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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
・・・・大丈夫だよな?
しらんけどさ、彼らを見殺しにできないから、なるべく俺が乗ってきた船に早めに乗り込んでいてほしいんだけど・・・・・まぁ、向こうはプロだから制圧してくれてるだろう。
でも、まさか死んだと思っていた、四季さんが生きていたとは・・・・
それでも死者が出てるんだ。早急に上司に報告しなきゃな。こちらが今、回収できるだけの情報を、隠された情報は、後ほど専門の人が引き継ぐ手筈とはいえ、すべてをやり切りたかった。
それにしても、連絡遅いな?今回連れてきた部署の人たち。
今回連れてきたの腕に自信のあるやつじゃない人ばかりだし・・・・鍛えなおしが必要なのかな?
とりあえず、撤収しよう。ボロが出る前に。
「さぁ、帰るぞ!表の仕事を終わらせて、すぐにまたここに帰るためにな」
(次回は令状をもってきたいな!こんな危険な場所早急に離れて二度と来たくないし!)
「わかりましたよ、ボス」
(すぐに帰るのかよ。もう少しココに居ようぜ。書類作成すんのめんどくさいんだけどな)
「いいですけど、ボーナスくらい弾んでくださいよ」
(マミーの子に貢ぎたいんだから)
「ボスのお帰りだ、開けろ」
(ハァ、この三人のアホな考えが手に取るように分かるよ。親父もそういう心境で闇に落ちたとかならいいけど、そうでないのなら、息子の手で手錠掛けないといけないのかな?憂鬱だな)
・・・
(この船の所有者が帰ってきたか。厄介だな・・・・やるか?無理だな。子供に手を挙げるのはさすがに・・・・)
「かまいませんが?不自然になると気づかれますが」
(なんでこんな野蛮な奴らが乗っ取りをかけるんだよ。最悪。隊長!戻ってきてはダメ!気づいて・・・はくれないから開けろなのか)
「いいだろ、開けろ」
(ボンボンが闇の組織のトップとはな。少し締め上げればペラペラ喋ってくれればいいけど)
『おかえりなさいデス、ボス』
(できるだけ笑顔で、不自然にならないように、緊急信号の発進を)
「おう、ただいまー」
(緊急信号?あぁ、俺が気づかずに乗り込んでると思ってるんだな?)
「ボス?」
(どうしたんだろう)
「船を出せ、ジン」
(それなら、こっちも緊急信号で応えないとな)
『アイアイサー』
(隊長、さすが!)
(気づいてくれた!)
(やはり、器が違うのだよ)
(通常空間で締めるんですね、わかりました!)
・・・・・。
大樹の大屋敷から接舷していた船が離れていく。彼らを見送るのは、二人の老人。
この組織での長老的存在。
この組織で彼らは絶対に逆らうことのできない存在。
そんな彼らが見送ってから、4時間後・・・・・
「生き残りがおって・・・・」
「全員が逃げただと・・・・」
「『どうしよう』」
彼らは、組織のトップに近い長老的存在であり・・・・・・老害だった。
組織は常に彼らの失態を監視していて、いつでも排除できるようにしていた。
もちろん、ボスの命令だった。
こんな絶好のタイミングで失態を犯してくれたのだ。後は、御分かりだろウ。
始末するに限ル。
おレ?おレはね。ことしあ・・・・殺しあ。
この二人を始末すルのに俺ハ最適・・・・・。でも奴らは知らない。ボスも知らない。
おレは、組織犯罪急襲部隊。ゼルセルタ航空宇宙軍に所属している、特殊任務特化型の人間だ。彼らを殺す前に、データの吸い上げは実行しなければならない。
変なしゃべり方はゆりゅして、ほしいい。
むかしのきずで舌がたまに回らなくなりゅんだ・・・・・
もう喋るにょしんどい。
【舌のせいにしないでくださいT1】
『わかってるヨ、PB1』
【T1、標的の始末は?】
『完了、現在秘匿情報の奪取を図っている。取得出来次第、この場から撤収するつもりダ』
【それが、撤収は少し待っていてほしいそうです】
『ハァ?』
【その場所はなかなかに好条件な場所だと思われませんか?】
『オイ、本隊合流までココに居ろってカ?』
【・・・・・・ハイ。できそうですか?】
マジか~、ココに来てさらに難題を持ってこさせられるとは。トホホ、運が無いよ。
軍に寝返った時は、この仕事に嫌気がさしていたが、法で守られた業務を行うのだろうと思っていたが、基本的に常にグレーの仕事がオレに回ってくル。
まぁ、報酬をケチられたリすることが無いからいいけどサ・・・・・
『了解、待てば良いのカ』
【ファルムス隊が現宙域を出たとこで、老害だったとされて組織から監視対象になっている者たちを拘束して、本隊合流に備えてください。本作戦終了後、貴方には大樹の杜の組織殲滅任務に就いてもらいます。ただし、派遣する部隊には本案件を伝えずに合流させますので、】
誤字発見したので修正しました。