表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺は冒険がしたい!冒険ものだけど。SF?ファンタジー?それとも?  作者: Nobita
第八章 追跡・星の航路 地球編
100/451

100

誤字脱字、もし見つかればご報告、よろしくお願いします!


本日2話投稿

あの後、1時間くらい話を聞いて、すっかり仲良くなった私と艦長。今では、クリス艦長、向こうはあーちゃん呼びが定着してしまったくらいだ。


もうすぐ武装関連のセッティングが終了してシステムチェックが開始されるようで、この段階まで来るとあとは副長に任せて、船外に出て今回のバージョンアップした艦の周囲を確認しに行き、目視でどれだけの大きさになったかをクリス艦長は、毎回確認しに行くそうだ。



第七大隊の大隊長は、クリス艦長みたいに周囲の確認せずに適当な感覚で要領を得るから、あれは天性の感だから真似しないようにと言われた。


(一体どんな人なんだろう。本当に人間なのか謎だけど)



船外活動って、昔からワクワクして臨んでいたけど、今回からは仕事って意気込みで出ようとしたらクリス艦長が、


「お遊び感覚でイイわよ。船外服が着用できていないなら何重にセットされているアラームで艦橋とヘルメットに表示されるから大丈夫よ」


とか言って緊張を和らげてくれてるだけかと思っていたけど、他の隊員たちからも「戦闘中とか緊急事態でなければそう危険なことはないから大丈夫だよ。行ってらー」って軽く送り出された。



その後艦長とケーブル(命綱)を繋ぎ私を経由して艦にもケーブルを接続した。


「それじゃ、行こうか。あーちゃん」


「ハイ、クリス艦長」


そういって私たちは艦の乗降口ゲートを蹴って宇宙空間に飛び出した。まず最初に見えていたのは専用ドックとは名ばかりの宇宙空間にU字になっているドックに接舷している蒼海。


その上下に武装換装用の接続ケーブルがまだ接続されているけど、ある程度は上からも下からもどれだけ武装を追加したのかが見える状況だ。



「艦長から副長へ達する。艦首方向に向いている砲塔をすべて3時方向へ」


「副長から艦長へ。了解。・・・各員、これより最終設備チェックを行う。砲塔3時方向に向けろ。回しの速度、回転の滑り、異常などの確認はできているか!」


「こちら戦術科砲術長グリッグ。問題なし。すべてにおいてOKです」


「艦長から副長へ全武装、すべてを最終チェックモードで実行せよ。実弾・ビーム供給ラインはすべて物理解除しておくように徹底せよ」


「副長から艦長へ。全武装チェック開始します。船外で確認願います。


全艦内隊員へ達する。これより武装システムの最終チェックに入る。実弾・ビーム供給ラインはすべて物理解除しておくように徹底せよ。


繰り返す。実弾・ビーム供給ラインはすべて物理解除しておくように徹底せよ。

これは何よりも優先する最重要項目となる。解除出来次第、こちらに報告せよ。報告着次第、最終チェックを開始する」



「戦術科、供給ライン物理解除を実行完了。システムには試験チェックのためとデータを入力済み。いつでもどうぞ」


「こちらキュロス商会。こちらもチェックリストで確認させてほしい。普段が商船ばかりなので軍艦相手は確認を確実にしておきたい。坊ちゃんも乗る艦ということもあるが」


「副長から戦術科へ了解。作業にかかれ。キュロス商会へ、協力感謝する。チェックを開始してほしい。これより開始する。全艦内隊員へ達する。チェック開始」






・・・・。チェック開始した。武装チェックの仕方は教本では学んだけど実際にやったことも見たこともないし、本来は軍港でこのあたりもしてくれるから普通はまず見ないから勉強になる。



ちなみに、クリス艦長は目をキラキラさせながら見てるのはほっといた方が


「見てみてあーちゃん!あんなに動くところを艦橋以外で見れるなんて最高でしょ!ほらほら、艦尾ミサイル発射扉なんかあんな風に折りたたんで開くところをこの目で見れるなんて!」


「(なんだろ、艦長。たぶん好きなんだろうな。だから艦の図を拙いながら作るなんて間違いなく好きだったからこその暴走なのでは?)


えぇ、そうですね。すごーい。


(ハァ、ちょっと相手にするのしんどいかも。棒読みなってしまうな)」



「見て見て!今度は!」


「えぇ、そうですね」


まだまだチェックがあるから暴走しそう。まぁ、武装関連は、チェックが済み次第出航するからそれまではアースガルツでも観ててもよさ・・・。


ん?副長から?


何々?




〈有紗さんへ。

本来ならその場所での確認作業は要らないのですが、艦長は重度の武装オタクです。普段は表に出しませんが艦隊攻撃関連は大好物なので艦橋に居させるとうるさいので追い出しました。


有紗さんは、しばらくアースガルツでも見ていてください。今の時間だと朝日が上る時間だと思います。アースガルツの日の出はエルフリーデン星系惑星外で見る日の出の中でも一押しのベストショットが取れるほどの観光名所です。ゆっくりと眺めていてください。


副艦長 バジルーシュ・F・フォルスタイン〉


・・・。まぁ、邪魔だけど大義名分的に追い出すならついでに連れ出してもらったということか。




それじゃあ、せっかくだから、副艦長ご自慢の惑星アースガルツを見とこ。




最高の日の出の景色だそうだから。




おお~!すっご、グラデーション率が高い、虹色の日の出とか意味が分からないよ!地上では普通の日の出なのだそうだが。宇宙で見ると違って見えるんだ!すっごーい!!最ッ高!!


仮入隊員の習熟度 現在 5%

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ