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俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
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誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。


誤字発見、修正をしました。





そして彼らの心はこの時だけ一致した答えを出した。




「『報連相をちゃんとやれよ!!』」






連絡忘れた智也が悪い。後々彼らは大隊長である智也に会った時絶対に小言を言い放つことを心に決めた。

















「だーーーー!何故ミッドガルツに来るまで10日も掛かった!」


そう言って怒る蒼海の航海長。



「そりゃ当たり前ですよ。僕らがもともといた場所はミッドガルツとは正反対の位置に有ったおかげで、次元震の影響外だったけど、ミッドガルツに行くルートは今でもその影響で空間跳躍が出来ない不安定な空間に成り果ててるんだから。落ち着くのに最低でも2年くらいあるらしいし」


「それはそうかもだけど、普通に行っても5日で行ける工程だったじゃないか」


「分かってないな、今僕たちは新人を乗せてるんだよ。新人を教えるにあたってみんなでワイワイやるのもイイかもしれないけど、一応今乗ってるのは、役職候補生だろ」


「あぁ」


「なら、今のうちに習熟度を上げておこうと考えてもおかしくは無いだろ。ウチの艦長様は。それに」


「それに?」


「前回舐め腐った副艦長を徹底的にシバキ上げた艦長のせいで、艦がまともな行動に移れる体制が整うのにそこそこ時間かかったってのもあるしな」


やり過ぎなんだよ。ウチの女艦長様は。


「こうなると、大隊長に追いつけるかが謎だな」


誰でも普通はそう考えるだろうが


「ところが向こうにもトラブルが舞い込んでるらしいぞ。それも俺たちの比じゃ無いらしい。行く先々でのトラブルから隊員達から起こるトラブルもあってそこそこ大変になってるらしい」


聞いた話じゃ、大隊長がどの件か分からないけど一度マジギレして引きこもったくらいらしいし。


どうなってるんだろうな、あっちは。









「クリスティーナさん、ドラゴンナバロニクスハウウェザー星系(通称:ドラゴン星系)に向けて出港できるだけの準備を完了しました」


というか、智也はどこに行ったんだよ。別行動してるとは聞いていたし、正式な任命書も受諾したけど。なぜか俺はクリス艦長の艦が到着次第新人を鍛える教育指導を任命されてるし、ちょっとからかうけど。





「あのー」


「何ですか?クリスティーナさん」


「わたし、艦長に任命されたんですけど・・・」


「あぁ、一時的にでしょ。実際に艦長職って誰がやるんでしょうね」





・・・



「ハハハ。冗談ですよ、冗談。ちゃんと隊長から連絡を受けてますって、艦長を引き続きよろしくだそうです。私は新人を鍛える教育指導を任命されているので航海中は艦の中を動き回りますが、基本的にはミッドガルツで乗り込んだ新人隊員を鍛えていきますから艦橋とかにそんなに入らないと思いますよ」



「そうですか、わかりました。よろしくお願いしますね。サクシェラス中尉」


と、久しぶりに。本当に久しぶりにお会いした航空隊のパイロットさん。なぜか、智也からの指示で新人の教育係ににんめいされたらしいけど。



「こちらこそよろしくお願いします。艦長」


「はい、それでは、出発しましょうか、ドラゴン星系へ」


「えぇ、行きましょう。と言いたいんですが、なぜにそんな危険なルートを通るんですか?」



「理由は3つ。新人の教育のために戦闘訓練で実際に試射したいこと。永久牢獄の近くまで行ってどれだけの規模なのかを遠目から見学。最後に最短距離を行けるため追いつける可能性が大のためですかね。ちなみにルート決めは大隊長からの指示ですよ。ブラックホール近辺を通るのは私の方で計画していますけど」


どのみち、武装を換装してしまったんだから、実際に使用して確認したいし、この艦がどれくらいの強度を持っているかを確認するのに一番確実なのがブラックホールだから、本来なら突き抜けて確認したいけど、やったことが無い艦でいきなりやると何かあったときが怖いから、最初は遠くからが鉄則だよね。





「新人の教育は理解しましたが、牢獄見学は、正直気乗りしませんね」


「まぁ。気持ちのいいことではないものね」


「いえ、あそこに入れるのは二度と出ることを禁じられたものしか入れないじゃないですか」


そして戻ってこれないと聞いてるんだが


「んー。一応連絡船出てるよ。看守用の専用艦だけど」


「マジででてるんですか!?」


「マジ、マジ」






昔、あの辺りの警備を任されたこともあるし、連絡を管制に伝えておけばいいだけだし。


「というわけで、出航ができ次第、追いかけるぞ!ほら、早く、早く!!」



「うわ、艦長。背中押さないで、コケる、コケますってば!」






艦がミッドガルツに到着して1日で出航するという早業で、クリス艦長率いる蒼海が出航することになりました。



「じゃぁ、せっかくだから、あーちゃん。私の代わりにココにいる彼らに指示出してもらおうか。私隣で見てるし何かあったら言うから」


「えっ!」


と固まる有紗。当然と言えば当然。まだ乗って1か月たっていないのにやらせるスパルタ的指導。


恐るべし、クリス艦長。


「ほら、早く、早く!」



「わ、わかりまsiた(しまった!噛んだ!)



えと、発進準備に入れ!








抜錨・蒼海発進!!


仮入隊員の習熟度 現在 8%

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