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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



あいつら、コーヒー代置いていかなかったな。次に会った時に徴収してやろうか。


フフフ。まぁ、覚えていたら、だけどな。


「にしても、今日はよく晴れてやがるな・・・・ん?通信?誰からだ、クロ?緊急通信っぽいな。まずは、出てみるか、もしm【智也】(お、おう。珍しく急いでる様子だな)・・ぉっと、どうした?」


【智也】


「ん?」

急用だな。珍しく、あいつの焦りが分かってしまうし、それにさっきの連中の出動要請と関係あるのか?



【ピンハネ軍人市民からの通報で発覚】




「・・・・・監査部に連絡して経過状況を報告させろ」

ちょうど、さっき話したタイムリーな話だが、まずは確認。





【ゼルセルタ航空宇宙軍の監査部にアクセス。。。。




ブラナルズミナス星系の軍人のおよそ6%に及ぶ軍人が拘束された、ということですか。内訳は・・・。






・差別とハラスメント行為が4%


・違法行為が1%


・軍事法廷開廷案件が1%




の、違法行為の内訳で、シュトロネハイムで活動している軍人のリストを照らし合わせて、酒屋にかかわっている者たちは・・・・・やはりそうか。すでに逮捕されているようだ】




「わかった、その情報を連絡してきた隊員にすぐにつないで、教えてやれ」


【わかった、すぐに連絡する】


そういうと、すぐに通信が切れた。まだ、大々的に発表してないから、時々通報してくるんだろうな。早めの発表を急かしておくだけにしとこ。


それにしてもうちの隊員が連絡してきたと思うけど、誰だったんだろうな。




それに外の空気を吸いたいと希望していた2人は、今頃気分良く飲んでいる頃だろうけど、旅は1/3を過ぎる手前だ。

そろそろ、次の星に行かないと後ろから追いかけて追いつかれるのは、なんか嫌だな。彼らが追いつく前に地球に行きたいけど難しそうなんだよなー。前回の滞在日数の所為で・・・





いいや、そんな下向きな考えではマズいな。まずは俺も酒でも飲んでリフレッシュ!・・・・できればいいが、現在仕事時間。こればっかりは飲んで作業をするのは難しいし、こないだ酒飲んで仕事していた奴に示しが付かないから、送ってもらおうかな、艦長室に・・・・・。それから、下船している者たちを呼び戻すのは酷か・・・あと、3時間は滞在するようにメールしておくか。









~SIDE~

自分は、ナジェロ・ギロイ・コナミュッシュ。ゼルセルタ航空宇宙軍のパイロットをしていた。

但し、それは特務大隊に配置換えされる前の自分の所属だ。


配属されてからは、色々な星を旅した。



未開地エリアを探索していたら、惑星を発見して、艦長のご両親を救助、その後未開惑星を発見して、星に降下し調査すると、そこは過去に文明を持っていた星であり、研究の失敗で星が岩に飲み込まれ、星全体が住めなくなるという物だった。それを艦長が解除し、新たなる生命の育める惑星にテラフォーミングみたいなことを行ったおかげで、星が再生した。


いま、俺の転換期はこの次の出来事から始まったと言える。


惑星ゼスを後にした、戦艦蒼は次の目的地を定め、ゆっくりと宇宙の海を前進していた。


その時発せられた救難信号に気づき、救助したのが、ジェダロン少将。かなりのお偉いさんだった。俺的には、もっとラブコメ展開を期待していたけどな。宇宙にさまよう救命ボートに乗った美人を俺が助けて、恋人になる!とかの期待を込めてたけど、妹から、人に向けるような視線ではなく、ゴミに向ける視線をもらうし、リーダーからは馬鹿にされて頭を叩かれた・・・・・・もう、辞めよう。空しくなるだけだよ、この話は。


その後、なんやかんやあって、次元震の発生メカニズムという、世紀の大発見をしたんだけど、尾ひれがついた。



次元震を止めることかなわず、惑星にも被害を受けてしまう。



この時、初めて自分の無力を知った。今までは空を飛べればいいんだ。とか思っていたのに、生まれて初めて、人を助けることの難しさを知った。自分の無力さとともに、な。



人を。物を。世界を。


救うには、知識と資格が必要だということに、この時、初めて知った。


俺たちには手の施しようがない世界に、飛び込むだけの勇気は持ち合わせていても、飛び込む資格が無いため、歯がゆい思いをした。



艦長は、救助資格を持っていたため、救助命令権を行使して、尽力していたが、自分にできたことと言えば、伝令。


次の日も、その次の日も、あくる日も、そのまた次の日も、伝令。伝令。伝令。


別に、飛ぶことは好きだけど、今目の前で死にかけている人たちを救うことさえ、資格のないものにとっては、できないことだと、初めて、自分は気づいた。



それから、どうすればよかったを考えていたら、同じ気持ちの者たちが、船内に居ることに気づき、ある日を境に、資格取得に向けて、艦を一時下船することを、艦長、智也に話した。




そして、今日。その第一歩がやってきた。

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