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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



「次の目標は、ナバロシェム星系!」


【で、どこの惑星を希望するんだ?】


「とりあえず、以前言っていた小惑星帯の中の面白物質だけ確認しに行こうよ!」


【はぁ、そういうのは前もって計画してからの方がいいと思うのだが】


「そうは言っても、宇宙物質を取り込むのか、勝手に吸収してるのかは見てみたい!」


【突然だな。ほんとに】


だって、みんな好き勝手動いてるんだもん。


【智也。言葉にしてくれ。聞こえない】

「なんでもないよー。それじゃ、針路設定しようじゃないか」




『ちょっと待ってくれ、艦長!ひどいじゃないか!なんで俺を置いていくんだ!』


「・・・・誰?」

【確認する】



『艦長、俺だよ俺!』


「オレオレ?」

【昔そういう記録があったな。確か、オレオレ詐欺・・・・お年寄りに対して、孫などを装い金をせびる悪徳な犯罪者のことだな。通報・・・・ここなら、直接取り締まるための捜査権を智也が持っていなかったか】

「だな。で、オレオレさんはどうしたのかな?」


『なんでそんなに冷静なんだよ、艦長!救助資格取得した後に来たメールの意味が分からないから連絡したのに、なんでまともに取り合ってくれないの!?』


「救助資格?」

【メール?】


「【アッ!】」


『思い出してくれたか。そうだよ、緊急案件だとかで、すでに学園を離れたのは聞いていたけど、それにしたって次は艦長を経験してくれとか、意味が分からんのだけど、ちゃんと説明してくれ。たのむから』



「なぁ、クロ」

【あぁ、記録上確認したら、ナジェロ少尉の携帯だな。そして、メールというのは、智也が送った、次元震のその後の調査で、かかわった組織に潜入するために向かわせた例の】

「あぁ~。あったね、確かに。それの人員回収のために艦を出すように言われて、知り合いの伝手を使ってそっちから出してもらうようにしたんだった」


【それにしてもなぜ、艦長?】


「向こうは艦を出す代わりに責任を取れる者に来て欲しがっていたから、ナジェロに艦長代理を頼んでおいただけだと思う」


【それが、なぜ艦長?代理取れていないか?】


「正式な辞令は艦でやらないといけないそうだからじゃない?」


でも艦長職って佐官で、代理は尉官が担当してなかったっけ?オレ、階級上げさせてないはずなんだけど・・・・。









「まぁ、いいや。とりあえず、出よう」

【ホイ】


なんつーいい加減な、通話の繋ぎ方。。。。














「艦長!」


「わかったって、すまないって」


「わかってるんですか!急にメールが届くんですよ!意味不明な!!」


「ハイハイハイハイ」


「いい加減な、受け答えしない!!」


って、言われてもなー。


「そういわれても、俺他人事だし」


いい加減だと言われようとも、それはホラ!!


他人事だし!!


「なんか、心の声すら、なんか腹立つ!!」


「ハイハイ、他人事だからいうけどさ、昇格させてないのに艦長らしいよ。どうする?隊に戻りたい?それとも、そのまま居続けたい?」


「どういうことだよ!話が全然見えないんですけど!!」


「だよね、ナジェロ」


「なんだよ、艦長!」


「俺も何言ってるのかわからんけど、どうする?」


「どうするって、第七大隊に戻りたいんだけど、ダメなの?」


「ダメじゃないけど、いいの?艦長職って給料も上がるし、階級も上がるよ?たぶん」


「って言われても、少尉で艦長っておかしいよね。それにさ、オレさパイロットだよ?なぜに艦長?」



「そ、それは・・・・・」

【(言うのか、さすがだな)】


「それは?」


「ナジェロ以外に動かせる人員が居なかった」

【ぶっちゃけたな。そして、確かにそうだが、言い方】


「艦長、マジで人員不足だったんですか?ほんとに本当に、いなかったんですか?」





「いなかったんだよ、残りの人員は学生上がりの回収要員と教育係りに任命してきたから」


「そっちかー。そういえば、俺、聞いてないんですけど、パイロット志望は何人くらいいるんですか?」


「さぁ?幹部候補生学校のメンツにはいなかったけど、もしかしたら別口のミッドガルツ学園では居るのかもしれんな」


「へ~、じゃぁ俺はこっちの仕事が終わり次第向こうに合流したらいいんですね?」


「終わればな。もし先に間に合わないと判断したら、先に第一目標地点と、第二目標地点を教えておくから、そこに来い」


「了解です!艦長!!」


「第一目標はグランツフォーン星系を越えたあたり。



第二目標は銀河系。地球にて合流だ。間に合わないことは無いと思うが頭に入れておいてくれ」


「わかりましたよ。艦長。それじゃ、おれは、今回は納得したということにしておいてください。では、迎えが来ているので、行ってきます」

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