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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。



「クリス艦長、本隊から連絡が来ていますが」


「!?」


「本隊って、戦艦蒼ですよね、直接メインスクリーンで出ますか?」



「いいえ、艦長席の受話器で出るから回線回して頂戴」


とうとう、来たわね。さてさて、どういう指示が来るのかしら?


「わかりました、回します」






・・・





・・・・・





・・・・・・・・







【アロー、蒼海、艦長】


「ハロー、大隊長」


【硬いね、なんで受話器で取ってくれてるの?】


「そうよ。で、何か用?」


【あ~ごめん?】


「なにが」


【合流ポイントには間に合いそうなんだ。なので、並走して銀河系に降りるつもりなんだけど、大丈夫?




「えぇ、それで、どういう風にすればいいの?こちらはすでに港を出港はしているのだけれども」


【グランツフォーン星系をかすめて回るんだよね?だったら当初の合流地点で、合流後少し、情報交換してから銀河系に向かう予定にしておいてほしいんだけど、大丈夫?】


「わかりました、合流ポイント到着時間は・・・・・」


【あぁ、そういうのはまだいいや】


「そ、わかった。」


「それと、有紗たちの進捗状況はまだ言わなくていいから、そんな笑いをこらえた声を寄越さないでほしいんだけど」


「それで、フフ。どうして、遅れているの?確かに安全な航路を通るのは、当たり前だけど、それならなぜ、光速道路を通らなかったの?」



「最初は使おうかとも思ったんだけど、ちょっとトラブルと、訳アリで悲しいことになったんだよ、聞くなよ」


「それって、聞けと言っているってこと?」


「なんでだよ!って聞くなよ!黙って、合流ポイントに行っておいてください。余計なことをせずに」



はぁ、小さいことをグチグチ言わない。結婚できない男の証明みたいになるじゃないの。



「だから、聞こえてるんだよ!!余計なこと言うなよ!」




誰に似たのかしら。あぁあの方ね。





「だから、何言ってんだよ、誰だよ、あの方って、母さんの元カレかなんかか?」


「フフフ、いい度胸ね、その喧嘩。買ったわ!ってなんで、通信、切れるのよ!」



そりゃ、一言多いこといって怒らせたら即逃げるのが軍人でしょ。








違うか。何か違うわね。









「フフフフフフ、あの子にはどんな嫌がらせを実行しましょうかね」

























・・・・・・・・・
























・・・・・・艦長、・・・・・・クリス艦長」



「エッ?」


何、今の。現実みたいだったんだけど。



「その席に座ってから直ぐにうたた寝してましたよ。副長からしばらくは大丈夫だから、もう少し寝かせて上げて欲しい。と言っていたのですが、蒼から連絡が来てるそうでして、艦長と直接秘匿通信でしたいと行ってきてるそうなんですが」



・・・・・は、恥ずかしい。お嫁にいけない・・・・・・





もう、お嫁に行ってるけど。・・・・私の場合、婿入りしてもらったかもだけど。






「それで、クリス艦長。直通回線でとのことなのですが」


「ありがとう。回して頂戴。」


「わかりました、回します」





【母さん。ごめん、連絡が遅れたけど、俺たちついさっきグランツフォーン星系手前の出口を降りたところだったんだけど、ちょっとトラブルってて、港に入港できそうになさそうだから、このまま合流ポイントのある場所まで向かうんだけど、そっちはどんな感じ?】



「・・・・」



【あれ?聞こえてる?】





「なんか、違う気がするのは気のせい?」





【何が?それよりも聞いていい?今どこ?】




「えッ?グランツフォーン星系をかすめて回るルートで行こうかなと思っていたんだけど・・・・」



【なんで光速道路を使ってなかったの?こっちは光速道路が使えないルートがそこそこあったんだけど、そっちは?】



「ハァ、新人研修。あなたがこちらにお願いしてきたの忘れてた?」





【ハハハ、まさかぁ~。・・・・忘れてなんか】




忘れてたわね、まったく。



「もういいわ。私たちも光速道路を使用して・・・・・・・ごめん、待って。今、交通情報確認してもらってるんだけど、先日の超新星爆発の影響が広範囲で展開中だから、このまま先ほど言っていたルートで向かう方が早そうよ」



【了解。じゃ、向こうの合流ポイントで待ってるから、なるべく早くに到着よろしく!】



「ちょ、ちょっと、まっ・・・・・・・・切れたわ」





「お疲れさまでした。クリス艦長」



「あ、え、あぁ。ありがとあーちゃん。ちょっとだけ急いできてほしいそうなので、だからってショートカットはマズそうだから、どうする?」




「んー、まずは速度を限界ギリギリまで上げるってところからスタートですかね?」




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