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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
60秒前
【さてさて、そろそろ発射だな。期待しているよ。外との交易と私も旅行してみたいからね。そろそろ通信を管制室に移そう。それじゃあ行ってらっしゃい】
30秒前
「(そういうことか)」
「(だったらさっさと迎えに行こう。
それでも、俺はあいつ、あの智也と同じ側に行きたい。本当にあいつと組めたら最高なのにな・・・・ココがあの智也の居た時代じゃなければ会えないけどね)」
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「ほんとにうまくいくのかな?クォーツ?」
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「ん~、行くだろ。たぶん。だって俺たちは強運の持ち主だろ、ハイネ」
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「そんな大げさな」
いつどこで強運だと・・・・強運だったらあの戦いこちらの勝利なのではっと、出発か。
ゼロ。。。。
『発射』
グッ
こう、体感で分かるが相当地面に引っ張られるな。これはキツイ、これ以上のキツさでは目を開けて・・・られ・・・・ウゥ。。。
「クォーツは意識を飛ばしたな。それにしてもきついな。何分かかるんだ?この重圧は・・・・って言われてもな。これ以上のヤバさがあった場所はたくさんあったからまだ耐えられるな」
待ってろよ。宇宙!!
・・・それから5分後。
「まだこの振動と揺れに悩まされるのか。それでもかなりキツくなってきたな俺でもそろそろ気を失いそうだ」
【オッ、まだ起きてたのか。なかなかやるな、さすがだ】
「この揺れいつまで続くんだ?」
【ザックリ計算でいいなら教えれるぞ。皇地球の大気圏はおよそ100km。今5分経過しているあたりだから、50kmくらい飛ばしてるな。あと半分だが、その半分からは大気圏突破にさらに加速Gがかかるから外の景色から火花が散るかもしれないが、気にするな。まぁ俺は体験したことないけど、計算上は行ける・・・ハズ】
「はぁ?ハズってなに、計算上ってことはこのロケットって有人は無いのか・・・・」
マジか、俺たちが初の有人体験者ということか。怖いよ。帰りは迎えに行く船に乗せて帰れるように交渉しよう。絶対に・・・だ。
【すまないな。宇宙に興味のある研究者は過去沢山いたんだが、彼らの言い分は“この星を出る者は神の領域を犯す大罪人たちだ”と言っていてな。お前たちが来るまでは望遠鏡で覗くしかできなかったのだからな。だからこそ私と私と思いを賛同してくれる者たちとともに作ったロケットだ。試作は何度か飛ばしているから大丈夫だろう・・・・・たぶん。だからいってらっしゃ!】
「安心できねーよ・・・・」
あ、窓の外から火花が散ってる。
宇宙か。帰って
来たくなかったな。もっと気楽な戻り方ならよかったけど。。。こんなキツイ仕方で戻ることはしたくないのに・・・っともう重力が無くなってきたな。はぁ宇宙か。やだなぁ、一体どんな奴がここを見張っているんだろうか・・・・帰りたい
・~・~SIDE宇宙~・~・
「帰ってきたな。宇宙よ」
黄昏ている男、クォーツ。彼は元々とある反乱軍の指揮官をしていた人物だった。だが反乱軍の最終基地に正規軍が向かってきていることが発覚し、たまたま事故でゼス惑星に降り立っていた男にすべてを託して俺たちは民間人たちと星を脱出して新たな星に向かうことにした。だが、新天地を目指しさらなる前線基地を目指していたが・・・今明らかにあいつらとやり合うこと出来ないが分かった。
それはなぜかというと、明らかに噂というか戦争をしていたという話が聞こえてこないし次元を飛び越える新技術を使ってみたのだが、ちょっとした事故で現在地も分からない空間で彷徨っていたところに皇地球が見つかり、コンタクトを取ったところ秘密裏に降下しこちらの指示に従い、状況説明を求めると伝えられたので惑星に降下し、事情を説明した。
それから数か月後、もう過去との因縁にとらわれて生活する生き方に疲れ果てていた民間人と、戦いに疲れ果てていた反乱軍との話し合いを行いこの星に移住することで意見が一致。ただし宇宙に戻れる機会があるのなら宇宙を放浪して、この宇宙を動き回って情報を収集したいと願う者たちも僅かだが居たのも事実。だからこそ、そんな彼らの事情を把握して、宇宙船を新たに開発・建造することを許可した、この星の皇帝、神流将嗣諒。その提案を受けてくれたことにより、偵察部隊は新たな船を獲得することができた。ただし、現在乗組員が激減していることもあって、この星で宇宙に出たいものを募り、教育し訓練して、一緒に行く者たちを選抜している真っ最中だ。
だからこそ、ロケットしか宇宙に戻れるものが無いとは、悲しいものだった。
というわけで、回想という名の、現実逃避・・・終了。
“ようやく、彼ら皇地球との初の接触ですね。いったいこの先どうなることやら・・・・・”
やっと、解説っぽい話が、終わる、、かも。




