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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


「さてさて、まずはどこから修理するべきか」


【普通なら上から順番でもいいのだが、同時進行出来そうなら庭園エリアとエレベーターシャフトの修理だろうな。水漏れに関しては庭園エリアを直してから漏水状況を確認しないとだが】


「だな、ではエレベーターシャフト・・・・は彼らに任せるか」


【そうだな、庭園エリアはちょっとすでに厄介ごとになっているが】


「聞きたくないが、さっさと終わらせよう」


早く終わる・・・終わらないな。



今確認した、()()()。この言葉を信じて来た。今確認しただけでも15cmほどの泡がボコボコと浮き上がっていないかコレ?すでに空気の排出を止めてはいるが、逆の意味で危険エリアとなってしまった格納庫は現在濡れてはいけないものを運び出してからの封鎖を行っている。



明らかに格納庫の天井部分が崩落などすれば確実に水が容赦なく格納庫に流れ込むだけだからな・・・





「おーい、そっちのダイバーズスーツモードを搭載している者は集まれー」


「庭園エリアでの作業で普段まったく確認していない壁の確認行くから、手伝えるものは来てくれー」


「食料生産エリアも併設しているから、この際収穫できるものは収穫して今回の件でかかわってくれた人たちに食事を提供するぞー。手伝えるものは来てくれー」






艦に居る者のおよそ90%くらいは来てるようだ。どれ、俺も手伝いに行こうか。



今着ている制服は、軍服でありながら、アリとあらゆる性能が装備されている。

防弾、防刃は当たり前。オプションで潜水モードを備えていたり、オールラウンダー装備として特に人気の高い、完全フルカスタマイズオプションが特に人気を博している。


どんな内容化というと、普通宇宙空間では宇宙服を着用して宇宙船から外に出るし、海なんかで活躍していたら、制服で飛び降りたら、制服なんてずぶ濡れになるのなんか当たり前なんだが・・・・そんなものを一手に制服オプション盛として少々自腹で買わせるのは腹立つが、買えるのだ。成長期は身長の増減を判断して、勝手にしず調整が行われる。(ただし限度はあるけど)



だからこそ、制服にオプションモードの船外活動用の宇宙服などが備わっている者たちは一定数はどの部隊にも存在している。ただ、そこそこに高いので、給料を貯める気のないものは搭載していない。



「クロ。俺も潜水活動に参加してくる」


【わかった。気を付けてな、溺れるなよ】


「誰に言っているんだ、こないだメンテナンスで交換時期が来ていたからって全交換した後にお前がチェックしていただろ」


【きづいていたか】


「当たり前だろ。。。行ってくる」


【たのんだ】






・・・それからしばらくして、すべての作業が完了し発艦できる迄に準備が整った。


「いやー、今回はほんとに助かった。ありがとう」


「こちらこそ、貴重な体験ができたと感謝しています。我々開発部としてもエンジンだけでなくそれ以外の場所に目を向けることの大事さを改めて実感いたしました」


「艦長、私たちもココまでですが、艦長から託された装甲実験をクリアして、新たな新造戦艦の装甲に役立ててみます!」



「頼みます」



彼らからの暖かい言葉で自然と頼みますと伝えれるほど、今回の改修工事は大変だったことが分かってしまう。なんせ、時間がないから地上に降りずに宇宙ドックでの改修工事を敢行して、エンジン開発をしている部署なのに、装甲関係にも手を出してほしいと伝えたところ、伝手を使って装甲を専門で取り扱っている工房が来てくれたりと、大変ありがたい協力をたくさんしてくれた。


それでも修理には3日ほどかかってしまったので出発はAM11となかなかのタイトなスケジュールとなっている。


そして、このドックに足を踏み入れたのが、8/5。今日が、8/8。これからグランツフォーン星系に向かって針路を設定し、出発する。



「出航する。錨を巻き上げろ、ドックハッチ開け・・・・微速前進」


「錨収納完了・・・微速前進」





長かったようで。短かった、ドヴェルゴ星系での改修工事を今完了して、目的地、地球に向けて今新たに、発進する。









「いや~、ほんとに彼らの助けなしでは全てが終わるのにさらに何日かかっていたか分からなかったな」


【ほんとにそうだな】



「そういえば、俺手伝ってくれた工房主の名前知らないや」



【・・・・・】


「やめろ、分かっているんだ、自己紹介をしなかった俺が悪かったんだから」


【そうではなく、あの場所に居た彼らの誰からも名前を提示された覚えは無い】




「え?」


【分かるとすれば、愛称か役職のみ】


「俺もそれは分かるわ」


「マー君、元第四大隊に所属していた第八研究所の研究員」

(おさ):長老にして、班長と呼べと言っていた、元特殊特務大隊所属第一大隊に所属していた人物】

「カタログに名前だけ見た、クラソスさん」

【兄貴と工房主から呼ばれていた研究員】

「工房主はそもそも名前も工房の名前すらわからない」




「まったく、手伝ってもらっておいて、これとは」

【さすがに、すごいことだな。今までで一番自己紹介してないかもな】


ははははは、ほんとに、ありがとうございました。

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