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てんし?…めがみか

05 天使か?あぁ、女神か



「ありがとうございました」


エルフを見かけてテンション上がってそのまま部屋に通されて完全な直感で選んだ


冒険者カードで支払いが一瞬過ぎて本当にこれ持ってっていいのか不安なんですけど


かった、かったんだよな!?そうだよな!?



「なんか、凄かったね」


「……あぁ」


どうしよう、宝くじのお金まだあるのかな…

借金生活になるくらいなら細々とした生活してた方がよっぽど心臓に良かったよ

スリルはないだろうが



俺の手には槍のような杖が握られている

砂漠のなんかで見つかった神聖ななんからしい

説明されても緊張でなにも残っちゃいない


…ゴッドリータイガースタッフ


なんか召喚獣を出す魔法の杖らしくって機械世界出身の俺みたいな魔力の少ない人でも扱いやすいおすすめらしい


…おすすめなのにあの値段なの?

あぁ、値段は度外視か



ヘラは虹色のランタンのようなもので、こちらも魔法武器


なんか魔力の多いヘラがふれた瞬間まるで武器が主人を待ってたかのように虹色の靄がシャボン玉のように一個でてきた……らしい


「…ナイトグロー、ねぇ」



そういうイベント、ホントにあるんだな

あとそんなイベント、俺が欲しかった


ヘラァ…それで成り上がるのは一向に構わんが成り上がった時に

「ご主人様には愛想着きました、オサイフ以外としても役に立つようになってから出直してきてください」


とかいって捨てないでおくれよ…

…やだ、ありそう



まるであの武器屋には時間の魔法でもかかっていたのか出た今この瞬間、夕暮れ時である



「…昼飯、食い損ねちゃったな」


「…へ?あ、そうね」


「ヘラはちゃんと栄養とって欲しいから食事は気にして?」


「え?あ、うん、ごめんなさい」


何だこの子可愛い、キレそう


いつもの強気はどうした

お腹すいてんのか?ご飯食べた?

食べてないわ…



「…帰るか」


「う、うん!」


なんで嬉しそうなんきみ





「お、おいてめーまてやこのやろー」


そんな慣れてない文句の付け方をしながらちびっ子が帰ろうとしている俺たちの前に立ちはだかる


なに?カツアゲ?おやじがり?

そんな歳じゃないやい!



「どうしたの?迷子?」


ヘラが天使のような対応をする

違った女神か


「ま、まいごじゃない!」


あら微笑ましい


「チェリー、どうしよう、迷子みたい…」


あら、ヘラさん聞いてない、でも正しい


「迷子は迷子じゃないって言うからな」


「な、そうなのか?じゃあ迷子じゃない!」


お、アホの子か

そういうのは小説の中だけでいいぞ?



「その!お前の持ってる杖は私の姉のだ!」


ビシィ!と俺を指さして宣言する

え、そうなん?


「そうか、ごめんな?俺が買っちゃった」


「よくない!」


するりと何かを取り出す少女


…もしかしなくてもやり合う流れか?


ヘラもその雰囲気を感じ取ったのかナイトグロウを構える


構えてもぶっちゃけランタンだからかっこよくないが


そして俺も杖を構える

…へっぴり腰の逃げ腰でなんなら少しずつ後ずさっているけれど



最高の武器なのになんでかって?


この杖持った時から何となくわかるんだ


使い方が分からないってな!



女の子が取り出したのは…鞭


シュララッと蛇のように襲いかかってくる鞭


「やあっ!」


ヘラのナイトグロウから靄がひとつ


その靄が槍となり鞭と相打ちになる


「宿に駆け込め!ヘラ!」


宿はすぐそこ、加えて鞭なら最大限に発揮するには使用前後のシナリ?が必要なはずだ


しなりかな?緩急かな?知らねぇけど!


おれは最初っから逃げる気なんだ

出る時に準備していたのもある


宝くじ当たったから難癖付けられるっていう覚悟があるぜぇ!


機械世界産の使い捨てフラッシュバン



カッ!



「みぎゃぁ!」


女の子が面白い悲鳴をあげる


俺は気にせずに直ぐに宿に駆け込んだ




「チェリー、今の何?」


「しっ!まだ黙っとけ、てか部屋までいけ、すぐすぐ!」



なんで外の様子覗こうとしてんねん





ばたん


部屋に戻る

窓からは外の様子、女の子の様子が見えるらしくて窓越しにそぉーっと見ているヘラ


腰をふるな、可愛いなおい



「あ、行ったみたい」


魔物用のフラッシュバンを街中で、しかも人に対して使うとか普通じゃない


「…うむ」


だいたいこれ一回きりだから囲まれたらあまり上手く使えねーな?



そんなわけで難癖つけてきた女の子は無事に回避した


ほっとしたら腹が減っていることを思い出す


ベルは…


「鳴らさなくても来ましたよー」


タイミングバッチリにきたお姉さん

こ、これがVIP待遇か!


「これVIP待遇関係ないからね?」


「エスパー!?」


「なによエスパーって…」


エスパー通じないのか…世界の壁を感じる…


「宿の前で少年少女がなにか問題起こしたらそりゃあんたたちしかいないわよ」


「あ、さいやせん」


「なんて?」


「ごめんなさい…」


斜め下の床を見ながらあやまる


「遅いけどお昼を持ってきたわよ…色々資料も完成したから目を通してちょうだい


流れで夜ご飯にするから」



そう言って資料を渡してくる


…お、制服可愛いな



なんでも、武器を前に何度も値段を数えては名前を呼んで…を繰り返す興奮度合だったらしい


それホントに興奮してるか?


お店の方から連絡受けてたみたいだ



いやはやお恥ずかしい?


それにしても手際がいい

もう明後日からは通えるらしい


明日にでも寮の部屋に移動して

持ち込む荷物はほとんどないから確認やらするだけ


「…ん?お姉さんも付属すんの?」


「物みたいな扱いしないで、監視なんだから当たり前でしょ?」


ふむふむ、新しいハーレムメンバーか


…どっちかって言うと一番最初になるのか?


「下世話なことはしないわよ?」


「しょぇわ、さそんな、こと考えてないやい!」


「呂律回ってないね?」


ぐうぅ、このお姉さんに勝てる未来は無いかもしれない





「よし、風呂入るか、ヘラ」


「はーい…」


隙あらばナイトグロウを眺めてはニヤニヤしてるヘラ


相当気に入ったらしい

実際虹色にひかる中の靄は見ていて綺麗だ


ふっ、ヘラの方が綺麗だぜ…

思うだけなら楽勝だぜ



「ほれ、先入ってるからな?」


「はーい…」


今日は湯を張った

別の街だとまた違うらしいが

この街だと湯に浸かる文化はないらしい


しかし機械世界の影響か少しずつできるところが増えてるらしいが…


とりあえず久しぶり…もしかしたらこっちの世界に来ては初めてな気もするお風呂だ



「あれぇ…チェリーどこ行ったのかしら?」


お、ヘラさんや、わてはここにおるぞい


シャッ



そして固まるヘラ



「はわ…」


ここは気の利いた言葉ひとつでも言うべきか?


「いい身体してんな?」


「バカァ!」


カーテンをとじてうずくまる様子が見えた

メモ書きの都合上サブタイトルの直ぐにナンバリングタイトル来るの今更だけどミスですね…

たしかですけどヘラって名前にしたから続きが迷走したきがしてきました

既に何ヶ月か前で真相は謎

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