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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


「本来の本領、ですか?」


「実感がわかなそうだな。ん~この艦の成り立ちは聞いてくれたかな?」


「ある程度は、確かこの艦は各実験室から選りすぐった実験品を取り扱った実験艦としての役割があったのをいいことに当時の上官たちは無茶ぶりをしてきた」


「無茶ぶり?ですか」


「あいつらは、試作品を見本市か何かだと思い込んで言い値で買い取ろうとしている者たちもいたそうだ」


それは酷い。正式にロールアウトされていないのに強引なことをするものだ


「まぁ、そういう奴はその後自滅していくからいいがな。っとすまない話がズレてきてるな。とりあえず私が製作した発展型とクローズド型の二種類を用意して確認もしつつデータ収集をしようと思っている」


さすがに開発者と製造を一手担っている人たちは言うことが違うな。ココで開発者がこうしてほしいと言っても製造者が違うものだと取り付けるまでの期間が開いたり、承認を得るまでに時間が掛かるが今回の件に関しては有利なことしかないのかな?


「その件は分かりましたが、勝手に装甲の仕様変更を行ってもいいのでしょうか?」


これだけは確実に確認しないとあとで聞いていないと言われて装甲の張替え料金を請求できなかったら大事になってしまう。


「ん?それに関しては大丈夫だと思うが、心配ならもう一度確認すればいいだろう。すこし待ってくれ。確認する」


「は?」



『どうした、魔工技師長』


「艦長、装甲関係の問い合わせなのですが、こないだ採取した鉱石で装甲を作成したのですが、試しで使ってもいいですか?」


『おお~、あの物質吸収していた代物だな。ん~、あの素材まだよくわかっていないからな。魔工技師長が確実に大丈夫だと思えるものなのか?』


「確実性はまだ実験段階の物であればという話にはなってしまいますね」


『だよな。どうしようかな、実を言うと技術支援というか、ドワーフの工房の内2社がかなり今回の鉱石について興味を示しているそうなんだ。だから彼らに鉱石の一部を渡して、新造戦艦のどこかに技術を使ってもらおうかと思っていたんだが・・・・・そうだな。技師長、貴方には装甲としての使用許可を今ここで出すことにするよ。ついでに他にも使える場所や範囲を探していってほしい。それ以外の可能性を考慮して、ドワーフ工房にも同様の調査を依頼しよう。それが技師長も納得できるなら装甲に使ってくれ』


「すべてを私がやりたいと言えば傲慢になってしまいますね」


『そうじゃない。あなたにはまだまだやってもらわないといけないことが山ほどあるんです。そればかりにかまけてもらっていても困るんですよ。例えば、庭園機能を持った浄化装置の縮小と浄化能力の向上や、空気システムの新たなシステム構築、艦橋周りの新たな設計思想の構築と現在自分の承認許可サインが書けていないせいでそちらに話が下りてきていないだけで、結構な仕事量が待っているんですよ』




「・・・・・艦長。それは過労死せよとのご命令か?」


『いや、新造戦艦を作る前の設計段階までにはある程度の構想は練っておいてほしい。こちらから提出する要望を形に変えてほしいんだ。それを図面に起こしてくれれば、あとは委託すれば、開発製造を一手に担っている造船所が作ってくれるそうだ』



「鬼かあんたは!!」



確かに、通信内容だけでも鬼畜の所業だな。無茶ぶりをしている。だけど技術者からするとうれしいものなんだよな。頼られていて、そして信頼しているからこそ重要な機関を一手に頼んでくるのだから。俺なら怖くて正式に販売しているところから買うわ。空気循環システム構築なんて、確実に一個のミスで艦の全員が死んじゃう可能性だってあるんだから。




「すまない。許可が出たが少し装甲の張る場所と追加装甲を入れる指示を受けたがおおむねOKが出た形だ」


「それで、どういう風にすればいいですか?張る場所ですよね、被弾率の少ない場所を指示されたんですか?」


「いいや、艦の前面に全てに張れとのことだ。ただし、一番下の装甲はすべての外装と一緒の装甲に。その外側にクローズド型の装甲を艦首一面に張り出し、その上にさらに発展型を張るように指示を受けた」


「つまり装甲のサンドイッチにするようにということですね」



発展型<クローズド型<正規品の装甲


「さらにサンドする間には計器類を取り付けておいて各情報を取れるようにするようにということさ」


「確かにすごいことになっていますが、数が相当要りますよ?間に合うんですか」


「艦長から『というわけで、速攻で張れるように資材を投入して張れるようにしておくね』と、即座に決定して生産ラインを稼働していましたから、あと二十分で装甲板は届きますね」


「は、早いですね・・・」


さすがに、これだけのことをするからこそ、噂が噂だけでないと分かってくるな。これは彼だけでなく、艦長も異常なのかもな。

「いいや、艦の前面に全て()とのことだ。ただし、一番下の装甲はすべての外装と一緒の装甲に。その外側にクローズド型の装甲を艦首前方(・・)一面に張り出し、その上にさらに発展型を張るように指示を受けた」


「いいや、艦の前面に全てに張れ(・・)とのことだ。ただし、一番下の装甲はすべての外装と一緒の装甲に。その外側にクローズド型の装甲を艦首一面(・・・・)に張り出し、その上にさらに発展型を張るように指示を受けた」


誤字脱字を発見したので変更しました。


最後の見直しで見落としました。すいません。

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