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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
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「外見たら、なんだよ」


なんか、いやな予感しかしないのは俺の気のせいか?


「外見たら・・・・・でっかい一軒家で、空にはどうもシールドが展開されてるようでして」


なんだそりゃ、ありえねえだろ。いまだにどの文明国家をもってしても宇宙空間にシールドのみで一軒家を浮かべるなんてそんなことできる情報は回ってきてないぞ!



「我々の情報網をもってしても確認されていない勢力が開発したシールド。自分もできる限り遠目からですが調べてみたのですが、たぶん本当に自分の知らない技術が使われているので、外からの防御だけをカバーするためなら大丈夫だと思いたいんですが・・・」


んー。そういうことを言うってことはもしかして、


「中からの防御もカバーしてるかもということなのか?なぜそう思ったんだ?」


今まで我々が使っていたシールドは中からの攻撃は突き抜けてたけどココは中からの攻撃は弾くのか?厄介な


「何度か見てたんですけど、輸送船の離着ドッキングを遠目に見ていたんですけど、必ずシールドを一部解除しているようなんです」


めんどくせーなー















その頃、例の老人二人組はというと・・・・・。


「お待ちしておりました、ファルムス様」


「あぁ、やっと来れたな。すまなかった、お前たちには苦労をかけるが、少しの間ココに滞在させてもらうぞ」


そういって、老人二人の前に登場したのは若いとは言いづらいくらいの幼い容姿の少年が宇宙船から降りてきたのだった。



「時にじい、向こう側との接触はうまくいっているのか?」


「もちろんでございます。なんでもあちら側にしてみれば、数千年という長き時でさえ己の時間軸では3日くらいのようでして、同盟国家の綻びが出るのを今か今かと待っていたようでございます」


「そうか。では、もうしばらく待ってもらいなさい。機が熟すのはもう間もなくとはいえ、まだ少し時間が掛かるのは必須。であるなら、失礼のないようにもう少し待機をお願いしてもらってください」


「わかりました、ファルムス様」


「(そういって頭を下げる老人二人・・・・・。この二人、何者なんだろうな?じい、といつも言って通じるけどどんな人物なのかパパに聞いてないし、パパは偉そうにしておけば問題ないっていってたけど。不安だ)」





そう、この二人の老人はなかなかの癖のある人物なのだが、この二人が所属している組織のボスが、ファルムス坊ちゃんというわけだ。ボスからしたらひ孫で、坊ちゃんのパパさんがボスの孫にあたる人物になるのだがすでに両親がいないため次期ボス内定している。


そんな偉いさまの直系の人物に対してへりくだった対応を取るのは、この二人にしてみれば当たり前のことだったのだが、坊ちゃんにその辺の事情を一切知らせていないのだから、知らなくて当然である。



ちなみにひい爺様と父親はこんな家業は引き継いでほしくないと思っている次第で、どういう組織なのか一切伝えていなかったことがこの後、かなりの大事に発展することになるとは、誰も予想すらしていなかったのである。









「司令。今、屋敷の港側に宇宙船が接舷されているようです」


「船を奪うのは気が進まないが、犯罪者集団あるいは犯罪組織なのは間違いがないな。ヨシ、今動けないものはどれくらいいる?」


「いえ、司令以外は全員大丈夫です」


「そうか。そうだな、全員に通達、これより俺のことを司令と呼ぶことを禁ずる。理由は、まぁわかるだろ」


「確かに、自分がリーダーです。って言ってるようなものですもんね。なら、なんとお呼びすれば?しk」


「それはやめろ。そうだな俺は現場に復帰するまでの間、俺のことはそうだな・・・・・。ジェダとでも呼んでくれ」


「「あの、さすがにそれはヤバくないですか?」」


「なにがだ?ジェダロン少将モジルのはマズいかってことか?大丈夫。あいつはそんな心は狭くないよ」



たぶんな。





「では、改めてしk・・・・・ジェダさn」


「さん呼びいらねぇよ。それに俺はお前たちから司令呼びされていたが実際には士官学校出ないどころか養成学校中退者だからな。そんなに偉くもないぞ。公の場所が多かったから偉そうにしていたけど実際あの部隊を任されるだけの実力しかないんだから、さん呼び要らない」


「学校出てなくても仕事を潤滑に回せていたのなら問題ないと思いますけどね」


「確かに。部隊に戻った時点で司令呼びに変えよう。あと他の面々にも伝えておきます」


ピーンはそういって部屋を出ていく。そこを俺は彼の背中を、扉が閉まりつつある彼に向かってこう伝えた。


「たのんだ」


そういった瞬間彼は振り向き、扉が閉まる瞬間に、サムズアップをしていった。俺だからいいが別の部隊でやれば怒られるこうどうなんだがな。まぁいいや。


これで、あとは艦を奪取もしくは秘密裏に搭乗すればいいだけなんだがそんなにうまくいく物なのかな。この部屋から出ていくウータンをもう一度引き留めるために、まずは。


「あぁ。それと、一つお願いがあるんだが、いいか?」


「大丈夫ですけど、どうしたんですか?」


「簡単な仕事も頼んでもいいか?」


簡単かどうかは聞いてみないことにはわからんが、俺的には大変な仕事に思えるけど、それは簡単な仕事と言っていいのだろうか謎だな。



誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

仮入隊員の習熟度 ??%

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