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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。




「なぜそれをって、顔してるわよ。私の母は昔、世界と世界の間に挟まれて生還した人だから」


「!?」


「もういいわよ、それ以上の報告は書類にまとめて、事故報告書二枚と始末書と顛末書と、惑星調査詳細報告書にまとめて頂戴。それとあーちゃん。艦の発進準備してきて、私が艦橋に戻ったら発信するから、管制にも報告よろしくね」



「わかりました、艦の周囲を確認後、各部署に艦発進シークエンスのための準備に入ることを伝えたのちに、艦橋にて指示を出します」


「お願いね」


スゲーな。俺がいない間にできる子に育ってきてるな。



「でしょ、あの子はもうすぐ、智也の乗る戦艦蒼に乗艦予定よ。こんなところでもたついていたら艦から降ろされちゃうでしょ、すでに2/3の工程が終わり、残りの旅の工程は1/3を残すところとなってきている。智也たちも順調に近づいているそうだから、もうすぐ旅も終わりね」


クリス艦長が悲しげな表情をしているところを見るに、本当に近くまで来てるようだな。


確か、最初の合流地点は、グランツフォーン星系を出たところで合流だったけど、合流できるのかな?


「一つだけ言っとくけどね、私たち意外と最短ルートで着ていて、智也たちの方が意外と遅くなりつつあるそうよ。先の超新星爆発の影響も加味されるようだから」



「そうなると、我々が待つ可能性もあるのでしょうか?」


そうなると、あの宙域は意外と危険なんだけどな。


「そうはならないのよ。先に着いた場合、先行して安全ルートの確保が言い渡されているから」


「では、我々が先行して地球に行く可能性も」


「なくはないのかもしれないわね」


となると、この宙域から離れるタイミングだけはしっかりと、考えないと。


【艦橋から達する、本艦は発進シークエンスに入った。各自所定の場所にて行動を開始せよ。繰り返す。本艦は発進シークエンスに入った。各自所定の場所にて行動を開始せよ。。。。機関室、補助エンジン点火、メインエンジンは港を出てから管制の指示があるまで点火するギリギリを保持せよ。各ブロックを順次閉鎖し、安全に配慮することとするが、格納庫と艦橋の最短ルートのみ最後に閉鎖することにする。それでは各自持ち場に、着け】




・・・・



「すげー、まじめにできてるじゃねぇか」


「そうでしょ、仮入隊員の習熟度 現在の所、だいたい89%まで来てるのよ。あなたたちと別れて、超新星爆発が起こり、その後、宙賊と鉢合わせしてしまって、威嚇攻撃の後、35の小型海賊船の内、23が撃墜、11機が投降。1機が自爆攻撃を仕掛けたけど、有紗さんが砲塔を回頭させて迎撃したから、艦に損傷はなかったわよ」


「すごい」

(そこまでさせてんだな)


「尊敬は要らないは、私たちがもっとしっかりしていればこんな事にならずに済んだかも知れないけど、あれが彼女の成長に一役買ったのだから、何が成長の元になるのかわからないものよね」



「ですね、さすがにここまでの成長は、自分も予想外でしたよ」


出来る子とは知っていたけど、たくましくなったな。有紗さん。












それから、30分後。。。。。



蒼海は、ドラゴンナバロニクスハウウェザー星系の沿岸部にあった港湾施設を出て、最初の合流地点である、グランツフォーン星系、銀河系側に向かって針路をとる。



ちなみに、ドラゴンナバロニクスハウウェザー星系を観光しなかったように書いてあるが、俺ことサクシェラスが合流するまでの期間中に気分転換を兼ねて、交代で遊びに行っていたそうだが、俺がかかわっていないので、わからん。またいつか、誰かが思い出したように喋るだろう。俺がいない間の話を・・・・・。







場所は変わり、整備班の居る、格納庫ではというと


「オラ!何してやがる、エンジンはオーバーホールするんだから、機体から外せと言っといただろうが」




「す、すいません!オクレ班長」


「さっさとやれや、今回出撃した機体は全て、オーバーホール決定だ。明らかに機体に無理なことをさせてやがる。だが、生きて帰還したんだから、今回は許すがな」


「ですが、一機帰投できていませんけども」


「あぁ、艦長から連絡があった。戦艦蒼に回収されたそうだから、そっちは気にせずにだそうだ。まぁ、こちら側に帰投してほしかったが、仕方がないさ」


「無事ならいいです」


「それにしても、まともに戦闘機の整備をするのは、あの時以来か」


「そうっすね、ドヴェルゴを出る前にいじってた、傭兵の機体が最後ですね」


「だな。まぁ、傭兵の持っていた機体よりも、ココの機体の方がフルカスタマイズしていて、すでに正規軍の仕様じゃないけどな」


「笑い事じゃないっすけどね」



「だな」





そこに、たった一人の男が整備中に檄を飛ばされていた男に声をかけた。



「すまんな、整備班には今回は苦労を掛けるな。えーと、君は・・・」

仮入隊員の習熟度 現在 90% 


あと少しで仮入隊の仮が取れそう!



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