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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
誤字発見、修正しました。
「簡単な仕事ですか、いいですけど何をすればいいんですか?」
「偵察ついでに現在の置かれている状況を証拠として持っていきたいから、データなり書類なりをできるだけ回収してきてほしいんだ。できるか?」
「一応、そういう部隊で偵察に行かせていたので次からはそれにプラス情報収集能力が高い奴を連れて行くように指示を出しておきます。それと武器の類はどうしますか?」
「この場所にあるのか?あるのならもらっていってもいいがセキュリティ関係で通報されると厄介だぞ」
「船の奪取に必要な武装だけ確保しておいていいですか?」
「非殺傷の銃があればいいんだがな」
「あるわけないでしょ。そんなのがあるのはゼルセルタ航空宇宙軍の制圧専門にしている部隊くらいでしょうし」
「確かに。そういえば、第七大隊には制圧武装があったよな」
「あれはまた、特殊な部署ですからね。星々の調査に行くときに降りる前に確認した段階では人なり、生物の反応が無いので降りてみたら実際は違ったとかになると、殺すとマズイので非殺傷武器が推奨されているんですから」
「でも、部隊に3個小隊くらいはほしくなかったか?」
「まぁ、それなりに欲しかったですけど、申請しても通りませんしね」
「いえてるな」
「では、自分は偵察部隊に指示を出してきますね」
「頼んだぞ、ウータン」
「了解です、ジェダ」
さてさて、どうなることか。
「ジェダ。偵察部隊から連絡があり、到着したと思われる船をこちらで乗っ取ることができそうなので至急準備を整えてこちらへ来てほしいそうです」
「いきなりの急展開だな。まぁいい、わかった。生き残ったメンバーを連れて、至急ここを離れるぞ」
「了解」
「司令!」
「総員、司令に敬礼!」
・・・。
「お前ら、人の伝言聞いていないのか?」
「聞いていたからこそ、敬意をもってこの場にいるのですから、この後からジェダ、と呼ばせていただきます。それに皆に話をしたところ、せめてケジメだけは付けたいとのことでしたので」
そういって、俺の秘書官がそういってくるんだが、お前さんはそちら側なんだな。
「敬礼終わり、さぁ、皆さん。ジェダが来たんですからことを進めていきましょう!」
「そういって、みな自分の仕事に戻っていってねぇじゃねえかよ!」
「まぁ、ココにいるのはあのイカレタ爺さんのせいで多くの戦友を亡くした者たち、司令には一言彼らに何かを言ってほしいものだ。だから、それを言えば仕事に戻りますってたぶんいやキット大丈夫です」
「お前のその意味わからん自信がすごいと思うがな」
「よし、お前ら・・・。出発時に発進するぞ!」
「『おおぉ~』」
「それまでは、英気を養い待機せよ。以上」
「総員、解散!」
そういって、解散したにも関わらず、その予定はというと、出発時に彼らが船で出発するときに行われることが確定し、その時が来るまで5日が過ぎるのであった。
そして、現在、航海中の蒼海はというと、どこにいるかと言えば・・・・・ミッドガルツを出て早2週間が経過していた。
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航海日誌 Vol111
本日0905をもって幹部候補生学校の生徒達を我が蒼海に乗せて一月が経過した。現在第七大隊の本隊はグラン??にすでに先行しているそうだ。
私達もミッドガルツを出発して2週間が経過してあと少しで永久牢獄のあるブラックホールに近づきつつある。
ここでもう一度、私達の予定を確認しようとおもう。
まず、ブラックホールに到達。
武器の試射を行い、そのご10000km離れた位置から牢獄を見学。
その後、ドラゴン星系に向かう。
その後、グランツフォーン星系の星系内を飛行しその向こう側に到達後、第七大隊本体に合流。
ただし、合流できない場合、第七大隊大隊本体に連絡を取り、追いかけることが第一目標。第二がまだ、到達していない場合は周辺空域の偵察を行い、本隊到着を援護すること。ということになっている。
間違いなく、どれかミスしても危険なことに変わりはないけど、やり遂げなければならない。
だが、ココで一つ、問題があるのだ。
彼らのことまで計算されているのかということだ。
されているのだろうか?
正直に言ってこの件に限り、次の定時連絡がつき次第、秘匿回線で聞いてみることにする。
クリスティーナ・セレス・V・ラングストン 少佐。
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「ふぅ~。やはり、真剣に航海日誌を書くと疲れるわね」
そういってパソコンの前を少し離れ、椅子に座ったまま背伸びをする。
「艦長、お茶入りましたよ」
そういって私にお茶を入れてくれる、この親切な子こそこの艦の新人トップレベルのあーちゃんこと有紗さん。
「ありがとう、あーちゃん」
「どういたしましてです。クリス艦長」
仮入隊員の習熟度は、次回から再スタート。




