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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「オイ!・・・・オイって通信を切るやつがあるかよ。どういうことだよ、帰って来て早々着陸許可は下りないし、トラブルってなんだよ!」
~~着陸規制中の蒼海はというと、
「艦長、航空隊のサクシェラス中尉が着艦したいと許可を求めてきてますが、」
「帰還を見送り、トラブルのため艦周辺に近づくのも禁止して!」
「わかりました! 【こちら、蒼海、着艦は許可できない。現在トラブルが発生中のため着陸は見送る、待機せよ。艦周辺への立ち入りも規制し制限する。その場にて待機せよ。こちらの指示があるまで待機せy】ってなんで、いきなり切るんですか!」
「艦長の指示だ!」
「それにしたって、強引なんですよ!副長」
「いいから、君も今回の件を早々に収めるために協力したまえ」
「わかりましたよ」
クリス艦長はなぜこんな行動をとったかというと、、、、
艦の下水管処理システムが突如止まり、逆流。
結果。。。。。
艦及び接舷していた港周辺にまで汚物が散乱。匂いも最悪な展開に発展。
分かるだろう。惑星降下して災難に直面した航空隊の隊長さんをそんなトラブルのある場所に着艦させるのは、ねぇ。というわけで、帰還できるタイミングまで艦周辺で待機を敢行したということよ。
それから、3時間後・・・・・
「やっと帰還できたーー」
「おかえりー!隊長ーーー」
「ヤーハー!?戻ってきてたんだな」
永久牢獄の駐機場にワープしてたんだよな、無事にたどり着いたってことか!
「おかえりなさい、サクシェラス隊長さん」
「有紗さん、ただいま。・・・・艦長」
「おかえりなさい、任務ご苦労様でした。早速ですが、報告かまいませんか?」
「ありがとうございます。帰還できなかった理由は?」
「フフフフフッ。報告を」
言えるわけないでしょ!私が言っていない時点で話を流して・・・・
「・・・報告します。惑星降下後、データ収集の記憶媒体は全員の機体のバックアップ領域に記録しているので後ほど精査してください。こちらの口頭での報告だけでかまいませんか?」
「かまいません。が、有紗さん。メモを取ってくれるかしら?」
「わかりました。ボイスメモも取りますね・・・・どうぞ、始めてください」
「はじめます。
惑星降下後、大気の確認後やはり通常の空気ではないため戦闘服を脱ぐことは出来ないと判断したため、脱がずに作業を開始。
最初に目についたのは黒焦げのご遺体。二手に分かれるのは危険なので全員一緒に行動を開始しました。」
「二手に分かれればより多くの情報を得られたかもしれませんが、さすがに危険でしたしね。すいません記録付けに戻ります」
「そういえば、中尉。あの通信はあなた達の居たところから反対側から聞こえてきてたそうだからそれについては確認できてますか」
確認っていうか、ヤーハーが間違えてデータを再生したそうだからな。
「ヤーハーがデータを確認している最中に誤って最後に宇宙に向かって送るところだったはずのデータを開封してしまったようでして」
そっか、助けを求めたのに、通信が送れていなかったとは、私たちも遭難したから分かるけど、あれには精神的苦痛があるから。それに彼らは直近での死が待ち受けていたとしたら、私たち以上の・・・・・
「その後、帰還するために惑星を離れることにしたのですが、離れるための推力より、引力の方が勝ってしまったので、緊急ワープを敢行し、惑星外へ緊急脱出。その後に起こったことはヤーハーが説明していると思いますが超新星爆発が発生する兆候が見られたため可及的速やかに違う場所に行かなくてはならなくなり」
「永久牢獄に連絡を取り」
「避難させてもらえるように交渉しました」
そこはジェイラクシャ・ヤーハー伍長から聞いたわ。
「その後、ワープを敢行したところ、なぜか私だけワープが出来ず取り残されました。ですが、逃げなければ死ぬところでしたので超空間の光速道路に逃げ込むことにしたのですが」
「あのね、忘れてたのかしら」
「えぇ、忘れてました。緊急時には超空間の光速道路は立入禁止区域が設定されて使えなくなっていることに」
はぁ、本気で気が滅入るよ。今更思い出すんだから。
「えーとね、報告している途中で申し訳ないけど、事故報告書提出をお願いね」
「ハイ」
「続けてくれるかしら」
「光速道路に逃げ込んだ直後にワープ燃料が無くなり燃料補給のためサービスエリアに進入したのですが」
「事故報告書2枚目ね」
「・・・・・。その後、何とか燃料補給が完了したところで」
「外に出たら溶岩流が光速道路を流れていて、貴方は即座に脱出を図った。後2km走れば出口だったのに、焦ったのね」
よく知ってるな。おかげで妹に会えたけど。
「その後、世界の端っこに飛ばされて、貴方の大切な人に助けてもらったんですってね」
「・・・・・・」
仮入隊員の習熟度 現在 8?%




