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えづけタイムだ!

03 餌付けは基本



「ばかばかばかバカァ!」


ヘラはボロ服を気直したら直ぐに俺をポカポカ殴りに来た


なお奴隷の腕輪がなんか作用してるらしく全然痛くない


「ふっ、なんだ、裸見られたくらいで?」


「ばか!えっち!へんたい!」


「おいおい、その手の界隈だとご褒美だぞ?それ」


「知らないわよ!ふん!」


ぷいとそっぽ向くヘラ


女の子特有の匂いが鼻をくすぐる

乾かす魔法やらはないため髪は濡れていてツヤっぽい、正直えろい



ヘラ、そんなヘラが俺の奴隷か…

やばいな?そこらの男に自慢してやりたい

しないけど



…ドライヤーあるんだよな、俺



街に送り出される時に通常の二倍の大きさのキャリーケースを渡された

その中には魔力を変換して使うことの出来る日常生活品がたんまり入っていたのだ



男女平等らしくドライヤーも入っている


…その中にはドローンやら遠距離スタンガンやらの狩り用品もあったがおれは使ったこたァねえ!


スマホもだが、修理には時間を巻き戻す魔法の対応になるらしく、その馬鹿げた金額をみたら怖くて出してすらいない


…いや、うん、さすがに宝くじ当たったからと言ってあの金額は払いたくない


「ヘラ、そこに座っとけ」


「は?…ぅ、わかったわよ」


…今のも命令か

裏切らないという目的で奴隷を買ったのは確かだが


…例に習っていつか解放するもんかね?



あまり余る(使ってないから)魔力を使ってドライヤーを起動する


「ひゃっ!?……ふわ、暖かい風」


「………自分で髪は触れ、そんで乾かせ」


「ん?わかったわ、変な言い方ね」



いざヘラの髪を触ろうとした時に

…女性恐怖症ぎみな部分が顔を出した


いや、別に酷いやつじゃない

どっちかって言うと、触ったら壊れてしまうんじゃねーかっていうヘラの儚げさが…別に儚げでもないが


とにかく躊躇わせたのだ


あぁん?ちなみに童貞だがなんだ?もんくあるのか?



「…ねぇ、あんたってなんて呼べばいいの?」


「んぁー、チェリーで」


「なにそれ美味しそう」


美味しそうって…なにそれこわい



「意味とかあるの?」


「あるぞ、童貞だ」


ぶおおおおおおおおおお…

ドライヤーの音だけになる



「っはぁ!?あんた何言わせるわけ!?」



「あ?なんだその反応」


なんでヘラが顔真っ赤になったんだ?


「ど、どどど、童貞って!意味わかってんの!?」



「いやその反応は俺のでしょ

…もちろん、その通りの童貞だが」


ゲームの名前にチェリーボーイってやると友達からの受け最高なんだぜ?

どことは言わないが未使用なのは世界股がっても変わってないが



「そ、そう!…ふ、ふん!」


ヘラはそう言ってバフんと座る

耳まで真っ赤にしておるが


…なんだ?こっちの世界だと童貞ってやばめのワードだったりするのか?


コンコン


そんな最中扉がノックされる


「お、飯か…ヘラはこれ使って乾かしとけ」


髪は女の命ってよく言うもんな、手入れは大事だろう


…男の命ってなんだろ


こんど掲示板に書き込んでみるか



扉を開けるとあん時のお姉さんがワゴンを引いてきていた


「夜ご飯をお持ちしました…それと学園の詳細と事前に用意しておくものなどの一覧です」


「おおお、マジありがとう」


「…いえ、チェリーさんのサポート…監視も私の仕事のひとつですから」



「いや、そこはサポートで通しておけよ…ところでさ」


そういえば冒険者カードもチェリーで登録したのだわ、なんなら掲示板でもチェリーだし、本名とは別のもうひとつの名前みたいな所あるよな、ここまで来ると



そんでお姉さんにチェリー、チェリーボーイ、童貞とヘラの反応について聞いてみる


「…まぁ、別にそこら辺の貞操観念はあなたの世界と似たり寄ったりですけど、ヘラさん、ですかいい名前をつけましたね、あの子がそういうのに敏感なんじゃないですか?」


「おう、わかるか?女神ヘラからとったんだ……まぁそういう思春期的なやつか」


「あなたも歳的には思春期なんですけど…女神が元ですか、こちらの世界に神話は少ないですが、さぞ喜んだことでしょうね」


「…こっちの世界に来る時色々なぁ、サンキュ、お姉さん、説明通り困ったらベル鳴らすぜ、んじゃー」


「ごゆっくりー」


お姉さんめっちゃ軽いな!

気楽でいいぜ


「ねぇチェ、チェリーぃ」


恥ずかしそうに俺の名を呼ぶヘラ

なんだ、そのモジモジはこっちも恥ずくなるだろう


「この機械、こ、壊れちゃったのかな…」


途中からしょんぼりしながら言うヘラ


あら可愛い、じゃない


ドライヤーが壊れるってどんな時だよ

新品ぞ



ぶおおお…


別に普通だ


「ま、魔力を送って一気に使おうと思ったらさ、止まっちゃって…」


「んー?まぁ後で説明書読んどくわ、さき飯くおーぜー」


ちなみに説明書よんだら一定以上の魔力は受け付けないって書いてあった

説明通りやりすぎは勝手に止まるらしい



「わっ!ウサギ肉じゃない!え!?いいの!こんなのたべて!」


目がキラッキラしながらシチューに浮かぶ肉を掬うヘラ


いや、見てもわからんのだが


「いいぞ、くえくえ」


「はむっ、んっ〜〜!幸せ!チェリー!あんた最高の主人ね!」


うわちょっろぉお!!?


でも言葉にはしない

ヘラ幸せそうやし、うむうむ



飯は品数が多くて豪華って感じだ

事前に高級なもんは使わなくっていいと言っておいたからか数でVIP待遇をする感じかな


こっちの世界の飯も慣れたもんだ

最初は調味料の有無がデカすぎてなぁ…機械世界の飯が恋しかったもんだ


今は勇士達でレシピ開発もされてるが



「ウサギ肉って高級って訳じゃないよな?」


「うん?ええ、そうね…あー、奴隷のご飯って、そういうことで…」


もしかしたらそっち方面では酷い様子だったのだろうか



飯を食い終わりワゴンは部屋の外に置く


「…ふむふむ」


寝転んで資料を読む


学校、学園とやらはお姉さんの監視が届く場所らしく


武器と実力で優劣を決めるとこらしい


卒業する時に冒険者として一定の資格を得ることが出来るそうで

まぁつまるところ単位制か


そんで大事なところはサークル、部活動よな


俺らはそのために入るんだし

冒険者の資格って金で買えるらしいから…うん、そういうこった


…あれ?卒業までの金額と買える資格の最低ライン


いや、何も、見ていない



学園は寮生活でサークル部活動も豊富

更には体育祭やらのイベントもバッチリ抑えている


…というか新設されてまもない、つまりは機械世界の文化に触れてっていう感じだろう


好都合、ますます楽しみになってきたな


「あの、ねぇチェリー」


「んあ?」

いまから事前準備の項目だぞ



「その…」


なんだモジモジして

顔赤いぞ?今日はそればっかだが



「えっちなこと、しないの?」


そのとき、…チェリーに電流が走った

実は数ヶ月前に書きだめたやつなんで内容結構忘れてるんですよ…

そんで最初と最後だけ確認するんですけど、え、なにこれ続きどうなるの?


んで主人公の名前チェリーとか…

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