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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。




「わ、わかりました!行きましょう艦長!!」


【智也、針路はクリアだが、あの星は惑星ではなくたった今、水星になったようだ。これからどこに向かうかは定かではないが、明らかに危険な星になったのは確実だ。まずはあの星に追いつくことだけを考えよう】


「わかってる。すぐさま、追いかける。通信士はすぐに危険情報をゼルセルタ航空宇宙軍に連絡。対応を願い出ろ!!」


「わかりました」


「現在のこの艦と彗星の距離は?」


「えーと、ってえええええぇぇ」


「どうした、指示は簡潔にのべ」


【大変だ、智也。彗星がワープした】


「ハァ?」


【あまりの速度でワープできるほどの推力を得たのか、外的要因の成果は現在のところ、不明】



「んなこと言っている暇があるんだったら、こっちもワープで追いかけ」


「無理なんです!こんなに小惑星が多いんです。我々は、小惑星帯を突破してから出ないと、最悪こちらが、消滅します!」


くそ、こんなところでジャンプできないとは思わなかったぞ。だがそれならそれでやりようはある。


「小型機を出せ」


「えっ?」


「小型機は無人機であると同時にこの艦の最高技術を取り入れた偵察機だぞ!

安い機体でも100機は買えるかもしれないが、この艦で出た廃材でリサイクル不可の物や、宇宙で出たゴミをかき集めてできた物だ!

ならば、幾らでも修理可能!ワープもできる最高傑作だ。追いかけさせるならこれ以上のものはないだろう!



どうだ?クロ。計算しろ。今すぐ出して、間に合うのか、追いついてこちらにデータを送ってきて、こちらで対応できるかを」




【・・・・・・・・・・・・で、きるな。だが、無事に帰ってくる保証は】


「あんな廃材でできた機種だ。次はちゃんとしたやつで作れば、もっとできそうじゃないか?今回はデータ収集だと思って

使うに限る」


だから、さっさと飛ばせ!



俺が、無茶苦茶遊びすぎた証拠よ、有耶無耶になって消えて無くなれ!!!


って、作った者達全員が思っていることだからな・・・・・・



















早く出撃して、消えて無くなれ!!!



【智也。重要なら、この機体のバックアップ、今しておこうか?】


やめろ!証拠隠滅を期待してるんだから!


「かまわない。そんなデータ。俺たちが何機でも復元してやる。だから今は時間が惜しい。早く出撃を!!」





【(何か隠し事をしている気がするな。こっそりとバックアップして確認しておこうか。さてさて何を隠しているのかな?


智也は・・・・・・・・・基幹システムは、現在の最新鋭システムを遺憾無く発揮できる特別仕様。。。。は?こんなことしてるなら、こっちの方にそのデータとシステム渡せよ!


っと次は・・・・装甲。蒼海の装甲システムの次世代型を開発・・・・・この艦に取り付ける前の試験的目的。。。。聞いていない。


武装。ゼルセルタの軍事システムから最新鋭の物をさらに高性能に発展した次世代機を開発、運用するために開発部とタッグを組んで試験運用目的で開発。


聞いていない。報告をされていない。



まさかと思うが、


ワープ航法システム。記録上存在していない、既存原理の逸脱を目的とした、次元航法装置なるものを開発、テスト、運用を目的とした既存の開発部署に依頼せずに勝手に行ったと。。。。。。。



智也。君さえ、報告を怠っている。あぁ、だから発艦を急がせたのか、今度来るであろう監査の時に証拠隠滅を図るために。



・・・・・仕方がないな。貸し1だな。このデータで重要な物を私のバックアップファイルの一部を使用し、コピー。今持っているデータは全て消去。それから、)無人小型機、直ちに発艦。無人機への命令は、位置情報の取得と我々以外が小型機に接触を図ろうとする者達がいた場合、即座に自爆を敢行せよ。これについては機密保持のため、徹底的な爆破が求められている】


「まかせろ、クロ。あの機体の機密保護システムは完璧に作動できる状態にしてある。俺たち以外が接触を図った時点で起爆スイッチがONになるから、あとは任意のタイミングで、ドンだ」


これこそ、最初に組み込んだシステムだ。

それと、クロよ。わかっていて助けてくれたな。これじゃぁ、



「借り1だな」


「艦長、なんのことですか?」


「いいや、なんでもない。それより急がせろ」


「はい


無人小型機、全機発艦。指示は、副長の指示通り全てをインプットしているかを確認後、発艦させろ。


以上」


これで、全てはきっと、闇の中にいくだろう。


それにしても、あの星の現在の位置と、向かっている先はどうやら次の場所になりつつあるが、果してどうなることやら。



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