冒険者ギルド
門には皮の鎧の男が立っている。
「身分証は?」
「ありません」
「じゃぁ銅貨3枚とこれに手をかざしてくれ!」
銅貨を渡し石板に手をかざす
「よし、問題ないな!冒険者ギルドで登録すれば次からはギルドカードだけでいいからな」
「ありがとうございます。ちなみに冒険者ギルドはどちらでしょうか?」
「正面の剣と盾の看板がある建物だ」
「ありがとうございます」
「ああ」
少し微妙な顔をされてしまった
町に入ると獣人族を見かけた さすが異世界
差別的なものはないんだろうと思う
早く仲良くしたいもんだな。
そして絡まれませんように。
そう祈りながらギルドに入ると
時間帯なのかガラガラだった。
「すいません冒険者の登録をしたいのですが」
受け付けの女性に話しかける
「こちらに手を当てていただけますか?
はいっ問題ありませんのであとは銅貨5枚と
こちらにサインをお願いします。
ありがとうございます。少々お待ちください」
後ろ姿に鑑定をしたところ
スキル 生活魔法 聖魔法1 格闘術3をコピーできた
格闘術3 であれば中級者レベルだ
んーこれは怒らせたらやばいな!
「カイト様お待たせしました
こちらがギルドカードと町の簡単な
案内図になります」
「あっありがとうございます えっと」
「サラと申します」
少し頭を下げてお礼をし
その後 ギルドランクの説明などをしてもらい
素材の買取をお願いした。
買取はギルドの裏にあるため一度外へ出て回り込み
倉庫前に行く。ここにも受け付けがあり
人がいれば直接の買取も良いとのこと
時間帯なのか今はいなかったようで
サラさんが対応してくれた。
「それで買取品は?」
アイテムボックスから100kg程度の森豚と
ビラットを出す
「カッカイト様⁈」
スキル最大レベル
鑑定
アイテムボックス