何のタイトルでもいける読書感想文
○○の部分に読む本のタイトルをお書きください。
〇〇という本を読んで感想を書け、と言われたので読むことにしました。
ですが、わたしは普段あまり本を読まないので、まずは読むための心の準備を始めました。
お母さんが一日一杯だけ作ってくれるカルピス。
これがあれば、わたしは嫌な事でも耐えられる、興味の無い本でも読むことが出来る、と強く思いました。
ただ、問題が一つあります。
お母さんが作るカルピスはだいたい薄いのです。
氷も入るので、甘みはより少なくなり、満足感も少ないです。
なので、お母さんに本を読む為に、自分でカルピスを作らせてほしい、と相談しました。
最初は渋っていたお母さんも、「まあ勉強の一環だし、今日だけよ」と許してくれました。
わたしは小躍りしながら台所に向かい、最高のカルピスを作る事を決意しました。
すでにカルピスのレシピをネットで調べていたわたしは、濃縮カルピス、牛乳、ポッカレモン100を準備しました。
そうです。普通の濃いカルピスではなく、また違った味のカルピスを作るのです。
長年の観察から、カルピスの濃さはお母さんの機嫌の良さに関わっている事が判明しました。
お母さんの機嫌が特にいい日は、少しだけ濃いカルピスが出てくる事が多かったからです。
それは確かに美味しかったのですが、わたしは濃いだけでは無く、その先にあるカルピスを飲みたいのです。
それでこそ嫌な事も耐えられるというものです。
こうしてわたしの新カルピス作りが始まりました。
計量カップに牛乳300㏄を計り、コップに入れます。
次に原液カルピス60㏄ですが、わたしは濃いカルピスが飲みたいのも事実なので80㏄入れました。
そして最後にポッカレモン100を30㏄入れて、混ぜます。
ひたすら混ぜた後、氷を入れてさらに軽く混ぜます。
出来上がった物を試しに飲んでみましたが、カルピスと牛乳の甘味にレモンの酸味が加わりさっぱりとして美味しかったです。
ですが、ここにきて甘味が邪魔になる事があるのか~、という感想が頭をよぎりました。
少し甘すぎる、と判断したこの新カルピスは、お母さんにあげる事にしました。
「なにこれ! 美味しいじゃない」とお褒めの言葉を頂きました。
あらためて自分の分を作る事を許されたわたしは、書かれていたレシピ通りに新カルピスを作り直すことにしました。
1㏄の誤差も許されない緊張感の中、わたしはレシピ通りのカルピスラッシーを作りだすことに成功しました。
そうです。これはカルピスラッシーと言われているレシピです。
出来上がったカルピスラッシーは凄く美味しく、甘み、酸味も適度に感じ、すっきりとした後味にわたしの満足感はうなぎのぼりです。
おかげで興味の無い本でも、読書に集中する事が出来ました。
あと、読書しながら飲むのであればストローで飲むことをお勧めします。
本と自分の間にカルピスラッシーを置けば完璧です。
かなり捗ると思いますので、先生も一度お試しください。
読了後カルピスラッシーをお飲みください。美味しいですよ。