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21 外伝2-2〜2-4

書き溜めはしていますが、更新ペースは遅いと思われますが気ままに見ていってください。


本日は3本立て

≪特殊特務大隊所属 特殊特務大隊第四大隊長 大隊長 二等宙佐≫


それがおれの肩書だ。




今から8年と少し前、総勢70名のクルーたちとともにエルフの星、エルフリーデン星系の未開地エリア宙域 N234528方面 第六エリア 捜索範囲 C7453#495 居住可能惑星の捜索をしていた。そこに緊急通報が入った。内容はわかりやすいアラートだった。救援コールの要請だった。動けなくなったか、未開エリアに踏み込み過ぎて方向が分からなくなった時の救援コールなどは、軍の救助課が動くが、今回だけは違った。惑星に墜落して、脱出ができないとのことだった。



おれは救援コールの要請を受けて、すぐに現場に向かった。5名を艦に残し救助に向かった。それがいけなかった。対処を間違えたわけでもなかった。だが、最初は少数で行き、必要なら呼べばよかった。



現着早々要救助者と船の損傷具合を確認して分かったことがある。明らかに不慮の事故ではないことに。明らかに戦闘でついた焦げ跡、要救助者は金品を回収しているようで、貴重品は一切持ち合わせていなかった。そして、我々に一番不利だったことは、通信タワーと専用の超高出力の電波が出せる通信機でないと惑星外と一切連絡が取れない惑星であった。どういう原理か分からないが、調査班によると、不思議な磁場に守られた惑星であることが判明。



脱出しようにも船に残していた乗組員は一人残らず船から降ろされ何も持っていなかったことだろう。一応機転を利かした一人がサバイバルグッズだけでも投下してくれていたからこそ、この8年間誰一人かけることなく生き延びているんだと思う。



最初はみな不安がっていた。要救助者も実際は2人組の夫婦のみで、子供たちが別の惑星で生活していることだけは安心していた。


当時、この部隊には、夫婦が8割、恋人2割で、構成されていた。


今は、恋人たちは結婚しており、全員子持ちになっている。ちなみに、他のメンバーも子持ちになっている。子供たちの年はほぼほぼ一緒で、7,8歳くらいの子たちが多い。


私も息子たちは、他の探索班にいるからあまり心配していない。そして、私もこの惑星で過ごし始めてから、1人娘を持った。



ここで、一番優秀な部下は?と聞かれたら真っ先に思い浮かぶのは、

この部隊の副隊長だ。名前はクリスティーナ・セレス・V・ラングストン 三等宙佐


そして、ダメな奴筆頭は?そう聞かれたら、

琢磨・ラングストン少尉


ラングストン。そう二人は夫婦だ。副隊長曰く、ダメなところがいいそうだ。

手のかかるほどなんちゃら、と言うが、こいつ、階級も下にいるやつだ。いい所は、嫁が大好きで、息子も大好き。そういうやつだ。みんなの子供達に好かれている。不思議な奴だ、嫌いになれない筆頭ではあるからな。






そして、今日8/27は俺の誕生日だ。この星に来て、8年。俺も年を・・・・取った?エルフだから見た目あんまり変わらんのさ。



今日も今日とて変わらない少し黄色っぽい色した空を眺めている。


ん?今日はいつにも珍しく。太陽より少し離れた場所に黒いものが大きくなっているように感じる。





最初のころは、「救助の船だ!」と喜んだが、子供たち大きくなるにつれて、期待もしなくなった。


分かるだろ。子供たちの成長こそ俺たちに時を感じさせる目安なのさ。


今日も今日とて・・・・・ん?


やっぱり、大きくないか?









隕石じゃない?








戦艦だ。









一度目をこすってから空を見上げる。










戦艦だ。



所属は


ゼルセルタ航空宇宙軍


夢にまで見た、あのゼルセルタ航空宇宙軍の旗だ!


俺たちはようやくこの星から出れるんだ!



みんな!待ちに待った救助が来たぞ!



来たんだ、俺たちはこれでたすか・・・・待てよ、報告書、この数年書いていない。日誌もだ、。

まずい。あ、やばい、おこらっれるいいldslfl;あkkふぁl;kgjがj:







あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!


おれ、隊長なのに!絶対!お・こ・ら・れ・る!



あぁぁぁ!パニクッてキター!!




「あなた!!焦りすぎ。もう、そんなこと言っても仕方ないでしょ!迎えに来てくれたんだから、集合の合図を送って帰る準備しなさい!!」


「どうしよ、かぁちゃん!」


「わたし、隊長が日誌つけていると思って、報告書しか送ってないわよ。クリスなら、きっと、日誌を渡してくれるわよ。」


「バレないかな?」

「大丈夫。みんなであなたが書いてません!って、行ってあげるから。」


「のぉぉぉぉぉぉ!」


「さぁ集合、集合。行くわよ、私の、、だんな様」








その後:助かって、上官に報告書の提示を求められ、みんな飛び飛びでも書いていたのに、私だけ、数年で書いてないことが発覚。学生時代、宿題を途中でやめていた時同様、5時間グラウンドを走らされてから、始末書と反省文とげんこつで許された。

めちゃくちゃ痛かった。と、だけ記しておこう。












2-3



クリスティーナ・セレス・V・ラングストン三等宙佐

それが私の名前であり、階級だ。私には息子もいるが、娘もいる。息子に関しては、ここにはいない。こことは別の場所で働いている。


娘は今年で7歳。60歳の旦那との子供だ。私はエルフで、肌年齢から行っても、30歳くらいだから、だんなも気にしていないでしょう。



いま、私たちがいる場所は、居住可能惑星だ。もともと、救助要請でこの星に来たのだが、宙賊のせいで、この星に置き去りにされた。


迎えが来ないところを見ると、私たちは、死亡扱いなんだろう。


今日はU.C.1812 8/27 よく晴れた朝だ。だんなは、まだ寝ている。昨日も夜が遅かったから、まだ眠いのかもしれない。もし、私が、生きてこの星から脱出出来たら、何をしたいだろう。




やはり、探索班での仕事だろう。私にとっての転職で、間違いないのだから。



今日はちょっとしたイベントがある、隊長の誕生日だ。この場所では、イベントが少ない。誕生日。それもイベントになるから、楽しみだ。



あと、お酒も出るしね。





「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!


おれ、隊長なのに!絶対!お・こ・ら・れ・る!



あぁぁぁ!パニクッてキター!!」











なに、騒いでいるのよ。隊長、相変わらず奥さんにいじられてるな。きっと。前に聞いたことがある。



どうして、いじるのか?



その時の答えが笑えた。


夫婦仲向上のためと、私の楽しみのため。





フフフ。私も、そんな風になりたい。



ん?空?








戦艦




旗が吊ってある。何処のものだろう。










ゼルセルタ航空宇宙軍


特殊特務大隊


特殊特務大隊第七大隊




第七?


私たちの記憶には第六までだから、新規で新たに作られたんだろうか。あの三つの旗が上から順に吊ってある。


隊長の叫び声は、これか。




ん?報告書?



最近提出してない。まぁ日誌書いてるし、大丈夫かな、





とりあえず、だんな起こしてから、集合場所に向かいましょうかね。












この星とも、今日でお別れとなると、感慨深いものに・・・・・ならないわね。



早く出たい。こんな星。両親と、息子たちに早く会いたい、娘たちを早く紹介したい!!


さぁ、準備して早く集合場所に行かなくちゃ!!










2-4


「私はミシェル・L・ラングストン」

「私はナナ・ルーグス・ラングストン」



私たちは、双子。そして、この星空のどこかに私たちのお兄ちゃんがいる。






私たちにとって、ううん。私たちは、この惑星に生まれた子供達は、この星は故郷になる。両親が言うには怖いおじさんたちに、この星に閉じ込められて、この星から出ることができないんだと言われている。



じゃぁ、何か、作って、飛び出せばいいんじゃないか、と思うよね。この星にそれなりの資材があって、資源があるのだから、それも可能なはず。




そう聞いたことが、実を言うと『ある』


答えは、単純明快だった。あと、10年開発にかかるとのこと、私たちが、17歳になったら完成する予定なんだって。








こんな話聞いていても暇でしょ。







だから、別のことを教えてあげる。




今日は楽しいイベントの日




!『誕生日』!




みんなが、隊長と呼んでる、若くて、かっこいいおじさん。私たちのパパは、もうお爺ちゃんみたいに、かみが真っ白。



昔、パパの髪真っ白で綺麗だね!!


って、言ったら。お母さんは、笑ってたけど、パパは泣いてた。


後で真っ白の意味と、心境を思い出すと、『ごめんね、ぱぱ。』と今でも謝っちゃう。








そんな両親を私たちは、だーいすき。





だから、今日も大好きだよ!お母さん!パパ!






「ミシェル!ナナ!どこにいるの?帰ってらっしゃい!」



「「ハーイ!!」」



これが私たちの物語






いつかきっと、助けに来てね、お兄ちゃん。




パパとお母さんとここで、ずっと待っているからね!




いつまでもずっと待っているから。早く会いたいよ!お兄ちゃん!!

















この1時間後救助隊として救助に来た(智也)と初対面を果たし、もう一人の(陽平)とも初対面を果たす。


どっちの(智也と陽平)も二人を溺愛するのは目に見えている。



U.C.1812 8/27 惑星からの救助隊到着

誤字脱字、もし見つかれば報告、よろしくお願いします。

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