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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「【よろしく】」
そういって、彼女は、戦艦蒼の正式なクルーとして、クルー専用の船室に案内された。
もちろん、一人部屋を与えられた。ただ、彼女の希望は俺の部屋近くがいいそうだ。だから、俺の部屋から近くて、女子寮がある場所を指定しておいた。少し、困ったっ笑顔をしながら、指定された部屋へと向かっていく。
・・・智也艦長か。思いっきり引かれてるな。
「まぁ、さっきのは驚いたけどな。」
また彼女と仲良くできるように努力しよう。
【彼女は勇気が有りますね。どうされるおつもりですか?】
どうするって、そりゃ
「決まっている。ちゃんと返事はするさ。ただ」
今の案件を終わらせないといけないだろうけど、それにしても俺は毎回毎回ややこしい事件に巻き込まれてるか、絡みに行っている気がするな。次もあり得そうな気がするから、返事を保留にするのもマズいかな。
【このミッションをクリアしたら、返答する。ですか・・・・・・】
ヤバいな、相棒にさえバレてる。だけど一度はしらばっくれてみるか。。。
「なんだよ」
返答はいかに?
【ヘタレ】
NO!やっぱりごまかしきれなかった!!
「言うなよ!自分でもわかっているんだから。」
【(そして、智也は彼女が歩いて行った先の通路を眺めてからため息をついているようだな。眺めているだけで耐えられるならいいが任務に支障が出るようなら一時的に権限を取り上げなければいけないかもしれないな)】
「俺には勿体なさ過ぎる気がするんだけど、そっちから来たんだから、逃すつもりはもうないぞ」
【(その決意は良いが、早くしないかな?どうせ相思相愛なのは傍目から見ても分かっているんだからさ。それに聞いた話では、数か月も一緒に生活していたんだからな。あの男女共同生活にも問題があるように思えるのだがな)】
そう決意して、この場を去ろうとした、タイミングで、
拉致された。
(ごめん、拉致された理由に心当たりがあるな。完全に俺が悪いな)
誰に?
(そりゃ、あいつらだろ)
こいつらにだ。(元蒼の乗組員であり資格習得のために艦を一時離艦していた者たち)
・・・・。
俺はすべてを棚上げにして、忘れようとしていた。というか怒られることが確定していたから意図的に忘れていたけどな。
だって、あの時は存在すら忘れていたけど、、、、気づいたのが最近だったとしても、しょうがないじゃないか。期限ギリギリまで戻ってこない奴を忘れていたとしても・・・と思っていた、時間が有りました。
すいません。
「ほんと、ごめん」
「今ここで謝って済む問題でもないんだけどな」
『そうだ!そうだ!』
ちょ、お前らなんなんだよ急に忘れていたからってさ、なんでみんな俺を取り囲んでるのさ?
「なぁ、なんで、俺お前らに囲まれてるんだ?」
「『自分の胸に来てみろ!』」
「報連相って言葉を知らねえとは言わせねえぞ!!」
あー、報告・連絡・相談を忘れてたな。でもココは冗談でも言って場を和ませてみますか?
「野菜じゃないよな、・・・・・(ヤバいみんなの顔が)
悪い、冗談言った、だからそんな怖い顔するな、
そこ!鉄パイプを持ってくるな!
そっちも!バールを持つな・・・!?
お、おま、、お前ら!俺の胸倉つmkあgふぁ・・グフッ」
ちょ、ちょお、お前らま。
~SIDE-エイミー・ハスラス・コナミュッシュ~
「お久しぶりです。皆さん!」
「エイミーちゃん、久しぶりー!」
と、みんなに歓迎されてる今日の私です!
久しぶりにみんなとあえて私もうれしいです。・・・うれしかったんですが、ある集団が艦の中で小走りしながら大移動していました。私は早速仕事があるのかと思って少しだけ追いかけました。
ですが、なんと仕事をするための移動ですらありませんでした。
彼らは艦を一時離艦していた同僚たちでした。もちろん私たち航空隊は入ってはいませんよ。なんてったって仕事してましたからね。一人を除いて、兄だけは艦長から強制的に指揮官養成のために戦闘機から降ろされていましたけどね。
っとそんなことよりも、です。
現在の実況放送をしてみましょうか、私もちょっと気になりますからね。
おおお、っとココでジェームズ君が艦長に殴りかかりました。
それを避けてデコピンする艦長さん!
続いてアイちゃんが「ジェームズ君と引き離された恨み」っと言いながら箒を振りかぶって~
艦長さんがデコピンでうずくまっていたジェームズ君を盾にした!!
アイちゃんがジェームズ君の看病で離脱!ジェームズ君は・・・あ~気を失っているようですね。
ジェームズ君・・・・ドンマイ!
さてお次はっと、あれは蒼海のメンバーですね。
手前から順番にバジルーシュ大尉、グリッグ中尉のお二人ですね。
「隊長、お久しぶりです」
「ぐへへへ、やっと見つけましたよ、ボス」
「お、おう」
なんだコイツらって顔してますね、艦長。