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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「さぁて、書き起こすぞー!」
「おおー」
「おーー」
「って、君たちまだいたの?仕事は」
「おもしろそうだから」
「私は、フェルさんと違って、指示待ちの人間ですから」
「なら、フェルはまず電磁波を当てて石の形質変化を促す作業を始めて来て」
「はーい」
「レティさんは、フェルさんのサポートを」
「はーい」
行ったな。
「さて、僕は文章を書きだしますか」
・惑星マバロフの性質を持った小惑星
惑星マバロフは存在が一時抹消されているさなかに起きた自然災害的な現象で、惑星を照らしていた太陽と月の周回がおかしくなり、太陽にぶつかって消滅するはずが、燃えずにくっついた状態で生存していました。
これには憶測もふくみますが、もともとそこにあった太陽は燃えさかる星ではなく、球体が光輝いて惑星に光をもたらしていただけだったので、消滅しなかったと推測されます。
惑星マバロフについては、太陽と月のそんな現象の余波で、惑星が半分消し飛んでしまったのだと思われます。
半分消し飛んだ際にばら撒かれた破片は、周囲に散らばりつつ、広がっていき、ブラナルズミナス星系とナバロシェム星系の間で難所航路としてひそかに使用されることになりました。
半分消し飛んだせいで、人々の記憶に戻るまで時間が掛かり、半分は元の性質を持つことすら怪しくなってしまうほど力を失った、石ころと大差にものになりました。これにより、いくら調査しても、ただの小惑星帯としてしか、認められなかったのだと思います。
最後にこの性質を使用してあらゆる分野で活用できるように生産と研究を行っていきたいと思います。
「で、これが、文書だというのか?」
「簡易的には、ですよ。もちろん公文書はもっとしっかりた物を書き上げます!だから、時間をください」
「まあいい。1ヶ月以内だ。それ以上は抑えきれない」
「! ありがとうございます。頑張ります!!」
とは言ってみたものの、俺抑えられるかな?謎だな。
怒られたらどうしようとは思っているけど、まぁいっか。
【よくは無いと思うが、とりあえず報告がある】
「ん?」
なんだ、気になる言い方だな。
【惑星マバロフの重力場すら消失した】
は?
「消えたって何?」
【言葉の通りだ。重力場を観測していたが突如観測が出来なくなった】
「・・・・。戻って確認するか」
【180度回頭するか?】
「んー、どうする?戻って確認はしたいけどココから戻るのもちょっと帰りたくないとか、な」
【要するにめんどくさいと】
「うん」
【機関始動!船体を180度回頭。艦長はお眠だ】
!?
「何が、お眠だ、何が!!」
【ハイハイ。じゃ、さっさと調査をして次の星に行くよー】
「・・・・(むー)」
【エンジン始動。出力50%、徐々に惑星マバロフに近づいて行ってますね】
「もう先に行こうよ~。いいじゃん報告書上げるんだからさ」
【降ろすぞ】
「俺、艦長だよね!」
【ワープ!】
って!
「ちょ、おいぃぃぃぃぃぃ!!」
【どうした】
「ちょ、おま、何勝手にワープしてるんだよ!え、なに、お前勝手に」
「まもなく、惑星マバロフに到着します!」←航海士
「だ、だから!なんで、そんな近距離で!」
【重力場消えたのだから大丈夫だろう】
だから、危険な香りがするんだよ!もうちょっと手前から突入しないと・・・・・
「艦長! う、うちゅ」←ソナー
ピーピーピー
というアラート音を最後に俺の意識はそこで、途切れた。
【・・・・・・や。・・・・・・もや】
ん
【・・・・ともや!!】
は!?
こ、ココは?
「どこだ?」
【現在の状況を速やかな報告を】
「わかりました」
「副長、やはり通信は一切できません」
「ソナーも全て死んでます」
【そうですか、わかりました。艦長が起き次第指示を仰ぎま・・・・・起きたのか?智也】
「「艦長!おはようございます!」」
「何があった?」
「そ、それが・・・・」
「えーと」
「ん?何かな、何かな?」
【宇宙の墓場】
「え、それって落ちたのか?」
【・・・あぁ】
「重力場の消失ってもしかして」
【墓場の天井をどうやらぶち抜いたらしい】
「脱出は?」
【当面の間、難しい】
「なら今のうちに集めれるだけのデータを集めようじゃないか。クロ、全員に指示を出してくれ。俺は艦長室に行ってくる」
【りょ、了解した】
艦長室~
「えーと、確かこの辺に・・・・・・あ~、あったあった。これだ、コレ」
・艦が身動き出来なくなった場合の対応の仕方 Part.1・
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