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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

あれから飲酒禁止令を解くのに苦労し、艦長からも説教を言い渡された。


内容としては、5日間の禁酒(結局変わらなかった。むしろ増えてた)



そして、あの話の中で出てきた、戦争の始まりの話に対しての修正が入った。


「ちょっとここを見てくれ・・・」


そういって録画映像を見せられた。撮られていたことに初めて気づいた。


「“「アレ、止めた後にゼルセルタ航空宇宙軍と惑星同盟国家ができたんだが、理由としては、別の宇宙空間にあるから、取締もできない・戦争を起こしても周りが干渉しない・植民地化するのに楽なのでは?というバカげたことをやらかした者たちが後を絶たず、仕掛けられた側からしたら、どこから仕掛けられたか分からないから、手前から順番に報復するだろ」


「あ、もしかして関係ない国をつついたのか」


「まぁそうなんだが、一番まずかったのが、仕掛けた国が、隣の国だと思って二つほど隣を攻撃したから、やられてはやり返しが宇宙全体それも何もない空間において仕掛けたのが始まりだったんだ」


「もしかして、この星図のちょうどいい感じに開いている空間って」


「その昔は全世界の星からやってきた軍隊がぶつかっていた緩衝地帯であり、ほんとに何もない空間であったためにいろいろな危険ブツを持ち込んでの戦争を繰り返していたんだ」”」


おお~言っていた気がするな。あの後だいぶ飲んだのに覚えてた。そして智也が、


「って奴なんだが、アレ間違いだぞ。正確性に欠けるともいうがな」


本日二度目の衝撃事件の発覚。


「そうなのか?だが、この説が有力なのは確かだろ」


Drはさすがにすぐに突っ込んだが、智也の返しは?


「説はな」


・・・簡潔だな。


「なぁ、俺はこの世界の人間じゃないし、Drや智也のことしかわからんのだし」


これしか言えないし。分からんな。ココからは智也の話を聞いてから判断しようか。




「そう、説というのは同盟国家の歴史家が過去の文献の一部を見て確認されたことを世間に発表しただけだからな」


「それが、重要なのではないのか?儂の故郷にもその研究に参加していた者たちもいたはずだが」


儂の知り合いも参加していたんだ。彼らの研究成果を否定されるのはいやだし。


「ドヴェルゴ星系のドワーフたちだろ。知ってる。今回君たちの会話を発端にして改めて調べたが、実を言うと当時戦争が始まったころの文献調査をしようと思ってたんだが、文献が無くなっているんだ」


「故意に消したということか。俺の星の歴史にも勝った国が好きに歴史を改ざんした国もあったそうだし、それと」


一緒なのでは?と続けて言おうとしたが、智也から違うと、言われさらに驚きの答えを聞かされて、納得した。


「違うんだ。文献が無いんだ。存在はしたのだろうが、無い。宇宙大戦争勃発当時の文献が存在しない。それ以前の文献は当時から存在している国にかろうじて残っているだけで、公の文献、電子データや本は全て無くなっているせいで、誰が、誰と戦争していたかが分からないんだ。そのせいで一番歴史が古く正確性があった、文献を研究して、戦争と戦争が続く中でも時折小康状態を保っているときに行われ、そこからまた戦争が再開したりと何年も何十年も下手をしたら何百年もしていたかもしれないんだ。だからこそ戦争を止めようとした当時の者たちが現代の同盟国家とゼルセルタ航空宇宙軍の礎を築いたんだ」



「考えさせられるな」


スゴイ考え方が違うな。こうなるとあいつの研究成果が無意味とは言いづらいな。


「確かに、地球で何百年も戦争なんかすれば、人類が居なくなりそうだな」


殲滅爆弾でさえ人類は何秒生き残れるかを協議していたくらいだし・・・




「そこはさすがに長寿の者たちがいるせいで長い戦争になったんだろうな」


あぁ、エルフとかドラゴンいるもんな。この世界。俺たちはそんな世界で戦争に巻き込まれる恐れが無くてよかったとみるべきか。。。。。いや、そもそも、俺の地球と彼らの知っている地球って違うんだよな。なら問題ないのでは?


「すまんな、京介。間違った歴史を教えてしまって」


オイオイオイ、Dr。そんな間違ったとか言わないでほしい。


「いえ、いえいえDr。そんなことは無いですよ。俺が知りたいと願ったんですから。

Dr、ありがとうございました。智也も修正して教えてくれてアリガトウ。」




「なぜ片言になった?」


「ハハッハハ、そんなことよりこの後の旅の日程を聞いてもいいか?」


「話をずらしたな。まぁいいけど、今ドックを出たばかりだからもう少ししたらワープを使ってドヴェルゴ星系を出る感じかな?」


「ドックから出た後からしばらくたっている気がするけど、なんですぐにワープしないの?」


「普通はすぐにするんだが、あのドックの位置が絶妙な位置にあったからな。ワープしようとしても資源衛星があったのもあって事故を減らすためには必要な処置だったんだよ」


「へー、そうだったんだな」



「まぁ出発したのが、午前11時頃で今が12時半くらいだから、後40分か50分くらいでワープ使用可能圏内に・・・」


「!?」


いきなり艦橋から通信が入り、智也は艦橋に呼び戻された。


「す、すまない。そういうわけだから、少し待っていてくれ・・・じゃ」



・・・


「なんじゃ、慌ただしいな。ワープできる迄もう少し待つしかないな


「なぁワープでもなんでも使って最短コースを突き進んじゃダメなの?」


「本当はそれが1番なんだがな、あの場所は有視界はもちろん電波望遠や特殊望遠でさえ観測できないから使えないんだ。まぁわかってるだけでもブラックホールは存在してるから全ての物を飲み込んでいるせいで“観測出来ない説”が有力だがな」


へー。なら突っ切るのはマズいんだな。なら、もう少し


「待つのが最善か」


「だな。後5日・・・・・長いな」

「確かに・・・」







「「ハァ」」

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