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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



【確認できたことからでいいならわかったぞ】


「どうだった、アンカーケーブル撃ち込まれはしたけど、確かこの艦ってある程度は自動修復機能が付いていたからどうなったかだけは知りたい」


【自動修復機能は正常に作動していた】


「そうか、良かった!」


【それが、そううまくは行っていないことも分かった】



「ハハハハ・・・・え?どういうこと?」


【自動修復機能という奴はな、とりあえず船体に穴が開いたときに用いられるものなんだが、今回はちょっと事情が違うんだ】


「というと」


【穴をあけてから、船体をあの墓場から引っ張り上げただろ】


「あぁ」


【あの時船体引き揚げでの過負荷により装甲と骨組みとを結合させていた部分が大きくゆがみ】


「・・・・」


【さらには、一部剥がれていて骨組み自体が曲がったり折れたりしているところを多数確認できた】


「・・・・んー」


【こう言っては何だが、竜骨なんかの確認もしたほうがいいかもしれない。もしかしたら艦全体が危険なことになりかねないからな】


「となると、やはりドック入りは確定してきているが、どこに入れるか・・・だよな。これが通常の軍艦ならば、軍港の修理ドックに居れればいいが、元が実験艦と来ているとなるとな」


【・・・・一度本部にお伺いを立ててみるというのはどうだろうか?それと並行して向かうとしないか?】


「そう、するか」



通信を入れたほうがいいな。



「司令部につないでくれ」


【わかった】


『こちらゼルセルタ航空宇宙軍 総合通信司令部。通信士の緒方です。特殊特務大隊 第七大隊、どうしましたか?』



「さ・・・・(フゥー)失礼。戦艦のことで相談がしたいのだが、上層部でこちらの探索班に関係していて今の時間から話が出来る幹部の方はいらっしゃいますか?」


『・・・探索班関係の方でしたら、一人いらっしゃいますね。出勤しているか確認しますので、そのままお待ちいただけますでしょうか。』


「了解です」






『すいません。お待たせしました。通信、繋ぎます』


「ありがとう」






『早速だが本題に入る前に自己紹介と行こうか。私はゼルセルタ航空宇宙軍 参謀本部 11番隊の参謀をしている、緒方 ジェルザハツという。階級は大将だ』


「初めまして、ゼルセルタ航空宇宙軍 特殊特務大隊 第七大隊 大隊長をしています。智也・ルルーシュ・ラングストンです」


『・・・なんだ、智也か』


「?」


『そうか記憶をなくしていたのだったな。大丈夫だ、君のことは私もそして参謀本部に居る者たちは全員知っているから大丈夫だ。それで、今日はどうしたんだ?』


「かくかくしかじか、です」


『んん-ー。無茶をやって船体を、なー』


「申し訳」


『あぁ、別に怒っているわけではないから、大丈夫だ。船体の修理。ドック入り。現在向かっている星系はドヴェルゴ星系に向かってると、そうか。んー。どうしたものかなー』




『〈どうしたんだ?〉』


『智也の艦の修理がしたいんだが、どうしたものかと思ってな』


『〈そんなにひどいなら、第八研究所のドックを使えばいいのんじゃね?あそこは元々実験艦を開発したときのエンジン開発で大量の実験機を乗せていた大元だろ〉』


『でも、装甲関係となるとなー』


『〈装甲か〉』


「装甲は別の所で作ったのですか?」


『いや、あれはワンオフ。一品物だな。あれ以外には現物は無いな。正式採用するにはコストがかかり過ぎで、やめたんだよ、確か。なんでだったかな』


『〈ワンオフ装甲?確か自動修復機能の搭載実験をしてたんじゃなかったっけ?あと、あの中でちょっとした庭園を造ったり、畑とか水の循環システムを構築してみたりと、無茶な要望をすべて実現させたは良いが、降ろすのにも金がかかるせいで無茶な廃棄が出来なくなったんだよな〉』


「水の循環システムと庭園と畑は役に立っているんですがね」


『分かっている。君たちの特性からしたら重要かもしれないが。とりあえず、修理ドックは、こちらで手配するので向かってくれ。どれくらいで着きそうだ?』


「2-3日もあれば」


『分かった。では星系に着く前に一報をくれ。以上だ』


「ハッ!」












~参謀本部~


「で、どうしようと思ってるんだ?智也的にはまだまだ世界を見て回りたそうなんだが」


「それなんだが、新型艦の立案をしてはいつも没を食らっていただろ」


「どうしたんだよ。唐突に」


「いや、どうせ没になるくらいなら、彼ら自身の手でワンオフ機体を一から作成させるのもありなのでは?と思ってな」


「さすがに丸投げはよくないぞ、せめてこういう設備がとか、ココを改良してほしい。というところをまとめて持ってきて、それから作り上げていく方がいいと思うがな」


「確かにな」


「ちなみに、前回は実験機のために大きさはデカくとにかく何でもかんでも、すべて実験できるようにしていたが、今回の物となると」


「それはもちろん、規模が縮小するのはしょうがないさ」


果たして、どうなることになるのやら。





誤字脱字修正しました。

「特殊特務大隊 第七大隊 大隊をしています。」→「特殊特務大隊 第七大隊 大隊長をしています。」

「別に起こっているわけではないから、」→「別に怒っているわけではないから、」

「正式採用するにはコストがかかり過ぎで、辞めたんだよ」→「正式採用するにはコストがかかり過ぎで、やめたんだよ」


失礼しました。


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