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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


・・・・ココまで書いてあって、最終的に一番まともなのが最後なのか。悩むな。



「いえ、艦長。悩むとこなんて、一切ないですよ」


本当に、悩むことなんか一切ないじゃないですか、まるで子供のように目を輝かせたってダメですよ。なんでそんなキラキラした目でカタログを見せてくるんですか!?


「いや、なんか、面白そうな概念だったから気になった」


これぞ、THE浪漫!ってやつだと思わないか?


「それは確実性に欠けます。我々が開発部なら問題なかったでしょうはが、あれは何か一癖も二癖もある気がします」


それ以上に整備や保守点検で愚痴られるこっちの身にもなってくださいよ。ダチが機関科にいるせいで、たまに「あのエンジンは今日は不調すぎて修理に手間取った」とか、「あっちのエンジンはコネクタ破損して全部変えなくちゃいけなくなった」とか、「外側のカバーが外れたら周囲に液体燃料が飛び散っておごとになった」とか、もう散々な言われようしてるんですから。もう少しまともなエンジンを入れてもらわないと、ボクの休憩時間が()()。という切実な思いにこたえてくださいよ!!


「奇遇だな。俺もそう思った」



じゃぁ、なぜ言った!!


【なら、なぜ悩む。理解不能だ】


そうだ、そうだ!!!!


「副長。私も分かりませんよ。艦長の考えなんて」


はっきり言って、意味不明だ!そんなの。


「キミらひどくない?さっきから」

おれ、艦長なのにさ




そんなこと言われても常識の範囲内でやってほしいんですよ。


「で、艦長は実際にどうするんですか?エンジンとか船とか設備とか」


さっきから外野がごちゃごちゃ言ってしまったのは悪いと思っているけどさ。



【ふむ。君が先ほど言っていた独立できるタイプの船にする案。あれには一考の価値はあるとは思わないか?】


え?


「確かにな」


マジで?


「あ、あの艦長?そんな、冗談で言ったんですよ?無理に実行されなくても・・・」


ちょ、ちょいちょい、まって。本気にしてませんかね?二人とも??


【もうじき着くな。どうするか結局決めたか?】


「まぁ、とりあえずこの艦の整備と修理を頼もう。さっきの船の造船関係はまだもう少し時間あるから煮詰めておこう」


【わかった】


それにしても、どうしようかな。設計図を送るにしても、まずはどんなのにするのか決めないとな。










U.C.1813/7/30 AM11:00


『ようこそ。 ドヴェルゴ星系 製造惑星 ゴンジェラロスへ



改めまして、この製造惑星にはどういった目的をもってこられたのでしょうか?


作ることに特化・修理に特化・整備保守に特化と主に三つがココでは分類されております。お客様はどちらを希望されておられますか?』


おお、すげーな。さすがに製造惑星と言われるだけのことはあるな。以前来た時も思ったけどココまでされると何も言わないで降りて自分で探したいけど以前誰かがそれをやって、揉めに揉めたせいで現在はこうなってしまったとか、意味が分からん暗いの規模だな。


「えーと、第八開発部の専用ドックに入りたいんだけど・・・」


しまった。これだけ言えばわからんよな?


『第八開発部・・・・?どこの工房かを検索しております・・・・・・・・・』


ですよねー。むしろこれで分かったら有名になりすぎてどんな噂なのか聞くのが怖いわ。


「いや、ゼルセルタ航空宇宙軍の開発部署のはずだがココにはないのかな?」


ココって第九開発研究所まであったけど、あんまりほかの部署は良い話を聞かないな。


『あぁ、失礼しました。開発部の専用ドックはココではなく、炭鉱・鉱山採掘惑星群 ワラクジェルシェの付近にいつも停留しているはずですね。少しお待ちを。調べます』


し、調べるだと?おいおい、連絡言ってないのかな?


『失礼しました。現在製造惑星に戻ってきているそうです。整備保守と修理の中間にて専用ドックを構えていらっしゃるご様子ですね。周辺への警備もなかなかのご様子。その場所にたどり着くまでに幾度となく検問を潜り抜けねばたどり着きませんが、本当に行きますか?』


「あぁ」


『わかりました。パスと地図を出します。案内に沿ったルートでお進みください。こちらからは特にありませんが、ルール無視をされる場合。今後一切のドヴェルゴ星系侵入を許可されないことをご注意ください』


【了解した。案内をいただけるかな。送信したことは確認したが、受信していない】


『先ほど送信しました。受信したことを確認後速やかにその場の移動を』


【ですから、確認できていません】


『先ほど送信しました。受信したことを確認後速やかにその場の移動を。これ以上の警告を無視することになる場合は警備の者を呼ぶことをお忘れないように』


「警備を呼んでください。送信されたはずのデータが受信されてないので」


【そこで、行ってしまえば、ちょっとした騒ぎになるのでは?】


「大丈夫だろ、これで大事にしたら世界中に拡散してやる」




『はははは、そんなことで拡散されたらこっちが大ダメージをうけるな』

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