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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。
「あのね、気合いを入れてるところ申し訳ないんだけど、まずはエンジンを点火しないと艦が発進しないよ」
「あわわわ。す、すいません。」
「それじゃ、改めて」
「発進準備開始する。」
フ、艦長も無茶するな、まぁ、新人の教育がてら教え込みをしないとだからな。さてさて、こっちも教えますか。
「了解。機関始動、補助エンジン点火(ティフィーさんも俺が言ったことを続けて復唱して)」
「わかりました。...機関始動、補助エンジン点火」
機関長席に座っているグッチェルトン三尉。
「補助エンジン点火を確認、出力30%まで上昇中」
『上昇率、最大値へ到達。出力100%、メインエンジン点火できます』
と機関室の通信室から声がする。ジェジェの声だけど・・・・大丈夫かな?
「了解、艦長。エンジン点火できます」
「了解した。少しそのまま待機。先に管制に連絡、これより出航すると伝えて許可が出次第あーちゃんが号令かけてね、それとなぜか本隊にいるであろう航海長がココに居たので舵取りをお願いしますね。ジェームズくん」
「r、らじゃー」
本隊の方らしいのに置いてかれたのかな?
「あーちゃん、余計なこと考える前に集中!」
「す、すいません!メインエンジン点火準備、これより最終出航準備に入る!気密ドア完全ロック確認!」
「ロック、目視確認完了!」
「格納庫内の空気を抜いてください」
「了解。...これより格納庫にいるすべての物に達する。我々は出航シークエンスに入る。直ちに最寄りのエアロックルームに避難せよ。繰り返す。格納庫にいるすべての物に達する。これより我々は出航シークエンスに入る。直ちに最寄りのエアロックルームに避難せよ・・・・。格納庫内の酸素をすべて排出中。。。排出完了。格納庫ハッチいつでも開けます!」
「『こちら管制、蒼海の発進を許可する。C13ルートを通りVGFでミッドガルツを離脱せよ。それと、蒼海へ、安全で無事な航海を!』」
「ありがとうございます。・・・艦長!管制塔から許可下りました」
「了解、あーちゃん許可下りたからシークエンス進めて」
「はい、えっと、メインエンジン点火10秒前」
「エンジン点火10秒前。9.8.7.6」
『補助エンジンから動力伝達!メインエンジンに出力を伝達中...伝達完了』
「3.2.1.」
「エンジン点火!」
「エンジン点火します。」
『点火!』
「メインエンジン安定領域を維持。出力を推力に変換できます」
「了解、航海長!格納庫を出ます微速前進C13ルートのコースを通ってください。格納庫を出次第速度は航海長に一任、+500迄許します」
「了解、微速前進、格納庫を出ます・・・・・・C13ルートにコース乗せました。速度8にまで上昇し固定。VGFに乗り次第+500迄上昇させます。」
「お願いします!ソナーは船外すべての異常を見逃さないように!」
「ソナー、異常なし。周辺宙域に危険な行動をとっている物は確認できません。引き続き監視を続けます」
「(んー、立派にこなしてるし私がでしゃばるタイミングもないと来たか、どうしようか、このまま永久牢獄まで任せてみるか・・・ん?副長からメール。何々・・・)」
「クリス艦長へ。
このまま新人教育のためにやらせてみるのはいかがでしょうか?」
「Re:クリス艦長へ。
いいですよ。副長」
「Re:Re:クリス艦長へ。
ありがとうございます。ちなみにどのあたりまで行きますか?一応最初に通ったルートはすでに通り過ぎましたし、これから向かう先は永久牢獄。なのでその近所まででよろしいですか?」
「Re:Re:Re:Re:クリス艦長へ。
了解しました。副長。やればできるじゃないですか!どうして彼女ができないんですかね。こんど私が紹介しましょうか?」
「Re:Re:Re:Re:Re:クリス艦長へ。
艦長。それうちの専属航海長 フューリー・マーキュリーですよ。私はすでに彼女がいますよ、この艦に」
「エッ!」
「どうしたんですか?クリス艦長。わたし、なにか間違えてましたか?」
「いいえ、大丈夫よ、続けて、続けて」
・・・えええええ!!彼女、彼女いるって!!そんな、わたし誰と勘違いしてたのよ!!
俺ってそんなに彼女いないように見えていたのかな?ちなみに俺の彼女はこの艦で医師をしているあの子だけどな。
気になる?きになっちゃ
「副長、キモイ。
早く艦内に通常モードを伝えて当直制に切り替えてあげて」
「あ、すいません。ゴホン!あー、あー、これより艦内の者は通常モードに切り替える。当直制4交代制を維持せよ。以上」
4?3交代の間違えでは?
「あの、副長、4交代制とは?」
仮入隊員の習熟度 現在 12%




