コント「ザヤク」 ※ゲラゲラコンテストようのコント脚本です。
ツッコミ→ヤクザの若頭
ボケ→ヤクザの組長
ふすまの前でノックする若頭。
ツッコミ「若頭、押利田。入ります」
ボケ「おう! 入れ」
ツッコミ「失礼します」
和室へ入ると畳の上で四つん這いになり尻を向けるボケ。
腰にはタオルを巻いて尻を隠す。
ツッコミは戸惑う。
ツッコミ「組長?」
ボケ「おぉ? 悪いな。こんなみっともない姿さらして」
ツッコミ「いえ、かまいません」
ボケ「とりあえず近くに寄れ」
ツッコミ「はい」
ボケの尻の前まで近より正座するツッコミ。
ボケ「お前に、おり入って相談がある」
ツッコミ「なんでしょうか? 組長の頼みなら、いつでも命はります」
ボケ「入れてくれねぇか?」
ツッコミ「は?」
ボケ「だから、入れてくれって言ってんだ」
ツッコミ「組長、この体制で、それはどういう……」
ボケ「だから! 座薬を入れてくれって言ってんだよ!」
ツッコミ「ザヤク?」
ボケ「痔が悪化したから、座薬を入れてくれって話だ!」
ツッコミ「あぁ、なるほど。座薬でしたか」
ボケ「入れるって、他に何があんだよ?」
ツッコミ「いえ! ありません」
ボケ「こんなみっともねぇ頼み事、信頼できるお前にしか頼めねぇ」
ツッコミ「はい。それでは失礼します」
座薬の準備をするツッコミ。
ボケの尻をマジマジと見て座薬の準備。
ツッコミはよう見えず組長の尻を両手で掴み持ち上げる。
ボケ「ケツ持ちやってるお前に、こんなことさせるはめになるとはな」
ツッコミ「いえ、お気になさらず」
ボケの尻を隠すタオルをめくり尻をまさぐる
ボケ「最近どうだ? 商売は順調か?」
ツッコミ「えぇ。今だとタピオカビジネスが熱いですね。安価で仕入れて、そこそこの値で売れるので、利益が出てます」
ボケ「タピオカ? あ〜ぁ。あのチワワのクソみたいなヤツか?」
ツッコミは無言の後に答える。
ツッコミ「はい。チワワのクソみたいなヤツです」
ボケ「そうか。まぁ、カタギや極道に限らず、商売繁盛が一番だからな? ところで、お前の仕事手伝ってる兄弟分で、アイツいただろ? アイツ」
ツッコミ「あ〜ぁ、アイツですか? それが何か?」
ボケ「アイツ。お前の知らねぇとこで、他の組みと通じてウチの情報を流して、俺らの賭場をサツに潰させたんだよ」
ツッコミ「え? それは本当ですか?」
ボケ「あぁ、とっちめたら吐いたよ」
ボケの尻から目をそむけるツッコミ。
ツッコミ「そんな、アイツが……」
ボケ「おい? 座薬はどうした? 早くしろ!」
ボケの尻に目を戻すツッコミ。
ツッコミ「すみません」
ツッコミの尻に座薬を押し込むマイムをするボケ。
ボケ「お前とさかずき交わした兄弟分だから、大目に見てやったが、もう我慢ならねぇ。アイツは消す」
ツッコミ「え? ですが」
尻に座薬を入れ終わる。
ボケ「おい? もっと奥まで座薬を入れろよ? 全然、入口じゃねぇか!」
ツッコミ「はい」
ツッコミ、指で座薬を押す。
ボケ「昔だったら指つめて破門するが、今そんなことやれば、指切り落とされたって警察に駆けこまれて、組長の俺がムショにぶち込まれる。今後の組のためにも、アイツは消さなきゃなんねぇ。そこで、アイツの始末をお前に頼みたい」
ツッコミ「組長? ですが、アイツは腐っても兄弟分です」
組長「共に死線をくぐった兄弟を消すのは、忍びねぇか?」
ツッコミは尻から顔をそむけて悩み、頷いた後に尻へ目を戻す。
ツッコミ「いえ、組の為です。やります」
ツッコミ、座薬を入れ終わる。
ボケ「いつも汚ぇ仕事ばかり頼んで、すまねぇな」
ツッコミ「いえ、仕事ですから」




