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はじめての誘拐

【暗殺者サイド】

「グリッジ様、またレイモンド家より依頼がありました。Sランク冒険者より解呪のポーションを奪えとの事です。」

「例の冒険者か、いくら出すと言っている?」

「大金貨50だそうです」

「この前と同額か。全くこれだけあればもっとやりようがあるものを。まぁいい。前金だと伝えろ」

「かしこまりました」



指名依頼の報告をして過ごすこと数日。定期的に王都に足を運ぶサーシャを送り届け、ついでに武器屋などを覗いていた。怪しさ満点のフード付きの安いローブを3つ購入し、ぶらぶらと広場に出たところで人だかりを見つけた。

「誰でも聞いていってくれ」

立て札には 建築の今後と若手の育成と書かれていた。5名ほどの代表者が発表しそれを自由に傍聴できるようだ。ではでは先生方 鑑定させていただきましょう。

スキル 土木を獲得しました

スキル 建築を獲得しました

スキル 築城を獲得しました

様々な知識が流れ込んでくる。

この世界のスキルの凄さを再認識させられたところでワールドに入り自然を満喫して昼寝をした。


「カイト様よろしいでしょうか?」

「んっセバスさん?」

「先程セリナと街に買い出しに行っておりましたが何者かにあとをつけられておりました。念の為屋敷を警戒しておりますが、そちらもご注意ください」

「わかったそっちは頼んだよ」

「かしこまりました」


念話でサーシャに話しかけるが返事がない。

すぐにワールドから出て王都に戻るとすでに夕暮れ時となっていた。本来ならサーシャから既に連絡が来ているはずだ。サーチを使いサーシャを探す。王都には反応がない。これは攫われたとみるべきだろう。眷属召喚で強制的に呼び戻すこともできるがそれでは敵の足取りが掴めない。サーチ範囲を拡大すると南の峠近くを移動している点を発見する。

「よし」

峠まで転移し物陰から様子を伺う。荷馬車に男が4人と大樽がある。多分あの中だろう。

「サーシャ聞こえる?」

ダメか返事がないので眠らされているんだろう。荷馬車の前にファイヤーウォールを放つの同時に転移で荷馬車に移動。

「何?」

すかさず大樽脇の男に蹴りを入れ立ち上がってきた男には裏拳。大樽を担いで荷馬車を降りる。レベルかスキルか分からないが大樽はサーシャごと片手で持ち上げらた。すぐさま大樽を持ったまま駆け出し追っ手にはウォーターウォールを放った。姿が隠れられるところまで来ると転移で距離を取り相手の動向を伺う。まだ俺を探しているようなので屋敷に転移し大樽からサーシャを救出。念の為キュアと回復をかけセバスさんに任せた。

転移で峠に戻り後は男たちを尾行すれば良い

「ん?別れて行動か?」

二手に分かれるようだった。

「ルル?今からこっち来れる?」

「はい大丈夫です」

「眷属召喚」

目の前に召喚したルルと打ち合わせしこちらも二手に分かれて追跡する。1人は馬に乗って王都に戻って行くので俺はそれを追跡した。

王都の宿屋に入って行った男は、あたりが暗くなる頃、全く違う格好で出てきた。鑑定とサーチがなければ気が付かないだろう。

男は貴族街に入って行くととある屋敷の中へと入って行った。

「ルル?そっちはどう?」

「はい、あの後暗くなるまで辺りを捜索していましたが今は宿屋で酒を飲んでいます。」

「わかった、もう少し頼むよ」

「はい」

スキル最大レベル

鑑定

アイテムボックス

聖魔法

木工

剣術

風魔法

空間魔法

土魔法

弓術

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