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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

ご丁寧なあいさつとともに、ちょっとだけすごいことを言ってくれるな。巨大すぎたところで、艦に関してはどの装甲でも問題なく使えるけど、彼らの乗る艦は探索仕様だからこその特注品だから、次の新造戦艦のための装甲実験も兼ねてるんだろうね。


「あぁ。そういうこういう事でしたか。だからこっちにまで話が回ってきたのですか」



兄貴が辛気臭い顔で言うから手伝ったけど、そこまで大事でもなかったのかな。。。


「ハハハハ、申し訳ない。装甲の件は本当に助かったが・・・・まじかよ修理箇所が多すぎて時間が掛かるなどうしようか」


【仕方がないのでは?さっさと修理に入るべきなんですよ】


「ま、それしかないか」



この人?たちが修理の計画を立てているけど、ココは我々の工房としてもこの機会に名を売るため、修理を手伝おうか。それでも最初は聞いてみるか??


「我々も手伝えばいいですか?」


艦長自身が首を振ってる。


「大丈夫ですよ。人員動員すれば」



【忘れてませんか?】


「何が?」


【資格取得のためにこの艦は現在かなりの人数がいないことを忘れていませんか?】



・・・・あーあ、人数足りなさそう。


「ヨシ。やっぱり助けて」


【さすがにそれは虫が良すぎる】



きっぱりと言い切っているけど、「人数足りない、時間が無い」と言っているならこちらも協力したほうがいいのは当たり前なのでは?もしかして、重要な軍事機密が備わっている艦を外部の委託業者に触らせるのは快く思っていないのだろうか?


相手はAIだけど、そういうことは人間と違って、曖昧でいい加減なことでは済ませられないのだろうからか。


「そうだな。こちらから頼むのだから追加報酬を用意しないと行けなかったな。すまない、先ほど助け手は大丈夫だと伝えたばかりでこんな事を言うのは、非常に居たたまれないのだが、応援頼んでもイイかな?報酬は今回の件の・・・3いや5」


【大きく、10でいいじゃないか。どうせ経理部に請求書出すのだし、上層部から至急出発するように言われて、超特急で行うために作業したと伝えればいいのだし、何も間違ったことは言っていないのだから】


「確かに。ヨシ、10倍出すから人材貸してください」





・・・!?何言っているんだこの人たち。副艦長が止めたと思っていたら、こちらに報酬を払わないのはおかしいと上申して、艦長がそれを認めているから今回支払われる報酬が10倍以上になってきているとしたら税金関係でちょっとややこしいことになるのでは?まぁ滞っていた借金を返して来年度は今まで以上に仕事をすれば、いいのか?



『少々よろしいか?』


おっと、ココのドックの責任者にして兄貴の上官だったはずでは?彼は自分の研究に時間を当てれないと怒り出す人だと聞いたことがあったのだが・・・・いったい何が?


「おぉ、どうした?」


『少し小耳に挟んだのですが、あそこの子倅の工房に報酬を10倍渡すのはお控えください』


「ん?マズかったか?」


ちょ、何言ってるんだよ。せっかく貰えるなら、ありがたく頂戴したいのに!!


『少し、あの工房を調べさせていただきました』



・・・・何調べてくれちゃってるのさ



「それで?」


『いい仕事を早く、安全に、正確にがモットーなのはわかりましたが、偶に仕事にありつけれずに借金をしていることが分かりました』



ああ、そういうことか。借金をする=信用できない。が彼の中にはあるのか。









『今回の報酬で彼らの借金を支払っていただく形にできませんか?』


・・・


「ん?それでいいのか?盛り返したいのなら、こっちから何か依頼すれば利益を生むと思ったのだが」


それはありがたいが、兄貴の上官は何を言うのか・・・・・気になるな。



『私の部下は工房主の兄でして、彼が言うには工房主は優秀な生産能力を持っている。ならば我々が開発製造を行い、量産構築を彼らの工房に依頼すれば、中小企業にもお金が流れる。何も彼らだけを独占するのではなく、彼らの工房を中心として、よそに仕事を分担して、生産能力を上昇してくれるだけで、こちらは大助かりなので、すでに上には許可はもらっています。どうでしょうか?お二方』




・・・まさか、こんな仕方の贈り物をくれるなんてな。確かに今の仕事じゃ、それ以下にならないようにすることには必死になるけど、誰も上を目指そうとはしないもんな。なら、彼らの話に乗ってもいいが、こちらにも準備と目回しが必要であることを考えてほしいが・・・



「わかった。彼らの工房とその後の関係性は全て貴殿に一任する。その代わり、彼が追った借金はこちらで払っておくとしよう」


『ありがとうございます』

「ありがとうございます!」


すっげー!軍の下請けと言えば、そうなんだが・・・軍の下請けでも特に開発部署が俺たちを必要としてくれているというのには胸が躍るぜ。


『では、詳しい説明は艦長たちが出航してからということにして、まずはこの艦の異常個所の修理にこちらからも人員を出します。さっさと終わらせましょう』


「頼む。工房主、頼む」



「ハイ!」



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