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かいもの!

もちろんしませんって…

04 ほれ買い物行くぞ



「ねぇ、えっちなこと…」


「へ、ヘラ?大丈夫か?発情期か?」


「だれが発情期よ!」


あぁ、良かった、俺の知ってるヘラだ



「…てか童貞で赤面するやつができるのか?」


「で、ででできるぁ!」


おい、それ俺のだ


「…いや、無理しなくていいからな?」


「え?」


最初こそそういう目的が無きにしも非ずだったが、使い方合ってるかな?

まぁいいや


ひとつに女性恐怖症ぎみというのがある、軽くトラウマ植え付けられてるから発情期でもないのにやりたいとは思わん、興奮はするが…これ発情期か?


「わ、わたし、魅力ない?」

「とんでもない」


「そ、そう…」


しおらしく聞いてきたのに反応して食い気味に答えたら引かれたんだが…


そりゃねーぜ


「ヘラは綺麗で…儚い雰囲気がある、それこそ触れたら壊れてしまうような……だから性欲大爆発でもしない限りそういうことはしなくていいんだよ


…俺らは学園生活を楽しむためが第一なんだからな」


「…そ、そう、恥ずかしいセリフよくそんなに堂々と言えるわね」


いやだからなんでちょいひくねん



「…おれら?」


「あぁ、奴隷と主人という立場上俺も通うことになってる


…すまんな、この関係じゃないと金の譲渡も含めて色々問題があるんだ」


「…そう、別に、わ、わたし寝るわね」


耳を真っ赤にしながらヘラはもうひとつのベッドに潜り込んで行った



…最後は何に照れてたんだ?



…大爆発のくだり完全にスルーされたなぁ



事前準備の項目を読み込んでから眠りにつく



宝くじ当たって、奴隷かって

…学園生活が目的か


なんか盛大にベクトルミスった気もするが


友人は大事だ


まだ日にちは正式に決まってないのに初日からワクワクしてるんなら


結構じゃないかね?





異常に早く起きたわ

左半身が金縛りかと思って目を覚ますとなんとびっくり美少女が抱きついてるでは無いですか


まぁヘラなんですけど

美少女には変わりねぇな、うん



なんでこっちに潜り込んでのかは知らんが


女性特有のやわもちな肌に匂い

おいおい、性欲大爆発すぐぞ?

昨日でかい口叩いてんだ

やめてけろ…

いや、嬉しいのだけれども



左腕をガッツリホールドしており逃げ出すことは叶わなかった


ヘラの頬をつっつく


「おーい、ヘラぁーそのホールドの仕方は俺の手がお前のお腹ぷにぷにできる位置にあるからなぁー、話さないとお腹つっつくぞぉー」


「…ふへぇ」


なんだこの可愛い子


彼女にしたい

…奴隷だった!


…もしかして奴隷って彼女にできないのか?

いやしかし奴隷ハーレムは愛を誓いあったりしてないか?


はっアンサー、世界が違う!


あとでお姉さんに聞くか


もにゅ

ヘラのお腹に手を押し込む


おぉ、人だ…なんだろう、こんなスキンシップ初めてだから謎の感動を覚えるぞ?


「うなぁ…」


うっすらと目を開けるヘラ


「ほれ、今日は買い物行くぞ」


「……あぁ、ご主人様か…おはよーのちゅー」


んー、とキス顔になるヘラ


はいはい…じゃなくてだな?



…え、もしかして前のご主人の名残とかある?

そんなことを過ぎって思い出す資料…には、たしか!


前のご主人の存在とかはなかった!


一人目の母性溢れる女性は買われた経験ありと書かれておりなかなか壮絶な人生送ってんなぁとか思っていたから、その欄は覚えてる、ヘラのその欄は空白であったと!



「じゃあヘラの頭の中がピンクってことか」


そう結論づけてヘラを見るとキス顔はなくなっており目をぱちくりさせながらどんどんと顔が真っ赤になっていく



「わ」


「わ?」


「私はなんてことをぉぉぉ!」


ベッドから飛び起きて水場の方に走っていった


「……可愛いな、アイツ」


朝から騒々しいものとなった





朝食を取り、最初お店はお姉さんのおすすめから行くこととなった


まぁつまるところ服屋さんである


事前準備に武器が必要なのだが

金に任せていい武器を購入しようとしているのは見え見えで、そのためにも服装がちゃんとしていないと取り合ってくれないらしい


おすすめしてくれたところはそれなりにいいところで、そのうえで奴隷やマナーやらのところにも寛大な店らしい


ありがてぇありがてぇ…




「よし、ヘラ、次はこれ着ろ」


「ふぁぁ、こんな可愛いの、着ていいの?」


このやり取り、既に両手で数え切れないほどである


完全に俺の趣味の混じった着せ替え人形となっているヘラだが


出す服見せる服全部を嬉しそうに手に取るのだ

スケスケの服を渡してもその反応をされたので購入することにした


うむ、当たり前だろう、金ならある


それからあれこれと迷い


とりあえず

王道の白いワンピースを着せて店を出た

だらしなくニヤニヤしてるヘラを見ているとこっちも幸せな気分となってくる

何たる幸福空間であろう



「チェリー、次はどこ行くの?」


ふぁー!彼女みたい!

これうちの奴隷なんだぜ!?


…こほん


「武器を買う」





そんなわけでやって来ました門構えから立派な武器屋さん

元の世界のジュエリー店のような感じで武器が置かれておりその値段は目玉が飛び出るようなものばかりだ


こんなんに大金使うバカおりゅ?


おれだぁぁあ……


いや別に馬鹿じゃない、命を守る武器なんだ、死んだら金は無駄になる


うむ



そしてさっきから俺の背中にひしっとくっついて着いてくるヘラ

キョドキョドしてる


「チェリー…わ、私奴隷なんだけどこんなところ入ってよかったのかな…」


なぁにを今さら…


そんなヘラにかっこいいところ見せようと虚勢を張る


「…っ、だ、大丈夫だぞぞ」


張れてない




「お客様、本日は何をお探しでしょうか」


これはこれはみめうるわしゅう…


エルフだ!?

あのとんがりした耳は見間違わねぇ!


整った顔立ち、スレンダーボディ

ふぁ、この世界エルフの発見報告なかったから「所詮魔法世界でもエルフはファンタジー」と言っていたヤツらに超朗報


ついでに俺もそれを言ってた一人だ!



この世界、案外悪くないじゃねぇか!



これが…金持ち!!


「この店で最高の武器を見せてくれ」



そうかっこよく宣言できたと思う


「くすっ、はい、チェリー様ですね、お伺いしております」


はなしとおってんのかい!





「………ごっでりーたいがーすたっふ」


「ある、てみす?」


「……ふらんべるじぇ」


「とら、ヴぇるあ?」


「……ないと、ぐろー」



あぁ、やばい部屋に連れられてしまったのではなかろうか


表に出てた武器とは格が違う


オーラが違うよオーラが…泣きたい


ヘラと二人してなんか難しい名前を読み上げる



二人して目がぐるぐるしてると思う


……これでいっかな!

さて!2人が買った武器は!?

……いや、すいません、書くことない

まとめて予約投稿なので…

…この作者何書いてんだろうな?

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