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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。




ところがそう上手くはいかないのが現状なのだよ。


「と、いうと」


「なんでも解析だけでもいまだに80%謎に包まれているそうだ」


「なっ!そ、それはマズいのでは?そんな危険なものを持ち込もうとされてもいかがなものかと」


「本来なら、そういうのもわかるんだが、今回は特殊なことがもう一つあるのだよ」


「なんですか?」


「なんだ、忘れたのか?彼らは新造戦艦を建造することになっていたであろう?ということは今回の未知の素材はそちらで使われることが確定はするのだが、そうなると現状の装甲はどうすればいいのかと、現在それで悩んでいるのだ」


「既存の物を付けるのはマズい、ですよね」


「当たり前だ」


どこかこう自分がやります!って言う奴居ないかな?




「まぁしばらくはその件は考えるな。こっちでも網を貼っておくから」


「了解です」








・・・・とある薄暗い部屋での会話。


・・・・とある男たちの会話。


・・・・とあることをたくらむ会話。






こう、自分が作ったものが誇れないものほど悲しいものは無いだろうか?

[いや、大丈夫だけど]


何故だろう、無性に自分は、父ちゃんはこんなでっかい・・・・・

[だから、そこで切るなよ。無性に続きが気になるだろ]



そうか。悪いな。昔父ちゃんには兄ちゃんがいること話したことあったろ?

[あぁ、年に数回しか会えない叔父さんのこと?]


そうだ。その兄ちゃんが今この星系に居てな。最近ちょくちょく会ってたんだがな、最近ちょっと父ちゃんの工房の技術が使えるかもしれないから使えるなら使わしてほしいと言われたんだが、了承していいのか悩んでいてな。

[なんで悩むのさ?いいじゃん、誇れない仕事ばかりもうしたくないっていつも言ってたじゃないか]


それなんだがな、どうやらまた父ちゃんの製作物がみんなの前に出ても誇れないかもしれないらしくてな。どうしたものかと思ってな。

[ああ。それでなやんでいたんだ。ちなみにその叔父さんとは、仲いいんだよね?]


もちろんだ。仲いいだけじゃなくていっつも俺のことを愛してくれてたのは分かってたんだ。

[それが分かってるなら、受けてあげないと。叔父さん困ってるんでしょ?ちなみにどんなことで悩んでるの?]


まず、これには守秘義務が入るんだが大丈夫か?

[誰に言ってるの?この工房、守秘義務しか存在しない軍御用達の装甲制作工房だよ?何をいまさら・・・・・その叔父さん、軍関係の人だよね?違うの?]


ん?もちろん軍人だよ。会えない期間が多かった理由も結構若いころから軍艦に乗っていたことが多かったから会えなかったせいだし。

[じゃあ、今回の仕事も装甲製造なんだよね?何を悩んでるのさ?]


ああ、俺は良いがそろそろあいつらにもまともな充実した仕事をさせてやらないとと思ってな。

[まともなって、軍の下請けだよ。しかも守秘義務が入ってるんだからお金も結構入ってるはずだけど?]


分かってる。これは俺のわがままだってことだ。

[そんなこと、今更だけどあの工房に居るオッサンどもにまず話をして、オッサンたちが了承したらこの仕事受けてみるのもありじゃない?今ちょうど休憩中なんだから会話に参加しながら話振ればいいんだし。出来る?俺やろうか?]


いや、まず。やってみる。それでお前が見てて無理そうなら、介入してくれ。

[りょーかい。いってら]


軽いな。


まぁいい。とりあえず休憩室に座ってあいつらの話を聞きつつ会話に混じろうか。


「なぁ、聞いたか?あの噂」


「何がだ?」


「お、長。おつです」


「ぁ。ああ、お疲れさん。もうちょっと休憩したら仕事戻るぞ」

なんか話してたな。さえぎっちまったかな?


「了解してるっすよ」


「ふ。何急にビビってるんですか、長らしくない」


「なんだと?っともういいけどよ。なんの話してたんだ?」

なんか噂話ぽかったな。



「あぁ、それなんすけどね、天才魔術師がこの中域近くに来てるらしいぞ」


「あぁその話なら知ってる何でも考えただけで未知の物が生み出せるそうだな」


ホントならすげぇ話だろうけどまず話をだいぶ盛っているな。


「スゲェよな」


さすが噂。半端ない話だな。


「なぁ、俺たち装甲関係では誰にも負けないだろ?それを手土産にして、今回絡ませて欲しいと言うのはどうだろう?」


・・・。ほら見ろ誰もがこんな仕事よりスゲー奴の所に行きたがってるじゃないか。言いずらいな。というか、天才魔術師?なんか聞いた覚えが。 


「おっそれいいな」


・・・こないだ兄ちゃんが酒の席でこぼしてた話に似て・・・・アレおかしい。


「おいおいマジかよ」


それオレに回ってきてる話に似てる。


「やるのか?」


もしかして、いやまさか。


「やっちまおうぜ」


聞いてみるしかないか。


「でもどうやってコンタクト取るんだよ?」


兄ちゃんにだけど。


「そもそもこっちは装甲関係は取り扱ってるけど強化装甲の取り扱いで軍の基準値は超えて入るけど、欲しているかはまだわからんのだろ?」


言ってみるか。イヤでも。違ってたら恥ずかしいけど。・・・・なんでだろう。息子が窓の向こう側からこっちをずっと見てr・・・分かってますよ。言います。言いますからその目はやめて。


・・行くか。


「そ、それがどうも今回だけ単発で探してるらしいぞ」



『何でわかるんだよ?』



「俺のにいちゃんがこっちに探り入れてきたから、行け、そうなら話通すよ?」


「ならやろうぜ!」


「おう」


「はは」


「GJ」


「ベェリィベェリィベェリィーだな」

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