15 外伝1-2
すいません。予約投稿間違えてしまいました。
とある、空港の乗降場でのコト
「シネ!コノヤロー!!」
「ふざけんな!バカヤロー!!」
・・・
これが、軍の制服に身を包んだ2人の軍人の久しぶりに会ったときの行動である。
当然バカな軍人2人は空港の特殊警備隊に連行され、一人は監査官でありながら、一人は、昨日、始末書を書いていた大佐であったため、2人別々の懲罰房に5日間入れられることになった。
1人は車で来ていたため、捕まった時に止めていた車は、放置車両として、罰金。
1人は監査官という役職でありながら、衆人観衆の中で殴りあったため、もう一人の罰金の3倍の罰金刑に処され、給料半額カットというまぁまぁの処分を下された。
この、話の一番悪いのは、『衆人観衆での喧嘩』をしたからであって見えないところでやっていれば問題はなかったのである。馬鹿な奴らである。
もちろん、罰金だけで済むなど誰も言っていない。
希望的観測をした、バカ二人を除いて。
釈放されてすぐに、お互いの上司の元に連行されこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
それから数時間後、二人は和解し、数回メールのやり取りを行い自分たちの将来が確定したことを喜んだ。
もちろん。一人はメールの文章でキレて殴り、書いた奴は殴られるのは必然だったかもしれない。
「おい、親友」
「どうした?大親友?」
「今すぐ準備して、ドラゴンの街に行かないか?」
「いいな、それ。探索班の人材発掘免許を盾に上司をせっつけば大丈夫だろうしな。やるなら今すぐに!」
「「ぐへへへへへ」」ほんと、お似合いのバカですから。もちろん、しっかり上司に怒られましたとも。
「親友。」
「どうした?大親友」
「許可、もらったか?」
「おうともさ。それに、財閥次期当主の座だけど、世界を旅して人脈を作ってくると言ったら、死なないことを条件に許可が下りたぞ」
「マジか。すげーな、あの親父さん」
「だろ。っと、こんなところでゆっくりできないな。すぐに行くぞ。今から行くなら最速便はうちの会社の貨物機が最短だから、おまえの荷物も一緒に送っといたぞ」
「すまんな。じゃ、行くか。」
「おう」
・宇宙空港 貨物ターミナル 国際出入国管理センター
・「次の方どうぞ。パスポート又は身分証を提示してください」
「ほい、これでよろしく」
「確認します。た、探索班の陽平・ルーグス・ラングストン 大佐でよろしいですか?」
「イエッス!!」
「・・・確認しました。どうぞ、お気を付けください。」
「サンキュー」
・「次の方どうぞ。パスポート又は身分証を提示してください」
「はい、これでよろしく」
「確認致します。探索班のスチュワート・B・ラングストン 大佐でよろしいですか?」
「あぁ、あっている」
「確認しました。どうぞ、大佐、気を付けていってらっしゃいませ。」
「あぁ、ありがとう」
・・・
「なぁ、なんか俺とお前対応ちがくね?」
「そりゃ違うだろうな。丁寧に話すか、敬語なしでは、対応も違うだろうな」
「・・・マジか」
「まじだ」
「シチューさま、お早く」
「あぁすまない。行くぞ大親友」
「おお、すまないな、親友」
貨物機の中で2泊
「なぁ、移動時間、ほぼほぼ寝てて気づかなかったけどさ」
「なんだ」
「ドラゴンの街についたんだよな」
「そうだが、それがどうした」
「今、どこに向かっているんだ?」
「私の知り合いにドラゴンの夫婦がいるんだそいつらは自然魔法科学の研究者と応用魔法科学の研究者の夫婦なんだがメンバーに加えれば、探索班もグッと質が上がるかなと思って声をかけに行くんだ」
「おう、任せる、俺にここいらの人脈はねぇからな。獣人の星なら多少顔見知りのやつもいるんだがな」
「おい、絶対モフモフのかわいい女の子紹介しろよ」
「わかってるよ。怖ぇーよ。親友」
「絶対だぞ!!」
「だから、怖いっての。引くぞ!」
捜索に1泊
「おい、聞き込みで一日つぶれたぞ」
「すまん。久しぶりでどこに住んでるのか忘れてたんだよ。」
「お前の欠点は、あんまり使わない情報は抹消する癖だよな。悪い癖だぜ、親友」
「悪かったっての。ほれ、ついたぞ」
「おぉ~」
「すいませーーん」
「はーい」
交渉中
「まぁ、二人がOKしてくれてよかったよ」
「だな」
「さっき智也からメールが来た明日港に到着するそうだ」
「了解。にしても普通引っ越すか?」
「俺に言うなよ。夫婦そろって別の惑星に引っ越してるなんて分らなかったんだから」
「まぁとりあえず明日に備えて、休むか。」
「そうだな」
((まぁ、無事に合流できるから、いいかな))
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