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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。




あれから、イオリスと独自に連絡を取った。


イオリスがいうには俺たち戦艦蒼が落ちた原因は重力嵐と違う次元に存在していた惑星の反発が原因でたまたまその場所を通過していたタイミングでサルガッソーをふさいでいた空間に揺らぎが生じて、落ちた。


戦艦蒼は無重力航行をしていたため、突如起こった一定加速の重力発生に対処できずに宇宙の墓場ともいえる場所に落ち込み動けなくなったと結論付けた。


だが、それでも不可解な現象が多数見受けられたため、イオリスとともに話し合った結果




「『人為的な現象と天災的な現象の両方が今回の原因!』」


そう結論付けられた。それ以上にややこしいのは、惑星回帰はもしかしたらもっと先の未来の話で、本来であればあそこに俺たちは通らないでやり過ごせていたかもしれない。



タラレバの話にはなるから、あまり大っぴらには言えないが、今回我々の艦のエンジン回りに故障が無かったらあのルートを通らなかったことと、寄り道をしていなければドヴェルゴ星系の内側を回るコースに乗るため本来あの場所を通過することすらなかったことが再度わかった。






「それで、イオリスは今後どうするの?」



『それなんだが上からの指示でもう少し調査するように指示が来ているのだが、一人だと何かと不便だから誰かこの任務に手を貸してくれる人いないかな?』


「第一に命令を出しておこう」

【第一大隊にこちらから言えば、なにかと愚痴がこぼれるのでは?】


「では上層部からこちらに話を振ってもらって、指名したことにしよう。どうせ第六をこちらの頭越しに命令と指示を出しているそうだからな」

【それもそうだな】



『その会話、僕が居なくなってからではダメなの?希望を出した本人だけど、その話はなかなかに黒い話にならないかな?』


「大丈夫だろ」

【こちらに被害が出たら誰かを巻き込む精神が皆にはきっとあるから、こちらは気にするな】


『・・・・・(気にするって。そこは)』



「それじゃ、クロ。上との話は任せても?」


【任せてくれ。すでに原案は提出済み、君が通信回線を開いたらOKを貰えるところまで来ている】



『(話のテンポが異様に早いってば)』




「そうか?」

【気のせいでは?】



・・・・もう何も言うまい。



『そういえば、今回の件であの星の資料を漁っていたら、面白い伝承を見つけたんだが、解読がまだ終わっていないせいで、読めないんだ』


「ほう?伝承か。この宇宙に存在する伝承と言えば、先ほど登場した語り部みたいなものか?」


『そうなるな。何やら、なかなかに興味の湧く話が乗っているよ』



今回の現象と何か紐づけれる者が出ればいいが。



「ちなみに解読できた中で一番、印象に残ったものは?」



『ALL NEWS 0』



「ALL NEWS 0 だぁ?なんだそりゃ」


『だからまだ解読できていないんだよ。ある程度解読は出来ていても、現代語に直すのに2~3日かかるんだよ。だから、解読が済み次第そっちにメールで送るから』


「ほんとだな?」


『ほんとだよ』


「わかった楽しみにしている」











そういって、俺たちは通信を切った。


【伝承とはまたあやふやなものが出て来たな】


「そうは言っても、過去の文献からでも分かることは誰にでもあるもんだが、今回のはどうやら規模がちがうらしい」


【何が出てくるか、お楽しみになるな】


「その通りだな」



【ならば、伝承が届くまでこちらもしっかりと仕事をこなさなくてはな】


「まったくだ」








__________

イオリス視点



はぁ、やっと久しぶりに帰れるとほっとしたのもつかの間、伝承用に解読器を数機稼働させていた最初の一つから、解読が完了したとの合図が、僕を待っている。



「えーと」


なになに・・・・ま、まさか!?


そんな!?



と、智也に急いで知らせないと!!










『智也!』















そう、彼に通信をつないだ瞬間、ボクの視界は真っ白になり、僕は














この世から消えた。







































ココはドコ?




ボクはダレ?





ボクは・・・・冗談だよ。さっき、いきなり部屋の中全体が明るくなって次に目を開けると、不思議な島に居た。


ココはどこだろうとキョロキョロしていると、後ろからカサカサという音が聞こえた。


恐る恐る振り返ると、胸にゼルセルタ航空宇宙軍のバッジを付けた人間が数人こちらに向かって銃を突きつけながら氏名と目的を問われた。



だが、しかし、いまなお増え続けているココの警備員たちに自分たちも取り押さえられているのになぜ、捕縛する力を弱めてくれないのだろうか。もう限界まで地面にうつぶせになってまで動かないようにしているのに・・・・絶対に抜け出して____ごめん、冗談だった。身動き取れないわ。


そして、この場所での容疑が晴れたので結果を教えられた。



この場所は少し前に犯罪組織『大樹の杜』が使用していた小惑星だったようだ。今はゼルセルタ航空宇宙軍の犯罪組織を取り締まる側の人間がかなりの数、この場所に常駐しているようだ。



そして、少し前に第七の出身で現在出向中の人物がココで指揮を執っていたが、今はもう元の部隊にもどっているそうだ。






あの時あの場所で、僕が真っ白い世界に入り込んだ原因は、人為的に僕を消そうと考えたのだろう。


他の人にその話をすると、笑われるが、そうとしか考えられないように物語は順調に進んでいるような気がする。




そして、ボクの艦があった場所まで送ってくれる船を見つけて帰れることになった。






かなり長い時間になったものだ。










帰ってきた、自分の船。そして、解読が完了した、伝承。


どれどれ、智也に送っても大丈夫なやつはあるかな~?

________



・・・・マズい、メールは行けるけど、こんな伝承、どうやって送ろう。



ようやく、200話まで来たのか。


まだ、200話なのか。



それでも、まだまだ続きます!

よろしくお願いいたします。




[To Be Continued]

次回、第十章

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