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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


「わかりましたよ。艦長。それじゃ、おれは、今回は納得したということにしておいてください。では、迎えが来ているので、行ってきます」


「おう、行ってらっしゃい!」

迎え来てたのに、待たせてたのか・・・・


【迎えを待たせるとはいい根性だな】


「それは、俺も思ったけど、そうとやかく言ってやるな。いきなり辞令みたいなことをしていれば、誰だって混乱するさ・・・・・俺だったら、殴りこむな」


【私でも納得いかない場合は智也にどうにかさせるな】


「おいおい、無茶言うなよ!」


【それで、ナバロシェム星系に針路を向けて、出航はしたが、小惑星帯に向かえばよかったんだよな】


「そうだ!まずはあの謎を解明していこうじゃないか。母さんの艦も少し遅れてるらしいし!」






その後しばらくして勝手に行き先を変更した挙句、いきなり気になったからと言う理由で設備はあっても使える人員がいないのに調査を決行した智也に詰め寄る隊員達が目撃されたらしい。

























「さぁて、目標の小惑星帯エリアは何処かなどこかな?」




「・・・・」

「………」

「・・・ッチ」







「なあクロさんや」


【どうした?智也?】


「なんか皆さん殺気立ってない?」


理由はなんとなくわかってるけど口にしたら爆発しそうだし、空気がピリピリするからクロに話を振ってっと


【智也が全面的に悪い】


「そこまで言ってしまえば、言葉に詰まるわ。そして分かってるけど君はどちら側なの?」


【全体の総意として言わせてもらおう。何故このタイミングで言うのかな?】


「ハハハ、気になったし、コレについては俺の中でもいまだにそう思うんだけど、行った方がいい気がするんだと言う感覚から来てるんだ」


そう、感覚で行こうと決めた手前、後には退けなくなったんですよ!



「それで体調、どのあたりに向かいますか?」


「取り敢えず中央から横断してみようか。それと隊長ってこう書いて言ったんだよね?なんかニュアンスからして違う言い方っぽいんですけど?」


「気にしすぎですよ。退庁」

「そうですよ、体長」

「体調、疑心暗鬼過ぎますって!」



「そうかなー?なんかニュアンス的に違う言い方っぽい感じがしたんだけどなー。もういいや。取り敢えず目標は中央突破」


【それを言うと戦場の中にいるみたいな言い方だな】


「俺もそんな感じがしたよ」



そんなリラックス状態が過ぎて少ししたら視界前方に細くて長い小惑星帯エリアが見えてきた。


まず最初に行われるのは、小惑星帯範囲にかけての高出力レーダーで全域を隈なくスキャンする事から始める。


中央突破しないのかって?そんな事をするのは本当に戦時下か緊急時を除き行わない。


だって危ないじゃん。いきなり中に入って小石程度なら大丈夫かもしれないけど、見た事も聞いたこともない物質があって、関わると危険なものとか、採取する方が断然いい物質とかあるのに艦が通って消し炭とか弾き飛ばしたりでもした日には探さないといけないからね。


だから今やっていることには意味が有るんだよ。


何でもかんでも突貫すればいいのでは、仕事にすらならない。



そんな事を考えていたら高出力レーダーでのトレースが終わったようだ。


基本的に航路外では有るが、船が絶対に通らないかと言えばその限りでは無い。資源回収船か燃料代をケチった貧乏船か、はたまた海賊船なのか、ある程度通るルートには獣道よろしく船舶は通れるくらいのルートは出来ている。


だから、コレから探すのはそんな航路ではなく全くの未知の領域。レーダースキャンは、誰かが一度でも通った道なんかを指し示してくれる。


今からその結果が表示される。



基本的に真っ黒な部分をしらみ潰しに捜索していく実に面倒な作業なので有る。


そんなわけで調査船の人員確保要員は大変過酷ではあるものの、給料的にはかなりの高額設定になっているのである。




「艦長、スキャンが終わったんですが、小惑星帯の実に96%が未開地設定ですよ。どうします?」


「どうするって、未開地開拓に行くんだよ。小型無人機なるものがこの艦には開発されていただろう?それを使って探しに行こうじゃ無いか!」



【何故智也がそんな開発案件に携わっているのか聞いてもいいかね?】


「案件って言うか、艦の中に長時間居る暇人達が集まって物作りしてる場所があるんだよ。こないだ俺も参加して一緒に田畑耕しマシーンなる物の開発に行ってきたよ」



【・・・もういい。考えるだけで頭痛がするが】


「AIなのに?」


【・・・AIでもそうなるだろうな。もういい取り敢えず、発艦させて調査の手を増やそう】



「おぉー!なら早速やろう!えーと工作し隊、小型無人機発艦準備をせよ!コレはお披露目件、実用段階実験になるだろうからな‼︎」



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