表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
101/450

101

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします。

本日2話投稿してます。

~とある惑星の大きな木の下で~


「久しぶりじゃな、お前たち。まったく、あの人もあの人じゃ。



聞いてくれるか、お前たちよ。あの人は戦線のどさくさで経歴詐欺をすればいい所を、儂の孫として世界を見て回りたいとかぬかしおるんじゃ。


そのせいでだいぶ苦労した。



お前たちは良いな。そんなところで儂を見ていつもケラケラ笑いながら見とるんじゃから。



儂の苦労をもう少しお前たちに分けておきたかったよ」


「でも、それをしてしまってはあなたと出会えても結婚なんかできなかったかもしれませんよ。」


「それもそうじゃな。すまん。さっきのは少し撤回させてくれ。お前らはそこでケラケラ笑っていてくれ。儂は嫁さんともう少しゆっくりしていく」


「ココでの用事が終わったら、次はどこに行きましょうかね?あなた」


「フフフ、もう決めておるんじゃ。次はあそこに行くんじゃ。わしとあいつが初めて出会った場所に。お前も来てくれるよな」


「えぇ、もちろんよ。行かせていただくわ。だからって定期的に来るくらいならほかの人に任せてもいいのではないかしら?」


「この場所だけは、儂が死ぬか、あいつがもういいというまではわし等だけで面倒を見たいんじゃ。だめかの」


「いいえ、かまいません。それにここからの景色はいつ見ても綺麗だから」


「それでもおまえの方が綺麗だがの」


「フフフ、ありがと」


「またな、戦友。また・・・・・・また、来るからの」



戦友、俺はあの時の苦しみから逃れるのに彼女を使って今も逃げている。それを、見抜いたからこそきっとあいつは俺の孫として存在させてほしいと言って来たんだろうな。



あの時、死ぬ気で戦った・・・・いや、死んで家族の、戦友たちの元に行こうとしたのを見破った瞬間から俺を生かすために、かな。





「ほら、早く行きますよ、バリグスト・フォール・ヴォルフ・ラングストン」


・・・。


「フルネームで呼ぶんじゃないぞ、セレスティーナ・バイオレット・エンジェル・ペリオス」



「フフフ、貴方もそう呼んでるじゃありませんか。娘や孫とはいつかきっと会えますからね、さぁ、行きましょう」


「だな、婆さんや」


「ハイハイ、爺さんや」


いつか、また会おうじゃないか、とm・・・・・・・いいや、‘|*+佐ァ%よ。


またな、親友。


じゃぁな、戦友。






また、お前たちの墓に花を供えに来るからな。




じゃぁな。





~とある惑星のとある大きな木の下で(終)~















~~???~~



「久しぶりだな、英雄さん」


「俺はそんなんじゃないさ」


「あんたのおかげであの戦線を回避できて助かったんだから、英雄と言われてもおかしくないじゃないか」


そういいながらあくびをしない。感謝してるように見えないぞ。


「まぁ、なんでもいいけどな。星を捨てたわけじゃなさそうだけど、今後の展開は?」


「一応住民はココに到達する前によその平和で安全な星に逃がしてきた。だから今ここにいるのは、純粋な戦闘員だけしか居ない」


「君たちは戦闘員としては上位に組み込めるほどの実力者だ。どうだろう、俺たちが所属している私設軍に入らないか?」


「あんた達の?」


あんた達には借りができたから仕方が無いか。


「わかった、入らせてもらう。だが、虐殺やテロ行為は一切しないし、手も貸さないぞ。俺たちはその件で元居たところで戦争してたんだからな」


「わかってるよ、俺たちはそれらを取り締まる側だからな。宙域機雷の撤去とかもしているからな」


「宙域機雷の撤去もしていたのか、大変な作業じゃねぇか」


「基本的な動き方を教えておくと、テロ行為は未然に防ぐ方向で、起これば軍が対応。虐殺行為については見かけて対応できるならやるが、基本は軍か警察が行う。」




「そうなのか。それより地上では、昨今一般市民が急に拉致される事件はこっちが取り扱ってるのか?」


「その件か・・・確かに捜査機関からの捜査協力要請が来ているが・・・・人員不足でな・・・」


「人員か、大変だな。・・・それで俺たちが入った場合、どこに配属されるんだ?」


「それなんだが、今のところ戦闘員での補充は要らないとのことだから、今回の捜査関係の補充要員として、そちらに回ってもらっていいかな?」


「それは良いが、いいのか?まだ知的生命体(宇宙人)との接触って公表されていないんだろ」


まぁ、な。本来はそういう協議を経てから大々的に宣伝して彼らと交流しないと何だけど、俺たちも彼らからしたら知的生命体=宇宙人。ってことになるんだろうな。


この星に来るときに時間軸がおかしくなったと聞いたときは驚いたけど、それにしても、まさか別次元を超えたせいで時間軸の固定化にも失敗するとは。













「(ゼス惑星か。彼らの未来がこの先いい方向に向かいますように、か。祈ってもしょうがないんだけどな)さてさて俺も、久しぶりに地上に降りるとしますか。降りる奴はシャトルに乗れ!これより銀河系ミズルッド星系第三惑星・地球、その首都、皇帝国家日本に降りるからな!急げよ」


「『了解!』」




それじゃ日本に向けて、シャトル、出発!っと。



~~???(終)~~

久しぶりに出てきた、星の名前。この後の展開は!?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ