、本国でさえこの巨体はあまり存在せず、通常間はもっと小さいものです。それに宇宙に出るのに大きいも小さいも無いです。その国の威信で大きい船を持つ国も存在はしていますが、コストパフォーマンスのために運用は見送る国が多いですね。

作ったはいいが、運用コストを考えると置物の可能性が高い代物など何がいいのか理解に苦しみますが」


と、AIから見てみると作っておいて乗り回さないのは我慢ならないようだ。まぁ俺は知らんがな。



その後、皇帝を置き去りにしていたことを思い出して顔を青ざまていた。

誤って済む問題かわからないが、謝り倒すと言って謝りに行っていたが、どうやら謝って許してもらえたようだ。


許されるほど仲がいいのだろう。

仲のいい上司と部下にはどんなことが有ってもすぐに処刑などはあり得ないからな。その一部が見れたことだけでもこちらとしては幸先がよかったと思いたい。まだ人となりが分からないから信用は無いけど。




そして、皇宮に案内してくれるそうで案内を頼んだ。



そこには広い広間のような場所で俺たち3・・二人が歓迎を受けた。そして、謁見。


















はぁ、やっと終わった。


もうすべてを置き去りにして・・・・帰りたい。



【・・・・すごいことを言っているが、どうした?】



「あの皇帝陛下、すごかった」


【有紗殿?】


「えーと、副艦長は確かあの場所では」


【無力でした】


「ハハハ」


・・・あの交渉の場では本来、副長であるクロがやってくると思っていたんだが、まさか通信妨害を謁見の間に設置されていたとは。気づくべきでした、ハイネ達も居るこの惑星には彼らが持ち込んだであろう最新設備とまではいかなくても、防諜設備くらいは整っていたとは。



完全にこちらが下に見過ぎたことが原因かもしれないが。



「全てがこちらの思惑通りにはならなかったな」


【どういうことだ】


「ゼス惑星の技術が謁見室に所狭しと置かれていた。防諜システムが構築されていた謁見の間・秘匿性の高い防犯カメラ・セキュリティを強化してた。この世界の技術以上の技術力だった。予想してなかった」



【彼らを、なめすぎたと・・宇宙に出たいがために相手の技術力を吸収しまくっていたと】


「すまん」


確かにこちらがこの惑星に到達したとき彼らが俺たちの艦を発見したことが分かっていたこと、宇宙に出るための技術が無いだけで、索敵システムは完ぺきだったことを考慮に入れていなかったことが敗因かもしれないな。



そのせいで、・・・・





「アハハハ、まぁ惑星同盟国家加入が決まったということでヨシとしましょうよ。艦長ッ!!」


【押し切られたのだな】


「ハハハハハ・・・・あぁ押し切られた。だからこそもう、当初の予定通りに事を決行することに決めた。この場で宣言する。今この時より皇地球が惑星同盟国家に加入するための行動に入ることを宣言する。加入する場合の内容は交渉担当達に一任。今後72時間以内にこの惑星からゼルセルタ航空宇宙軍に緊急通報できる宙域内に移動し、事態の経過報告と今後の対応を全て丸投げにする。ただし、担当者が到達するまでの間はこちらの一時交渉担当者が対応する。一時交渉担当者の名は、

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