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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



「正解。よくできました。それじゃ、さっそく」




「艦長補佐から操舵士へ。針路そのまま、速度を限界ギリギリまで上げて。この航海の到達目標まで急行します!」


と、真面目な表情で操舵士に命令する有紗。




「了解しました。   機関長へ、速度上昇のため、出力を上げる」


そして今回、エンジン出力系をイジっているので、エンジン周りが気になるのか、機関長のいる方向に首だけ振って確認してくる航海長。




「了解。機関長から、機関室へ。速度上昇に伴い、エンジン出力系の異常を見逃すな!今回港を出る前に少し手を入れてるから異変があれば報告せよ」


その報告を受けて、機関科の皆に警戒を呼びかける機関長。




「こちら、艦橋。全艦内に達する。これよりこの艦は目標地点への、早急な対応を本隊から命令されたため、速度を上げて目標地点に急ぎ、航行します。多少の揺れなどがあります。気を付けて行動してください。」


通信士は艦内の安全のために艦内放送で注意を呼びかける徹底ぶりを見せつけてくる。




今、一番この放送が必要な部署は、航空隊の総点検を行なっている整備科だ。彼らが寝食を忘れてなければ、大丈夫だろう。



多分、きっと、大丈夫。





信用できないけど、航空隊のラスさんがきっと注意喚起してくれるはず!







「格納庫内における全クルーへ、艦橋から連絡が来た。速度を上げるから、揺れに注意しろだそうだ!エンジンを降ろしている最中の機体は注意しろよ!そのほか諸々もだからな!」


心配無用!整備班班長がしっかりと警告していた!




















その後、諸々の準備を終えてから航海長が一言こう言ってから、事態は変わる。


「速度上昇確認。クリス艦長、針路切り替えポイントまで、あと50分次の指示をお願いします」




「いよいよ来たわね。みんな準備してこれより合流ポイントへ向かわ。合流ポイントに到達できたらその時がこの旅の終着、心してことに当たる。


新人たちにとって、辛く悲しいことも経験できたと思う。だけどこれから先も続く、未来への航路を行く貴方達の厳しくも温かい先輩たちのおかげで立派になったその姿を、合流する我が第七大隊の主力艦に乗っている人たちに見せてやりましょう!



私たちは、もう一人前の正規隊員だって姿を。









さぁ、全速力で行くわよ!!」




「『ハイ!』」









それから、しばらくして、ワープ圏内ながら光速道路並びに、ワープ空間に異常がみられるため、迂回路ルートが設置されていることを知り、通常航行で向かうことになった。









星の海を肴に片手にお酒を持ち、旦那である琢磨とクリス艦長が、とある話をしていた。




「グランツフォーン星系。折返し地点に差し迫り、発覚する、智也率いる第七大隊の主力艦、戦艦蒼。現在、合流ポイント到達まで残り3日。


俺たちの合流まで残り、5日。



空き時間は、周辺で警戒に当たりながら、待っていてくれるそうだ」


宇宙船の中でも、喫煙ができるということで、未成年者が多い新人たちは出禁が言い渡されている部屋で、男は言った。


「本当に、私たちの旅がもうすぐ終わる、さっき、新人として乗り込んでいた彼ら彼女らに私はこう言ったけど、一番寂しいのは、実は私かもしれない。



ずっと、ずっとあーちゃんや、ティフィーちゃん達と仲良くワイワイ、やっていくのも楽しそうだったけど」


そして、煙をたしなむことをしない女性は、自身の周りに煙を近づかせないための、強力な換気システムの近くに陣取り、少しだけ、悲しそうに言った。



「なら、智也に話してみるのも一つの手じゃないか?あいつに言えば独立・・・・は無理かもだが、第二小隊として新たな船と、新たに人員をくれるだろう。その時に彼女たちを入れればいいんじゃないのか?

実際少人数で動く探索班もいるんだし」


「それは、考えたけど、有紗ちゃんだけは、智也に会いたがっているのは確実よ。あの子は、たぶん智也が好きなんだと思う」



「マジか。年下で、未成年。・・・・・・・犯罪じゃねえのか?」



「それ、私の父に行ったら泣くわよ。どれだけ離れてると思ってるのよ」


「確かにな」


「あの子が、智也のことを喋り始めるとね、私。胸焼けするのよ」


「砂糖を吐くのか?」


「シロップね」


「シ、シロップか。濃度が濃そうだな。まぁいいや、それで?」


「そんな子をどうしても、娘にしたいじゃない!!」



「・・・・・・・・。もう、本人同士に任せてやれ。外野でとやかく言うな」



「わかってるわ。だから、貴方に愚痴をこぼしてるんじゃない!」


「ほら、グラスの中に入っていた茶色の液体が蒸発した(飲んだ)から、弱気になっているんだよ」


「そうかしら。

なら、ついでくれないかしら?


旦那様?」



「あぁ。




いいぞ。嫁さん・・・・・・・・・俺の・・・・・・・・・・愛しのおくさま」




言っていて、これほどまでに寒い視線をもらったのは、初めてかもしれない。





「キモイ」


と、言われた。視線より、俺の紙のハートが破けた。



そんな、アホなことを言い合っているうちに、まもなく到着する。合流地点。。。。

仮入隊員の習熟度 現在 95%


もうそろそろ、ゴールが見えてきている、正規隊員迄、あと少し。

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