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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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どーも、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします!!



「よし、お前ら聞け!」


『どうしたんすか?長』


「話が決まった。行くぞ」


『まさかあの話、確定したんすか?』


「そういうことだ。先方さんにも確認はしてくれるそうだから件の人物紹介もまぁ70くらいは確実性があると俺はみた」


『お~。さすが長っすね』


「だからな、今手を付けている仕事早々に切り上げてそっちの準備に手を出したいんだ。だから、分かるだろ?」


『おう、分かっている。今すぐに片付けてくるさ、なぁ、みんな!』



と、まぁこんな感じで現在受け持っていた仕事を完璧にお客様のニーズに合わせたうえで満足度100%もらったうえでの無茶ぶりをこうして敢行したわけだ。そして気づけば、数日が経っておりU.C.1813/8/5の今日、今ここでこの艦との初対面を果たしているところだ。




「おお〜さっすが探索特化の部隊が持つに相応しいお船だ」


「冗談はそこまでにしてサッサと船の外周回りを確認するぞ。なんせこの船は外見通り規模がデカいからな」


「確かに、普通何メートル級で区別するのにキロか?」


「そこは1,000メートル級で区分してるんじゃないの」


「とは言っても…デカいな」


これぞ感無量という


「アホなこと言ってないでさっさと集合しろ。クライアントが来た」



やはり軍人相手の商売はかっちりとしたスーツでないと気分が出ないな。俺だけかもしれないが・・・








「ようこそ、ゼルセルタ航空宇宙軍の探索仕様専用艦へ」


「・・・何遊んでるんだよ兄貴」


「ハハハ、悪い悪い。一度でいいから遊んでみたかった」


「それが貴様の最後のセリフでいいのならな」


「そ、そんな!」


おぉ兄貴が怯んでる。誰だろう。兄貴がここまで動揺するなんてよっぽどのお偉いさんかな?




「失礼した。私はこの艦の魔工技師長を務めているクォルク・ナルベーリック。SAMIDC班 開発班の班長をしている」


「!!」


「フフフ。どうやらご希望になっていた人物がさっそく登場したのでビックリしたようだね。本来こういう場面では艦長なり副艦長なりが挨拶しないといけない場面であることは重々承知しているのだがこちらも現在少々事態がひっ迫しているのでね」


「いえ、いえいえいえいえ!こちらがお会いしたかったクォルク殿にお会いできたのです。艦長や副艦長にもお会いしたかったとココでさらに言うことの方が贅沢です」


「そういってもらえると、ありがたいですね。なのでこちらもサクッと仕事の話をしようと思いますが、よろしいか?」



おぉ~いきなりの仕事話。望むところだ。







と、思っていた自分が過去に居ました。



内容が濃いのは分かる。だけど、謎の鉱石をすでに装甲板に出来るだけの量産品を開発製造していたと聞いたときには耳を疑ったぞ。何をどうやればその発想になって、発展型とクローズド型のふたつをすでに量産してると


「な、なぜその発想からまったく別種の考え方で成功するのか教えてほしいくらいですね」


「私もこれを単体でしかもまったくの前知識で渡されていれば同じ反応をしていたでしょうが」


ということは、以前この鉱石を見たあるいはそれに準ずるものを知っているということだな。


「見た・触った・存在する。この三つが本来必要な項目なのでしょうが、私はこのどれにも当てはまらないのです」


当てはまらない?なんで?こんなすごい技術を自慢できないにしろ自画自賛しても今なら許されるはずだ。


「ではどうやって何ですか」






「想像ですね」


「は?」


想像。空想。夢想。



「想像・空想・夢想。


すべてが現実から逸脱していることを指す言葉です。あんなことが出来たら。こんなことが出来たら。それがほんとにあったら。


私が幼いころより思案していたことです。これを今の艦長に話したところ、『夢があっていいじゃないか。その夢をどう生かすかにおいて今後の旅が楽になるか、暗礁に乗り上げて大変な思いをするかの明暗を分けることになりそうだ』と言われてしまいました」



スゴイ豪胆なことを言っているな。



「その話をしたらそういわれて、あぁこの人のために自分の持つ全ての技術を詰め込もうと今でもちょくちょく思い出してはこの艦に私のあの時からの思いを載せています」



「わかりました。私たちはあなたの思いも一緒に組み込んで仕上げればいいのですね?」


「本来であれば、それでいいのでしょうが、今回は皆さんのお力添えをしたところで廃艦迄のカウントダウンがスタートしてしまっています。ですから応急処置を名目に実験艦としての本領を発揮してもらおうと思いましてね」


「本来の本領、ですか?」


「実感がわかなそうだな。ん~この艦の成り立ちは聞いてくれたかな?」


「ある程度は、確かこの艦は各実験室から選りすぐった実験品を取り扱った実験艦としての役割があったのをいいことに当時の上官たちは無茶ぶりをしてきた」

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


誤字を発見したので見つけたので修正しました。

2023/01/06

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