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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

『とも、  や  。ごめん』



「えっ?」

急に聞こえてきた聞き覚えはあるが、ココまではっきりとした声に一瞬戸惑ってしまった。


が・・・この声。第六大隊のイオリスだと瞬時に分かったからヨシとしておこう



『急にごめん』



そこでいきなりメールになるところがすごい。



「それで、どうした?」


まぁ気にすることなくこっちは通話するけどね。



『すまない。連絡遅く、なった。緊急連絡のためこっ、こちらに掛けさせてもらった。


早速だが、要件を伝える。


昨日の夜に永久牢獄付近にて天体が突如現れた』


「は?それはブラックホールに引き寄せられて現れたとかではなくて?」


『そうではなくて、突如として別の場所に転移してきた。それも何か意思があるような形でだ』


永久牢獄の近くに現れたということは、かなりの大事だな。イオリスはどういう判断をしているんだろう?


「で、見解は?」


『すまない。今報告を受けはしたが、現在その場所に居ないんだ』



なんで?違和感があってその場所で調査していたことは知っていたけど、なぜその場所を離れているんだ?


『僕が感じていた違和感が、永久牢獄の襲撃を目的とした犯罪組織がらみだと思って彼らを拘束したのち本部に連行したんだ。その後、蒼海からの緊急連絡で事が発覚。ただし、上も僕や智也が発していた注意喚起を重く見て事を進めていてくれたおかげで、事態は緩やかではあるけれど終息している。


何かあってもすぐに対処できるだけの人員の手配や、災害規模が起きても対応できるだけの処置も終わっているそうだ』


「そ、それで蒼海のみんなは無事なのか?」


『あぁ、どうやらすぐにどうこうなるようなことでは、内容だから調査を依頼してたそうだ』


「まぁ、艦を分けてはいるけど、向こうにも調査できる資格は保持しているからな」


『さすがは大隊長。手が早い。だから、すぐにこちらで対応できないと判断したら君に任せようと思えるんだ。いつだってね』



なんか、信頼されてるけど、なんでこんなに信頼されて・・・・あぁ昔から知っているのか。だから人となりを知ってこその信頼か。失わないようにしよう。



「話を戻そう。蒼海だけで、調査は終えられる?」



『無理だ。超巨大な惑星だそうだ。それもナークシェリウム事件と酷似していることから調査に関しても調査は慎重に行われるそうだ』


「あの事件は最近資料でも読んだ。かなりひどい事故だったようだな」


『それと、現段階では判別できないが、蒼海の艦長が連絡してきた』


「なんと?」


『現在視認している天体について、心当たりがあるそうだ。


フォーリーエンタークライシス星系。


智也、この星系の名前に心当たりは?』



「? 知らん。」



『昔、君から聞いたが覚えていないのか。僕も君から聞いたときにさらっと流してしまったが、君が記憶をなくしていなかったらすぐに対応してくれたのだろうな。  あの星の運命とやらが・・・君があの時』


「ん?」


『いいや、なんでもない。それで蒼海艦長からの話では、遠き過去に失われた、星系の一部だと言っているそうだ』


そうか、母さんがそういうならそういうことなんだろうな。


「わかった、こちらで対応できることはあるか?」


『最悪こちらに迎えるように、そs・・・・・・・・・』



「どうした?」


『超新星爆発の兆候を確認!!


すぐに現宙域を飛んでいるすべての船舶に避難命令を!


爆発迄・・・・30分!!』



「!?


クロ!」


さ、30分だと!?間に合うのか?


【了解! 付近を航行中のすべての船舶に通信回線を強制開放・・・・・


こちらは、ゼルセルタ航空宇宙軍所属 特殊特務大隊所属 特殊特務大隊 大隊長専用運用艦 副艦長のクロだ。現在永久牢獄付近にて超新星爆発の兆候を示した惑星がブラックホール付近にて観測。


影響が未知数のため、すぐに最寄りの惑星に、避難せよ。】




【繰り返す。】




【こちらは、ゼルセルタ航空宇宙軍所属 特殊特務大隊所属 特殊特務大隊 大隊長専用運用艦 副艦長のクロだ。現在永久牢獄付近にて超新星爆発の兆候を示した惑星がブラックホール付近にて観測。


影響が未知数のため、すぐに最寄りの惑星に、避難せよ。


この警告を無視して航行を続ける船舶にはゼルセルタ航空宇宙軍が行う災害時対応の適応外になる。なお、今回の災害以外であれば通常業務を行うことを明記しておく。



今回の災害級になるであろう事象で、こちらの指示に従わぬものがいないことを、願う。




航行の無事を祈る。  以上】




「ありがとう、クロ」


『す、すごい』


【さすがにこれ以上の強制力はないからどれくらい持つのかはわからないがな】



『かなり聞きますよ。この宇宙でゼルセルタ航空宇宙軍に助けを求められないだけで、宙賊に狙われることを意味しますからね』


「ヨシ、話を変えるが、こちらから今現在のアクションを取ることはせずに、このまま通常の針路での航海を行うことにする。そちらも気を付けてくれよな」


『分かっている。智也』



ん?



「どうした?」


『「き、を



つけ

て」』





・・・・気を付けて。か、ちゃんというのはしんどいのに、頑張るね~。


「ありがとう。イオリスもね!」


『「うん」』


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