表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第九章 先行・星の航路 地球編
151/450

151


「存じております。


ナグタ殿と、京介殿でよろしいでしょうか?」


「えぇ、そうです」


「ではでは、奥でゆっくりとおくつろぎください。ささ、どうぞ、どうぞ」


「では、京介殿。行きましょうか」

「行きましょう、ナグタ殿!」



はぁ、こんなタイミングでこの方たちをお迎えしなければならないのは心苦しい所ではありますが仕方ありませんね。まぁ、軍人の方ですから、最悪巻き込んでしまっても良しとしてくれますかね?してくれないと、困ってしまうのですが。

「ようこそ、マタタビ酒ORIGINAL・GURAT 本店の番頭をさせていただいております。ジーニャスと申します。そして、こちらが、このマタタビ酒ORIGINAL・GURAT のオーナーで」


「グランツと申します。お見知りおきを」



「早速ですが、店主、お酒の試し飲みをさせていただきたいがよろしいか?」


「えぇ、もちろんです。こちらの者が担当させていただきます。・・・ジーニャス。後を頼んでも?」


「もちろんです、オーナー。では御二方、こちらは当店では一番の目玉商品でして・・・・・」








「さて、やはり軍人の方に頼るのはマズいですね、ですがどうしましょうか?結構急ぎです・・・・はぁ」



「どうしたんですか?ため息なんて、さっきはそんな素振りなさそうでしたのに?」


「えッ?」


「あぁ、初めまして陽平と言います。中に入っていった二人の保護者みたいなものです。それに、あの二人はしばらくココを出ることは無いと言い切れますから」

と、陽平は言っていて空しくなるほどのボッチ間を店主に提示する。


「・・・・・。ため息ついていましたか」


「えぇ、それと職業柄荒事にも慣れていますからね。何かあったんですよね?」

重大な軍事関係でないことは確かなんだろうが。


「えーと、私は、な・・・何もありませんよ」


「・・・・(ジーーー)」



「申し訳ありません。嘘をつきました。実はあるんです!だから、その目はやめてください」


「失礼。それで、どうされましたか?」



「それが・・・・少し前からなんですが、お酒を造っている場所から、ココの販売店は部署が違うだけで同じ会社ではあるのです」


「(やっと、喋りだした)そうですよね、私どももそれでココを選んだくらいですし」


「ありがとうございます。それでなのですが、酒造元は一応別にありまして、ココに持ってくるのは独自の輸送手段で持ってきているのですが、それが」


「が?」


「どうやら、ピンハネされているようでして」




※ピンハネとは、上前を撥ねるとも言われているが、現在そのような行動をしていると噂されるだけで職を失うとまで言われているほど悪質な嫌がらせの代名詞となっている。



「そうでしたか。んー・・・誰が行っているとかもわかりませんかね?」


「貴殿に言うのは申し訳ないのですが」


アレ?この流れって?

「ゼルセルタ航空宇宙軍の星系軍あたりですか?」


「そうなんです。何とかならないものですかね?」


確か、こないだの差別事件のついでに、違法なことをしている連中も取り締まったとか聞いていたけど・・・・・聞いてみたほうが早いか?

「ちょっと、一度艦に聞いてみますね」


「お願いします」


この時間なら、副長かな?

「あー、副長。こちら陽平。客人と先生連れて酒屋に来ているのですが・・・」


【同化されましたか?】


「あーと、ココの酒屋の店主からの通報です」


【了解しました。・・・どうぞ】


「えーと、社内輸送業務を行っているときに、ゼルセルタ航空宇宙軍の星系軍所属の軍人がピンハネをしている可能性大。至急確認を願いたい」


【了解、少し待て】


「了解」





【智也】


「ん?」


【ピンハネ軍人を市民からの通報で発覚】


「・・・・・監査部に連絡して経過状況を報告させろ」



【ゼルセルタ航空宇宙軍の監査部にアクセス。。。。


ブラナルズミナス星系の軍人のおよそ6%に及ぶ軍人が拘束された、ということですか。内訳は・・・。



・差別とハラスメント行為が4%

・違法行為が1%

・軍事法廷開廷案件が1%


の、違法行為の内訳で、シュトロネハイムで活動している軍人のリストを照らし合わせて、酒屋にかかわっている者たちは・・・・・やはりそうか。  陽平】




「ハイ!」


【再発防止をすでに実行している。損害賠償を含めてこちらですでに対応をしている有無を報告してください。その後、今回の行為を行ったものは懲戒解雇のうえ、禁固刑がすでに出ていることも報告してください】


「わかりました!おやっさん。今回の悪徳軍人は全員逮捕されているから、もうそんなことが起こらないようにしているそうです。この後、報告込みで損害賠償の話を持ってくるそうなので、もう少し待っていてもらってもいいですか?」


「!? アリガトウございます・・・・ありがとうございます!」



「そ、そんな。こっちが悪いんですから」


「お礼だけではさすがに・・・そうだ、今回の請求代をむしろタダにすればお礼になるのでは!」



「ダメですからね、そんなことをすれば、彼らは浴びるように飲むんですから!だから、そこは、高めの値段設定でお願いいたします!」



「ハハハ、そういわれてしまえば、それ以上言いませんよ。分かりました、では、私からは、情報を提供させてください」


「情報ですか?」

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ