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潜入

サーチで鑑定した男を探すと地下にいるようだ。

「セバスさんちょっと来てもらっていいかな」

「御意」

セバスさんを召喚し離れた場所に見える屋敷を見てもらう。

「あそこに賊が入って行ったけど分かる?」

セバスさんは周りを見渡し

「あそこはだいぶ前から空き家のはずです。明かりが1つもついていませんので地下にでもこもっているのでしょう」

「ありがとう、一度戻ろう」

屋敷に転移で戻り、サーシャの無事を確認した。体に問題はなさそうだ。しばらくしてルルが戻って来る

「カイト様、私がつけていた者たちは宿屋から外に出たあと何者かに消されました。」

「わかった。ご苦労様」

丁度今日買った黒いローブを取り出し錬金術スキルで隠密の付与をイメージする。

鑑定 隠者のローブ 隠密

それと認識阻害効果の仮面を取り出す。

「ルルとキック、これをつけて。セバスさん留守は頼みます」

「はい」

「オー」

「御意」

3人は黒いローブと真っ白な仮面をつけて、敵のアジトに転移する。サーチでは地下の人数に変わりはない。跳躍で門を飛び越え屋敷の敷地に遮音結界をかける。そして正面玄関から解錠スキルで堂々と入る。流石に気づいただろう。

「2人とも賊は地下にいるから入り口を探そう」

「カイト!匂いはあっちからするよ」

キックの指差す方に向かうと賊のひとりが様子を見に上がって来たようだ。

「カイト様お任せを」

音もなくルルが賊の意識を刈り取ったので鑑定する。やはり鑑定結果に暗殺者とでる。首筋にナイフを入れ物陰に隠し地下へと降りて行く。

「キックはここで。背中は任せたよ」

「任された」

ルルと地下の扉を開け放つとサーチした通り9人の賊がいた。酒瓶を持ったまま叫ぶ

「何だお前ら?殺せ!」

一瞬で殺気を放ち乱戦となる。

数分後、立っているのは俺とルルだけ。

「残りは奥の部屋だな」

「キックそっちは?」

「変なおっさんが来たから戦闘中?」

「とりあえず殺さない程度に」

「了解」

奥の扉を開けると貴族のような男が立っていた。

「ずいぶんと若いんだなSランクは?」

「ほう気づいていたか?」

「当たり前だ。お前のせいで依頼が失敗したんだからな ふっ占いどうりか試させてもらおう」

指先をパチンとならし

「出てこい」

と叫ぶと部屋の隅の大きな木箱から2体のヴァンパイアが出てくる。

鑑定

「なるほどテイムスキルか」

「ちなみにミスリルソードをあたえている」

たとえミスリルソードをあたえているとはいえ2人にはヴァンパイアごときではレベリングにすぎなかった。

「ふっ  Sランクの実力とはここまで違うのか」

「さっきの占いとは何だ?」

「10 年前に占い師に声をかけられてな、俺はSランクに殺されるとな」

「だったら関わらなければ良かっただろうに」

「俺から関わったわけではない。大樹の方の屋敷の件もな」

「あれも貴様か」

片腕を斬り落とし

「今回の依頼主は誰だ」

「ぐっ依頼主はデール・レイモンド。狙いは聖騎士のポストだろう。聖騎士のクリスと同期らしい」

「なるほどそれで解呪のポーションが邪魔な訳か?」

「そうだ。頭もキレるようだな、ぐっ 地下にお前の大好きな奴隷がいるおまえの好きにしろ」

そう言い放つと真っ直ぐ俺に向かってくる。ルルが横からそいつの首を斬り落とした。

スキル最大レベル

鑑定

アイテムボックス

聖魔法

木工

剣術

風魔法

空間魔法

土魔法

弓術

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